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対レアルマドリッド戦2
9月12日、当日がやって来ました。チケットにある試合の開始時間は7時45分。
RTP国営放送でやる放送開始時間は6時45分。
チケットはたちまち完売のこの好カード。席取りが大変だぞう。
「今日何時に帰ることが出来そう?」
「今日はー、5時に家に到着ベースだな。」
「えっ、そんな時間に帰れるの?」
「うん、一応上司に頼み込んで来たから。」
「大丈夫?? ホントに帰れるの? 半休取った方が良かったんでない。」
「半休は今日は取れねーよ。大事な会議を兼ねた昼メシ会が入ってるから。」
「う?ん。」
怪しい、今までの感じから言って、こういう時に時間通りに帰って来ないのが
ダンナの常なのだ。
まあでも、疑ってもしょうがない、信じて待とうっと。
お約束のおにぎりを握り、ペットボトルに麦茶を詰め、デジカメ、
カメラ、双眼鏡、スポルティングのマフラー、それに一番大事な
チケット、と必要なものを揃え出陣の準備は万端。
息子が5時に家に戻ってきたので、そっこう2人してスポルティングの
ユニフォームに着替えます。緑の縞の派手っちいユニフォームも
最初の頃こそ着るのが恥ずかしいような気がしていたものの、今は
ぜ?んぜん平気。だって、スポルティングは私たちのクラブなんだもの!
5時15分。
「ぱぱ、こないねー。ぼくよりさきにかえってくるっていったのに。」
携帯に電話をしました。
そしたら、
「・・・・ごめん、まだ職場。」
「えええっ。」
「5分したら出るから・・・・。ごめん。」
「何やってんのよー。」
10分してから携帯に電話。←しつこい
そしたら、
「ごめん、まだ職場。」
「えええっ。」
「今出るからー。」
「・・・・・・・。」
ダンナあ、仕事とレアルマドリッド戦と一体どっちが大事なんだっっっ!
(仕事か・・・・。(^^;))
それからダンナからは地下鉄で帰るのは諦めてタクシーでウチに帰る
ことにしただの、ユニフォームを用意しておいてくれだの、タクシーが
なかなか拾えなくてまだ見つからないだのと、いろいろと電話がかかって
来ましたが、結局最終的に家に到着したのが5時50分。
ぐおおー、今からアルヴァラーデに行って、果たして席はあるのかあっ。
プンプン怒る私と息子に平身低頭謝りながら(って仕事して来たのに
可哀想だけど・・・・。)「も、もうタクシーで行こう!」とダンナの気は
焦る焦る。私だって焦っていたのだ。(そして顔は怒っていた。)
我が家のアパートの受付を通る時に管理人夫婦と、一緒にいた人たちが
私たちのナリ(ユニフォーム)を見て笑っています。
「がんばって応援してこいよー。」
「フォルサ! スポルティング」
アパート隣りのメルセアリア(果物野菜をはじめ、何でも売ってる
コンビニのようなところ)はベンフィキスタですが、私たちを見るなり
爆笑し、息子をからかいます。
「私はねー、フィーゴを応援するからね?。」
「いいんだ、スポルティングが勝つんだから!」
拾ったタクシーはアンチスポルティンギスタなのかすこぶる機嫌が悪く、
おまけに夕方の道路は渋滞していて、こんなんならやっぱ地下鉄で行けば
良かったよと思いつつ、何とかカンポ・グランデの駅に到着したのが
6時15分。スタジアムの前はもう既に緑色のものを身につけた人、人、人。
「うあー、入り口の前もすげえ人だあ。」
「すげえひとだあ。」
ソシオ入り口は一般とは別なのですが、そこには既に長蛇の列が出来て
いました。長すぎてどこが一番後ろなのか分かりません。
それでも何とか最後尾を発見し、並びます。
列の進むのはなかなか早く、15分後にはなんとか警備の荷物チェックの
ところに到着しました。と、その時ワーッと言う歓声が起きました。
なーんと、すぐそこに敵チームレアル・マドリッドのバスが
到着したのであります。
ピューピューピューと言う指笛の嵐がたちまち起こります。
拍手がわき起こったのは、どうやらフィーゴが降りて来たためのようでした。
「おおっ、フィーゴ、見えるかな?」
ダンナが息子を肩車しました。
と同時にチケットを確認され、警備の人が私のバッグを取り、開けます。
なんか、いや???な予感が・・・・。
警備の人はゴソゴソ、と私のバッグをかき回した後、顔色をサッと変え、
「これは何だ。」
と、取り出したものはデジタルカメラ。
「これ・・・・コンピューター用のカメラですけど。」
警備員は訝しげな顔をしています。
そう、ここポルトガルでは2000年現在もまだまだデジタルカメラは
普及しておらず、見たことがないと言う人がたくさん。
どうも、彼は新種の武器???とでも思ってるみたい。
「こんなものを持ってはスタジアムに入れられない。」
「え。」
「こっちに来なさい。」と険しい顔でむんずと私の腕をつかみ、
引きずるように警備の人々の集まるところに連れて行きました。
なっ、なんで、デジカメごときで???
わっ、私たち試合見られないのっっっっ???
(つづく)