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2000年の夏、イギリスの大学院に留学してしまった仲良しのメキシコ人マリシオが、研究論文を完成させるためリスボンに
2週間ほどやって来ました。ブルガリア人のアンゲリーナ、
スペイン人のスザンナと、懐かしい仲間で集まって、カスカイスの
ギンショで皆でお昼ごはんを食べます。海沿いのレストラン、
皆それぞれの料理と飲み物を頼みました。
ヴィーニョ・ヴェルデとビール、それぞれ飲み物が違います。
アンゲリーナは妊娠中なので、お水であります。
「サウードゥ。(乾杯) お帰り〜、マリシオ〜。」と私が言うと、
「チンチーン。」とスザンナが言いました。
それを聞いて、私がニヤリとしてスザンナに
「スザンナ〜、チンチン、って日本語で何のことだと思う?」
と聞くと、
「えっ、なになに?」と興味を示しました。
「あのね、男の人のアソコのことなんだよ〜。」と言ったら、
マリシオが爆発したように笑い出しました。
スザンナは「やだ〜、じゃあ日本じゃ言えないわね〜。」
と笑っています。そこにアンゲリーナが
「それは子供のなの。」と聞くので
「子供でも大人でも、共通だよ。」
って言うと更にマリシオが爆笑しています。
「ブルガリアではね、」と、アンゲリーナがきょろきょろ辺りを
見渡した後、「ピシュカって言うの。」
「へええ〜っ。じゃあ、ピシュカピシュカ(ウィンカー)なんて、
恥ずかしい 言葉なんだね〜。」
くっくっく、と皆笑っています。ちょっと淫靡な感じ〜。(^^;)
「まあ、ピシュカは子供のだけど。」とアンゲリーナが言うので、
私は「じゃ〜、大人のは何て言うの。」と聞いてみました。
マリシオはお腹を抱えて笑っています。
「大人のはね、」またきょろりと周りを見渡し、ちょっと顔を
赤らめて恥ずかしそうに「Rui(ルイ)って言うの。」
「Rui??」と私が聞き返すと、アンゲリーナはシッと言います。
「じゃあ、ルイ・ジョルジュなんて名前は〜。」
どわっはっはっは、と皆で大笑い。
「ルイ・コスタなんて悲惨だわ〜。」
ちなみにルイ・ジョルジュもルイ・コスタも有名なサッカー選手
です。
「だからね、私生まれてくる赤ちゃんには、絶対ルイって名前は
つけられないの。ブルガリアに連れて帰れなくなるから。」
と、アンゲリーナは言いました。そりゃ、そうだー。
この手の「部分」を示す言葉は結構いっぱいあって、聞くのも書くのも
赤面ものなのですが、例えばtomateは普通単数形で使い、複数形の
トマテス、とは言うなと先生に言われました。
複数になると男の人のタマタマをさすらしい・・・・。
各国、音は同じでも意味が違う言葉があったりして面白いですね。
サカナがポルトガルでは違う意味になるので禁句、と言うことを
知っている日本人は多いと思います。よくタクシーの運転手さんとかが
罵り合う時に「サカーナー」とか言ってるのを見かけますが、
恐ろしく酷い罵り文句とかではなくて「この野郎!」「恥知らず!」
くらいの感じみたい。それよりも言ったらヤバイのがフデ。
英語で言えばファック!みたいな感じで、意味はファックよりも
結構強いみたいであります。中国雑貨店に行ってたまたま筆を
見かけたとしても「あっ、フデ!」なんて言ってはいけません。
(私はやっちまいました。)
サッカー観戦に行くと、いろいろな罵倒文句を耳にします。
それをそのまま覚えて、ポルトガル語の先生に「これ何て意味?」
と質問すると「おお、クリ、そんな言葉は覚えないように。」と
顔を真っ赤にして言います。(^^;)
カブラオン(ヤギの増大辞だけど、「どうでもいい女に惑わされる夫」
と言うのが本来の意味で、やはり罵倒語として使う)なんて
どこがいけない言葉なんだか私には良くわかんないですけど、
ごく親しい人の前で「こんな言葉知ってる」ってつぶやいてみたら、
真っ赤な顔で爆笑していました。インパクトあるのね。
フィーリョダプータとか、ヴァイパラオカラーリョ、とかも
サッカー場でよく聞きますが、それを連発している人のことを
他の人が驚いたように見ているから、やっぱり口にするには
普通ではない言葉でしょう。
俗語辞書で引くと、
プータは売春婦の極端に酷い言い方ですが、フィーリョダプータ、
で「売女の息子」。カラーリョに至っては俗語辞書にも載ってません。
(確認したらこれも男性の性器の最も醜い呼び方だそうな。)
直訳で考えると、真っ赤になるほどすごい意味でもないようなんだけど、
きっとポルトガルの人にはメチャメチャ恥ずかしい言葉なんだろうなあ。
(今回はカタカナ表記のみで失礼致します。)