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【迷信エピソード】傘


 1999年のクリスマスプレゼントを買った時のことです。

お世話になった先生たちや友達には必ずクリスマスプレゼントを

贈るのですけれども、各友達にあったプレゼントをあげたい、と

思い、まあタバコを吸うスザンナには灰皿であるとか、夫婦で

仲良しのジャンナには、2人で遊ぶゲーム「abalon」とかそう

言ったものを選びました。

一番親しいフランシスカとジョンには何をあげようかな、と考えた

末、先生であるフランシスカには和製の綺麗なボールペンを、

それからジョンには・・・・。 何にしよう?

そうだ彼はよくものをなくす。

携帯電話は1ヶ月の間に2台なくして今3台目。

でも携帯電話を買うわけには行かないしねえ・・・。

(ちなみにこちらの携帯電話は重いうえに高いんですよ?。)

ペンも次々になくす。でもなくすと分かっていていいペンをあげる

のもなあ・・・そうだ!

いくつあっても困らないもの。

それは傘。

(100本あったら困るだろうけど。)

安い傘をジョークで2本あげると言うのがいいかも。

雨期だしね。

そう思い、自宅の近くの雑貨ショップに、友達を誘って出かけました。

 

 傘はすぐ見つかりました。

レジの近くの長い缶にいっぱいささっていました。

いかにもこうもり傘、といった黒い傘と緑色の傘を抜き、値段を確認

したらそんなに高くなかったので、当初の予定通り2本買うことに

しました。

クリスマスシーズン、レジの前は長蛇の列です。

友達も買い物したいものを持って、一緒に待っていたのですが、

突然彼女が「ねえ、くりさん、その傘・・・。 一応広げて確認したら。

穴空いていたりするかもしれないわよ。」と言い出しました。

「大丈夫じゃないの。」と言うと「でもスーパーの玉子とか買うと、

パッケージの中でよく割れてるの見つかるし。見たほうがいいわよ。」

そうかな、と思い、その場でおもむろに傘を広げました。

周りの人はびっくりしたような顔をしています。

そして、一人のご婦人がすごい勢いで怒りだし、

「あなた、頭おかしいんじゃないの!? 室内で傘を広げるなんて!

 すぐに畳んで頂戴! 災いがやってくるわよ!」と叫ぶでは

ありませんか。

驚いてすぐに傘を畳みましたが、

「まったく、頭がどうかしているわ。こんなことも知らないなんて。」

とブツブツとこちらを睨みながらまだ怒っています。

居づらくなり、友達と一緒に会計を済ませたあと逃げるように店外に

出ました。

 

 「何であんなに怒るの。あっちこそ頭おかしいんじゃないの。」

と、友達はプンプン怒っていましたが、その時私はちょうど迷信の

ことを調べていたところだったので、そう言えば傘を家の中で

広げるのは良くない、ってあったっけ、と思い出したのです。

「そう言う迷信、あったかもしれない。

 でも家で広げる場合だったと思うけど・・・室内だからかなあ。」

「えっ、ホントにそんな迷信あるの?」

「家帰って調べてみるね。」

 

 家に帰って迷信本を見たら、果たしてその記述はありました。

「家の中で傘を広げてはならない。不幸を招く。」

 

 翌日クリスマスプレゼントを渡すため授業に行き、その話を

フランシスカにしたら、

「そうよ?。クリ、そのご婦人は間違ってないわ。

 傘はね、家の中では開いてはいけないの。

 でも間違えて開いた時でも、災いを避ける方法があるの。」

「どうするの?」

「一回開いたら、その同じアクションを二回、三回と続ければいいの。」

「合計三回開いて閉じるってこと?」

「そうよ。私はいつもそうしてるわ。」

 

 へええ?、そうなんだ。

 

 それ以来、どうも家の中で傘を開く時にはそうせずにはいられない

ようになってしまいました。

ちょっと面倒だけど、まあ災いを避けるためだからしょうがないかな。

 


今週の迷信