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【ビバ!幼稚園】最後のお誕生日大作戦1



 2001年5月には息子の誕生日がありましたが、この日の近辺は何やらとても大変でした。

誕生日には学校で皆でケーキを食べると聞いていたので、前の週にはケーキ屋さんに

サッカーのフィールドの形のケーキを頼んで、それから学校に行き、何時に持って

行ったらいいかとか、他に必要なものはあるかとか、いろいろ先生と話したのであります。

その帰りに学校の事務所に寄ったら、小学校に入るための手続きをすぐにしてくれと言われて、

その場で書類を書いたのですが、なんと予防接種をいくつかしなければ小学校に入れないと

言うことが分かったのでした。

がーん。

今までお医者のお世話には、顎を切った時のただ一度だけだったので、

よ、予防接種ってどうしたらいいんだ、と息子の同級生のお母さん(医者だと聞いていた)に

電話をして教えて貰おうとしたところ、眼医者だからよく分からない、でも友達の医者に

聞いてみると言ってくれて、ともかく電話を待つことにしました。

それが誕生日の週の前週末。



 さて当初誕生日会の予定は27日と28日。

息子はなんと35人をパーティに招待したいと言いだしました。

ピザ屋さんの予約は20人で入れてました。

息子には全員呼ぶことは不可能なので削ってくれと頼んだのですが、

削ることがどうしても出来ないらしいので、

年少年中組とは27日に家で、年長小学生組とは28日にピザ屋で、と

分割してやることにしたわけです。

やり過ぎかもしれませんが、これがポルトガルでの最後の誕生日かと思うと、

出来る限りのことをしたいなあと思ったのでした。

招待したい家一軒一軒に電話をして確認したところ、息子と一番仲良しの男の子が

2人来られず、また何人かも来られないので、最終的に28日は25人ピザ屋さんに押し込み、

息子と仲良しの男の子は別途26日に遊園地へ連れて行くことにしました。

27日は結局家には誰も呼ばず、安息日にしようかと思ったのですが、一人どうしても

パーティに行きたいけど行けない、と言う男の子が出てきてしまったので、

もう乗りかけた船で27日もどっかで遊ぼう、と言うことになったのであります。

ちなみに27日の夜は学校の先生を日本料理のレストランに招待、と言うハードなスケジュール。



 5月の誕生日当日は学校にケーキを届け、26日と28日の招待状を渡しました。

26日に3人、28日には22人、が最終人数です。

去年マクドナルドで誕生会をやった時は、先生との打ち合わせのミスで

支店名を間違えて招待状を出してしまうというどチョンボをやっているので、

今年はとても慎重でした。

招待状は自分で書く。

テレピザには何度も事前に確認に行く。(電話だと怪しいから)

そして後は当日が来るのを待つのみ・・・・。(当日と言っても3連チャン)



 5月26日金曜日。

この日は息子と友達3人を学校に直接迎えに行き、コロンボと言う巨大ショッピングセンターの

中にあるプレイセンター(遊園地)に連れて行くことになっており、気合が入ってました。

なんたって、私たちはガイジン。

それでもって、他人様のお子様を家の中ではなく外で遊ばせる。

間違いがあっては絶対になりません。

遊園地のガキんちょ4人がどういう状態になるのかは火を見るよりも明らかです。

そこで、派遣ベビーシッターで、今では友人のブラジル人ルアニに助っ人を頼むことにしました。

彼女は子供の扱いがうまい上に、何かあった時にはとても頼りになるからです。

これで大丈夫、と思っていたら何とダンナもこの日は半休を取ってくれて、3人体制となりました。



 ルアニは遅刻常習者なのですが、この日もやっぱり遅刻しました。(^^;)

車で幼稚園に子供達を迎えに行きます。

私の顔を見るや先生が、子供達の名前を大声で呼び、4人がドドドドッとやって来ました。

口々に何やら叫んでいるのですが、子供の話すことは

何が何だか分からない〜。

ともかく移動すべし!

と言うことでしゃべりまくり叫びまくりの子供4人を車に押し込み、皆で

ショッピングセンターに移動しました。この時4時半。

車の中は黄色い子供たちの声でパニック状態。

歌を歌って大騒ぎ。

ロドリゴと息子が喧嘩を始めます。

「こりゃあ、幼稚園の先生って大変だよなー。」と、ダンナがゲンナリと

した顔で言いました。



 コロンボに到着しました。

駐車場に着くなり、子供達がキャーと叫びながら散り散りに走り出します。

「こらこらっ! 危ないから走るなぁぁぁっっっ!!」

と言いながら大人3人で捕まえに走るのでした。(こらこら走るなっっっ!

