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NO.34
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音声言語指導(聞く力を育てる)の必要性について |
1.「聞く」という活動について
言語活動は、「話す」「聞く」「書く」「読む」の4つから成り立っている。「考える」という活動も含め5つの活動形態があるとも言われている。
ここでは音声言語活動のひとつ「聞く」という活動にこだわって述べることにする。
もともと「聞く」という活動は、「話す」という活動と切っても切れない関係にある。「聞く」と「話す」は表裏一体のものである。
そもそも「話す」という行為は、聞き手という他者の存在があって初めて成立する。話し手が話しかけ、聞き手がそれに応じ、さらに話し手がそれを受けて話すことで相互交流が始まるからである。
コミュニケーションとは、こういうことである。
新学習指導要領では、「話す・聞く」が読点ではなく中黒で結ばれ、一体化されているのはこうした理由によるところが大きいと認められる。
野口芳宏氏は次のように言う。
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発達段階的に考えると、「聞く」という活動が始まりになる。人は生まれながらにして、特別な訓練をせずとも「聞く」活動を覚え次々に言葉を習得していく。粗く言えば、発達とともに備わってくるのである。
よって、言語の発達のプロセスにおいて、「聞く」ということはその最も基底になるものである。
また、この「聞く」という活動は、もともと理解の活動・思考の活動である。したがって、「分かっているようで分かっていない」「理解したつもりが理解していない」というようなマイナスの因子を持っていることも否めない。
目に見えない活動であるだけに、その指導も疎かになりがちである。そこに、学習活動としての「聞く力」の育成の必要性が生じてくると考えている。
2.「聞き方」指導のポイント
そこで、野口氏が言われるように聞き方の指導においては、(A心構えの指導)(B態度の指導)(C技術の指導)を構造的に包括しながら、即時的に日常の指導を試みていきたいところである。
さて、Cの「技術」であるが、具体的には次の様なものがあると思われる。
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これらは、子供たちが主体的に学習していく上で必要最低限の不可欠な技術である。そういう学力の基礎とも言える「学び方」を会得せずして、「生きて働く力」など育とうはずもない。子供の現時点での「聞く力」を押し測り、その技術を高めるきっかけになるような指導及び実践を教師は積み重ねて行かねばならない。