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【食事】禁断のお酒2
アブシントって一体?「それ、何?」と聞くとジョンが
「アブシントは、アルコール度数が恐ろしく高くて、飲むと、
イッちゃうんだよ。そりゃあもう、何て言うか。」
何、酒豪のジョンがそこまで言うか。
「アレは、ドラッグと同じよ。危険よ。死をもたらすわ。」
「どんなお酒。」
「緑色で、ちょっと甘くて、恐ろしく強いのよ。私には飲めない。」
「どこで飲めるの。」
「どこでも飲めるよ。バーとかに置いてるね。
ただ気を付けなくてはいけないのは、1ショット2ショットならいいけど、
調子に乗って飲まないことだ。
1ショット2ショットでもうドッカ〜ンって感じだもん。
それ以上飲むと、死ぬぞ〜。」
「へええ。」
「肝臓が一発でやられるわ。」
「へええ。」
「スーパーでよく見かけるけどね。俺、どうしても自分の家に置く
気にはなれないや。きっと飲み始めると理性がきかなくなる。」
「え、スーパーで売ってるの?」
「売ってる売ってる。ずらりと。」
「そんな危険なものなのに?」
「だって〜、別に法律で取り締まられてるお酒じゃないもの〜。」
「うわ〜、飲んでみたいなあ。1ショット2ショットなら飲んでも大丈夫?」
「そこで理性を抑えてそれ以上飲まなければね〜。それでも十分
酔っぱらっちゃうよ〜。」
「そうだ、じゃあこうすればいいんじゃない。」
私の頭にしょうもない閃きが。
「アブシント、スーパーで買って、2ショットぶんグラスに注いで、
それで理性がきかなくなる前に流しに捨ててしまえば?
もったいないけど・・・。」
「う〜〜〜ん。」と二人ともニヤニヤしながらこちらを見ておりました。
と、言う会話をしたのが実に半年前・・・。
ピンゴ・ドースと言うスーパーに行く度にずらりと並ぶグリーンの瓶の
アブシントを横目で見ながら、「死ぬぞ〜。」と言うジョンと
フランシスカの話を思いだし、買わないでいたのですが・・・。
昨日、買ってしまった。
2190esc.
アルコール度数57%
もっと強いお酒飲んだことあるから、大丈夫そうな気がする。
そして1ショット、2ショット。
薄いグリーンのキレイなお酒です。
ちょっとなめたら、ペパーミントの香りと、ちょっとした甘さと、
そしてビリリと強〜いアルコールの感触が・・・・。
おおっ、美味しいではないですか。(^^;)
胃にすごい悪そうだけど・・・・。
理性は働き、2ショット以上は飲んでいません。
ジョンが言うほどドッカーンともなりませんでした。
量が少ないのでホローと酔った感じであります。
でも流しに捨てるまでの理性は働かず、食料棚にしまい、
その日はそのまま寝ました。
翌日、別件でジョンから携帯にメッセージが入りました。
返事を書くときに「ところで、アブシント買ったよ。」と書いたら
すぐさまピピッと返事が。「飲むな。」
「もう飲んじゃったよ。」ピピッ。
ピピッ。「どうだった。」
「小さなコップに2つ。美味しかったよ。」ピピッ。
ピピッ。「まだ持ってるのか。」
「持ってる。」ピピッ。
ピピッ。「飲むな。捨てろ。本気で言っている。」
そこまで読んで、メッセージで会話しなくても直接話そう、と
思って電話をしたら、
「クリ、悪いことは言わない。今すぐ流しに捨てろ。
頭、おかしくなるぞ。肝臓も破壊されちまう。」
「だって、市販されてるものでしょう。」
「普通の人が家に持つ分には構わない。でもクリの場合は
ダメだ。酒好きの人は絶対にアレを家に持っていてはいけない。
頼むから約束してくれ。今すぐに流しに捨てると。」
「そんなにすごいことになるの。」
「クリに死んでほしくない。」
「・・・・。 分かった。この電話切ったら捨てる。」
「約束だぞ。絶対捨てろよ。絶対だぞ。」
そんなにすごいのか・・・。
言われた通り、電話を切ってからすぐに台所に行き、
グリーンの瓶のフタをあけて、流しにグリーンの液体をトクトク
落として行きます。甘い、ペパーミントの香りが広がります。
ううっ、もう一口飲んでみたいなあー
という誘惑を振り払い、最後の一滴を流しに落として、
蛇口をひねり、微かに残る緑色の液体を流しました。
さよーなら、
きっともう二度と飲むことのない禁断のお酒アブシント。
その後もピンゴ・ドースに行く度、アブシントを見かけます。
買ってみたいなあ、と言う誘惑に時々かられますが、
きっともう買わない・・・・。
買わない・・・・と、思う。(^^;)
これが禁断のお酒アブシント