’00.12.20

                                                     NO.140



 


詩の授業〜たんぽぽ
 

                           

○ 授業の流れ(構想)

 

 範読からいきたいところだが、あえて子供たちに読ませてみる。列指名で5人ほどに読ませる。読みの躓きをチェックする第一の発問。


発問1 「お日さまのまごだから。」の「まごだから。」は、どのように読めばいいですか。
 

「きいた。」とあるから、語尾を上げる昇調読みでなければならない。


指示1 そこに気をつけてもう一度、みんなで読んでみましょう。
 

「、」でひとつ、「。」でふたつ休むように教える。句読点を意識した読み方を徹底させねばならない。
できたら、褒め言葉を忘れない。


指示2 先生の後について読みなさい。
 

 いわゆる一行読みの連れ読み(追い読み)させる。


指示2 さて、もっと、すらすら読めなければなりません。このぐらいの早さで、このように読み  

ます。よく聞いているんだよ。
 

 ここで、範読する。教師がこのように読むのだという見本をしっかりと示す。


指示3 全員立ちなさい。自分で何回か読んで練習しなさい。上手に読めるようになったなと 

思った人から座ります。
 

 低学年であれば、このくらい徹底的に音読させたい。

 ここで視写させる。きちんと全員、視写できるクラスは力のあるクラスである。


指示4 この詩をそっくりそのまま、ノートに書き写しなさい。いいですか。そっくりそのままで
    す
よ。できたら、先生にノートを持っていらっしゃい。
 

 おそらく誤字脱字を含めて、「 」の使い方などきちんと写せていない子供が数人いるはずである。
 こういう指導は、本来1年生から徹底して行うべきである。


発問2 では、先生問題です。分かるかなぁ。難しいぞ。第一問。「たんぽぽさんって、・・・・・・ 

まごだから。」と聞いたのは誰ですか。
 

 子供たちは、すぐ「ちょうちょう。」と言うであろう。


発問3 すごい!第二問。ちょうちょうに聞かれたのは誰ですか。
 

 これもまた、すぐ「たんぽぽ。」と即答できる。


発問4 こっから難しいぞ。ちょうちょうさんの言うことが本当なら、たんぽぽは、ひまわりさん 

の何ですか。(  )に合う言葉を書きなさい。
 (板書)たんぽぽは、ひまわりさんの(   )。
 

 


発問5 では、たんぽぽは、お日さまの何?
  (板書)たんぽぽは、お日さまの(   )。
 

 


発問6 (板書)ひまわりさんは、たんぽぽの(   )。
 

 


発問7 (板書)ひまわりさんは、お日さまの(   )。
 

 


発問8 (板書)お日さまは、ひまわりさんの(   )。
 

 


発問9 (板書)お日さまは、たんぽぽの(   )。
 

 


発問10(板書)ちょうちょうさんは、たんぽぽの(   )。
 

 変化のある繰り返しでたたみかけるように聞いていく。最後の発問である。


発問8 たんぽぽさんは、なぜ「うふん」とわらったのですか。「〜から。」とノートに書きなさ 

い。
 

 


・恥ずかしくて、照れたから。
・そんなことも知らないのと思ってちょうちょうを小馬鹿にしている。
・うれしくて。
・いばって。
・おかしな事を言うなぁと思って。
・そんなわけないでしょと思って。 
 

 このような意見が出されるであろう。
 学級の実態によっては、吹き出しでも作って、ちょうちょうさんに聞かれてどう答えているか書いてごらんと問うこともできると思われる。
 いずれ、出された意見を検討させたいところである。
 または、教師側で、これは「ちょうちょうが、おかしなことをいうもんだなぁと思ったから」は○か×かというようなAかBかという聞き方も考えられるであろう。

 

 以上のほかにも次のような発問も考えられる。


この詩に文はいくつありますか。
 

 


ちょうちょうは、タンポポに止まっているか、とんでいるか。
 

 


一日のうちのいつですか。朝、昼、夜?
 

 さて、先ほどの私自身の解としては、たんぽぽは、春の暖かい日差しを受けて春風にかすかに揺れながら「うふんと わらった」のだと考える。
「うふん」には、どことなく気持ちのよい春を感じているような語感を持つし、「わらった」のだからいっぱいにお日さまにあたって花を開いている、そんな春の訪れを喜びいっぱいに感じているイメージを持つのだがいかがなものか・・・? 

  (教材詩)


  たんぽぽさんって、
  まぶしいのね。
  ひまわりさんの 子で、
  お日さまの まごだから。」
 と、ちょうちょうが きいた。
 たんぽぽは、
 うふんと わらった。           ※こくご二上たんぽぽ(光村)
 

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