この日何回言ったことだろう・・・。)

プレイセンターで2時間ほど遊ばせましたが、この間にロドリゴが私にわざとまとわりつく

(息子の嫉妬心をかきたてるため)ので、息子がヤキモチをやいて怒るわ、皆でケンカするわ、

突然走り出すわ・・・・・。

でも遊具で思い切り遊んでいる皆はホントに楽しそうでありました。

まあそりゃそうだなー。遊び放題だもんね。



 それからピザ屋に連れて行きました。

「ピザ食べよう!」と言うと皆ニコニコしている中、マヌエルだけが暗〜い顔をしています。

「どしたの、マヌエル。」

「ぼく、ピザきらい。」

「えっ。」

「ピザ食べたくない。」



 がーん! ピザが嫌いな子供なんているんかい!

「うわー、ごめんね。知らなかったよ。食べられないの?」

「たべられない。きらいだから。」

ひゃー。

「何なら食べられる。ハンバーガー買って来てあげようか。」

「ハンバーガーいらない。ポテトがたべたい。」

「ポテトね。マクドナルドのポテトでいいのね。それだけ?」

「うん。ほかのはいらない。」

「ほんとにいらないの? それだけじゃおなかすいちゃうよ。」

「いらないよ。」

「分かったわ、ちょっと待っててね。」



 ルアニとダンナにその場を任せ、慌てて向かいのマクドナルドに走りました。

ポテトを買って戻ると、私の手元のポテトを見てマヌエルがにっこりと笑います。

満足げなのでホッとしました。



「ねえ、失敗したねえ。やっぱこういう時はさあ、ケーキあった

 ほうがいいんじゃないのかしら。」

「おっ、そう言えばそうだなあ。」

「ここ、ケーキないよねえ。ピザハット」

「ねーだろう。」

「買って来ようかなあ。」

「どこ売ってるの。」

「コンチネンテだったらケーキのコーナーがあったような。」

「俺、わかんねえよ。」

「うん、いい、私行くから。ここ宜しくね。」



 ルアニが「私も行く。」と言うので一緒にコンチネンテに走ります。

果たして5人にはとても大きそうなケーキがどかんと1つあったのを買って、

それからまたピザハットに戻りました。

子供たちは退屈そうに待っていました。

(うー、我ながらなんて段取りが悪いのだ)

しかし気を取り直して、ルアニが仕切ってくれてハッピーバースデーの歌を歌います。

この歌を歌うときはいつでも、子供たちってばあっと言う間に元気になるから不思議。



 さあ再び遊ばせにプレイセンターへ。

子供達を遊ばせながら、携帯でそれぞれの親に電話をしました。

マヌエルとロドリゴの両親はコロンボに既にいたので迎えに来て貰います。

「お誕生日おめでとう。」

「ありがとうございます。」

親が迎えに来てもエキサイトした子供たちは遊び続けていました。

マヌエルのお母さんに「マヌエルってピザ食べないんですか。」と聞くと

「あの子はねえー、何にも食べないの。もう好き嫌いが多くて。」

「嫌いって知らなくてピザ屋さんにしちゃってごめんなさい。」

「ああ、いいのいいの。気にしないで。あの子の食べられるものなんて

 そうそうないんだから。」

へええ。仲良しなのにそんなの知らなかったなあ。



 ロドリゴが帰り、マヌエルもバイバイと言いながら両親と手を繋いで帰りました。

あ、あとはアンドレイか。あとちょっとだあ。



 ヘトヘトになりながらアンドレイを車で家に送り届けたのが9時半。

ご、5時間かあ。

ルアニもダンナも私もクタクタであります。

なーんか、走りっぱなしだったなあ。3人体制でホントに良かった。

ルアニのアパートに送って行って、そしてやっとこの日が終わる、終わるはず。

息子は既に夢の中です。

ああ家に着いた・・・・。



 疲れた・・・・。 本当に疲れた・・・・。クタクタだあ。

でも翌日はなんと息子の日本語補習校の日だったのを忘れていました。

これからお弁当作らなくちゃ・・・。(T_T) うあーーー!


(つづく)

 


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