(C)Two-Way/国語/漢字/3年漢字文化の授業                                                                                                   秋田県    三 浦  弘


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子供に知的興奮を与える漢字文化の授業


全体を5つのパーツに分け,それぞれにつながりを持たせながらテンポ良く授業を展開する。漢字文化の授業は子供に知的な興奮を与える。


1.導入は山,川,目

1.漢字は,物の形から出来たものが多いです。「山」はどんな形から出来たのでしょう。空書きしてごらん。

「その通り!山の形からできたんです。」と言って確かめる。

2.「川」はどんな形から出来たのでしょう。同じように空書きしてみなさい。   

「これも,まさに川の水が流れている形からできたのですね。」と言う。

3.では,「目」はどういう形から出来たのでしょう。

子供たちは,やはり「目」の形からできたのだと言う。板書しながら,「そうです。このように横になっているのを縦にしてできました。」と簡単に説明する。

2.日,月,夕

1.では,この絵から出来た漢字は何でしょう。

2.丸からだんだん四角に変わり,「口」という字になりました。けれども,お日さまはただの丸じゃないよということで点を入れました。そうして,「日」という字になりました。

3.この絵から出来た漢字は何でしょう。

4.雲が少しかかったお月さまです。「月」という字が出来ました。

5.月が山から見えています。何という漢字が出来たでしょう。

6.夕方を表す「夕」という漢字です。

3.明

1.では次ですが,この漢字。「明」の「月」は月を表していますが,「日」は何を表しているのでしょう。A太陽,Bまど,C星,この3つのうちのどれでしょう。

2.正解はBの「まど」です。
  昔は,今のような照明はありませんでした。外は真っ暗で,家の中でもほのかに明るいという程度でした。窓から差し込む月の光は,とっても明るく感じたのです。

4.「にくづき」の漢字

1.「有」という漢字は,昔はこのような字を書きました。(板書)「自分の物として持つ」ことを表した字です。ところで,この字にある「月」はお月様の月ではありません。「ナ」は「持つ」という意味ですが,何を持っているのでしょう。A貝,B肉,C石のうちのどれでしょう。

2.答えは,Bの肉です。(成り立ちの絵を見せる)

3.この「月」は「にくづき」とよばれる部首です。「にくづき」は,肉や体に関係した漢字に使われます。例えば,「胃」なんかもそうですね。他にどんな漢字があるでしょう。にくづきが付く漢字をできるだけたくさんノートに書きなさい。3つ書けたら持ってらっしゃい。

黒板に書かせる。骨,肌,腸,脳,肺,腹,背などが出る。

5.人の体から生まれた漢字

1.漢字の中には,人の形からできたものも多いです。例えば「人」という字は,人のどんな姿から出来たのでしょう。絵に描いてごらん。

2.実は,人を横から見た形からできました。(絵を提示する)

3.では,「大」という字は,どんな形からできたのでしょう。立ってポーズを作ってごらんなさい。

4.「大」は,両手を広げて立った形からできました。

5.では,これはどうですか。(絵を提示)この形からできた字は何でしょう。ノートに書けたら持ってらっしゃい。

6.足を交わらせる様子から「交わる」という字になりました。交通や交差点の「交」です。学校の「校」にもこの字が入っていますね。これは,先生と子供たちが交わって教えたり習ったりするところという意味です。

7.では,両手両足を広げて立っている人の下に線が一本。この形から出来た字は何でしょう。

8.同じように,両手両足を広げて立っている人の上に線が一本。この形から出来た字は何でしょう。

9.頭の上に大きく広がる「天」の字を表すのです。

10.では,人の上と下にそれぞれ一本。どんな字が出来たでしょう。

11.天と地との間に堂々と立つ人。これを中国では「王」とよんだのです。

6.漢字の成り立ちについて

1.漢字は日本でできたものもありますが,もともとは中国で生まれました。これまでに全部でいくつぐらい作られたと思いますか。

2.実は,何と5万以上もあるのだそうです。たくさんの数です。このことは「字」という漢字の成り立ちを見れば分かります。上側の「うかんむり」は,「家」を表します。下の「子」は,赤ちゃんを表し,家の中で次々と生まれる子供のように,字が増えるという意味です。ちなみに,中国の小学生は,2500字習います。日本は1006字です。

3.今日の授業の感想を書きなさい。

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1,5,6は,小林幸雄氏の追試。http://www1.harenet.ne.jp/~kobayuki/2nenkanjinojugyou.htm

2は,近藤光弘氏論文の追試。(「向山型国語教え方教室NO.006」明治図書)

3は,細羽朋恵氏論文の追試。(同上)

4は,田中裕美氏論文の追試。(同上)
参照:野崎史雄氏HP(このまま授業で使えるおすすめサイトです。)http://www3.justnet.ne.jp/~Bopper/nozaki/kanji-top.htm