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ケン・ババ



 ダンナのお仕事の一つに、日本からの出張者のスケジュール手配、

って言うのがあります。

宿泊ホテルやら、スケジュール調整やら、こまごまとやるらしいのですが、

いつものように、ダンナのところにまた東京から出張者がやってくることになりました。

音としては実名と同じなので書き控えていたのですが、もうそろそろいいかなあと思い、

この話を書くことにします。



 その出張者がやってくる日、ダンナは空港にピックアップに行きました。

無事に出張者に会うことが出来、タクシーを拾って手配しておいたホテルに連れて行きます。

出張者さんの名前は『馬場健』さん。(同姓同名の方がいらっしゃったら申しわけありません)



 ホテルのフロントで「あの〜今日から3日間宿泊予約入れているんですが。」と

ダンナが言うとフロントの係の方は「お名前をどうぞ。」と言いました。

「えー、ケン、ババ。」

一瞬、係の人は「えっ。」と言う顔をしてダンナを見つめました。

「もう一度、言って貰えますか。」

「ケン、ババ。」

「ケンババ・・・・。」

「はい、ケン、ババ。」

「ケン・・・・・ババ・・・・。」

係の人は大変複雑な、そう、なぜかニコニコすると言うよりは困ったようなにやついた表情で

コンピューターを叩きます。

「ああ、Mr. Ken Baba。はい、じゃあこちらにお名前を・・・・・。」

馬場健さんは、宿泊名簿に必要事項を書き込み、無事にチェックインすることが出来ました。



しかし、彼はリスボンでどこに行って自己紹介しても、名前を何度か聞き返されるのです。

行動をともにしていたダンナは不審に思い、オフィスに戻ってから同僚のポルトガル女性に

その不思議な反応の話をしました。

そしたら、その同僚の女性はクスクス笑いながら、

「それはね、ケンババって、ポルトガル語にありうるセンテンスだから〜。」

「へえ、どんな意味?」

そしたら、彼女は顔と口元をちょっと歪めてアホづらになり「こういうの」って言います。

「えー、なんか、知能が遅れてるとか?」

「ちがうちがう。こう書くのよ。」

さらさらと紙に書いてくれたそこには、



Quem baba?



と書いてありました。

確かに、ケンババ。

Quemは「誰」と言う疑問詞だけど、babaってばなに?

ダンナが手元にある辞書を引いてみたところ、



baba  よだれ
babar  よだれで濡らす 
     よだれを流す


お〜。

つまり、ケン・ババさんは「よだれを流すのは誰?」っつ〜ことに・・・・。 

なる程、行く先々でポルトガル人の方たちが笑いをこらえていたわけだー。

日本語訳で書くとあまりピンと来ないけど、きっとなんかやけにリアルなフレーズに違いない〜。

納得したものの気の毒なので、ダンナは馬場健さんにはその種明かしはしなかったそうですが、

友達のブラジル人やポルトガル人に試しにこの話をしてみると、大受けしてしまうそうです。

まあ、でも日本でもたまにあるもんね。口に出せない外国人の名前〜。 

アナウンサーが連呼すると爆笑が止まらなくなっちゃうような名前〜。

ケン・ババさんは下ネタ系でないだけいいかもしんないです。

こんなポルトガル語