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【文化とスポーツ】 なぜにそんなにゴルフが好き?





 ポルトガルに住んでいる駐在日本人たちの楽しみはゴルフ。

夫婦揃ってプレイする人も多いです。ゴルフの会もあるし。

実にたくさんの方が、週末のゴルフを楽しみにしていらっしゃいます。

私はゴルフ、全くの全くの全くの興味なしなので、友達がどんなに誘っても

ガンとしてやる気はありませんでした。

ダンナ曰く、何でもあの美しいグリーンの中でクラブを振るのが快感の

極みらしいのですが、私には全く理解出来ません。

(予めお断りしておきますが、ここに書いている話は、ゴルフが好きな駐在日本人の

 皆さまに喧嘩を売っているわけではありませんのでお気を悪くなさらないで下さい。

 ダンナと私の間のお話でございます。)



 ウチのダンナは、元々ゴルフが好きでした。

日本にいる時は、高いし車ないし行くのが大変なので年に1度行くぐらいでしたが、

リスボンに来てからゴルフ場の会員になり結構行くようになりました。

会員になる、と言うと日本のイメージではすごいと思われがちですが、

ダンナの入ったクラブは年間会費が2万円くらい。

一回のプレー代が3000円くらいなので、日本のゴルフ代からすれば天国価格。

でももちろんキャディさんはつかず、セルフサービスでさっさかまわります。

で、こんな値段であってもやはりこちらの現地の人にとってはゴルフは贅沢スポーツ。

やっている人はお金持ち系が多い。

日本のゴルフは朝はや〜く出かけて行くのが普通だと思いますが、こちらは

ゴルフ場が車ですぐのところにあるし、夏の夜は9時くらいまで明るいので、

1日中いつでもゴルフが出来る、と言う感じであります。

午後イチなんて死ぬほど暑いらしいですけど。



 ある土曜日のことです。

ダンナががっくりしてゴルフから帰って来ました。

どうもプレイ途中、打ったタマがゴルフ場の敷地外に出てしまい、

止まっていた車のフロントガラスを直撃してしまったそうなのです。

そのゴルフ場のそばにはぶどう畑があって、農家のおじさんたちが

ぶどうをせっせととる間、路上に車を駐車していたのです。

ガシャン、と言う音がしたのでダンナが「アレっ」と慌ててそちらに

向かうとおじさんが立っていました。

「大丈夫ですか。」と聞いたところ「大丈夫じゃないよ。これを見ろ。」と

フロントガラスを指さしたそうな。

ダンナは一応ゴルフクラブの従業員と連絡を取り、相手には自分の住所と

名前と電話番号を渡し、見積もりが出たら知らせて欲しいと言って、その場は

それで終わったそうです。

まあ、人間に当たらなかっただけヨシとしよう・・・。



 ウチはその週まったくツイてなかったこともあり、ダンナは

「いくらなんだろう〜。」と暫く落ち込んでいました。

で、その後ポルトガル語の先生やら友達やらにこの出来事の話をしたのでありますが、

皆「それはゴルフクラブが保険でまかなうべきもんじゃないのか。」と言うのです。

「クラブは普通その手の保険に入っているはずだ。」と。

「でもダンナは払う積もりになっているみたい。」

「いや〜、クラブが払うべきだよ。普通。」



 そして3日後、被害者の方?から見積もりがあがって来ました。



 いや〜ん、11万エスクード!

うちの車だってボコボコなの直してないのに、シクシク。

もう、ゴルフなんてやめちゃえー!(と、一瞬思った)



 その後ゴルフクラブに手紙を送り、保険の適用はないのかどうか聞きました。

暫く返事はなかったのですが、先ほど出先のダンナから電話が。



「アレ、保険でやってくれるって。」



 おおっ、そうか〜。(涙) そいつは良かった〜。

ちなみに懲りないダンナはそれからもゴルフに出かけています。

ゴルフに行くと我が家は母子家庭になるのですが、まあ本人はご機嫌に

なるので、それはそれでいいことであります。

でも、週末に1日ゴルフで家を空けるのが心苦しいのか、ダンナは

「お前もゴルフやれば?」と性懲りもなく勧めます。

それどころか、ダンナのゴルフ友達も、週末に連れ出すのが申し訳ないのか、

「ゴルフやりませんか?」と誘うのです。

その奥さんも、ダンナを連れ出すのが心苦しいのか、

私に「ゴルフやりませんか?」としつこく勧めるのです。

放っといてくれ〜。ゴルフしたくないって言ってるじゃないか。

私は望んで、行かないでいるのよ。

(しかも、週末ゴルフに行った後のダンナは気が引けるのかかなり優しくなるので、

 それはそれで、私にとっては好都合なのであった。)



 いや〜、でも、好きな人にはこんなこと言って大変申し訳ないけど・・・・

(と、言うのは実にたくさんの駐在員の方々が好きでいらっしゃるので)



 ゴルフってそんなに面白いの? ぜんぜんわかんないや。

「騙されたと思って一度やってみろ。」と言われて一度だけ行ってみたけど、

たくさん歩かなくちゃだし暑いし、ボール打って穴の近くに行くとか入ったとか、

そんなに面白いのかなあ。面倒くさいよー。

疲れたしつまらなかった。興味な〜し。



そしたら、「それはお前がヘタクソだからだ」と言われました。



そうだよ、初めてなんだし〜、もともとやる気がないんだもの。

でもね、初めてでとてもいいスコア出していたとしても、絶対にはまらないわ。

いいじゃないの〜、どうせリスボンでしか出来ないんでしょ。

万が一好きになって帰国したら、日本ではド高いゴルフ場に行きたくなっちゃうじゃん!

それに、ゴルフ場にいて1日潰しちゃうより、他にやりたいこと一杯あるもんね〜。

ここにいる時間は限られてるんだから。

だから頼むからやりたくない私には、ゴルフは無理に勧めないで〜。

ゴルフを好きな人が、ゴルフを好きな人とやればイイではないの。

↑ゴルフに対して極めてマイナスな考え方のワタシの言うこと



「安くて今しか行けないから、ドンドン行くんだよ。日本じゃあ、行かないさ。」

↑ゴルフに対して極めて積極的な考え方のダンナの言うこと。(本当かな?)



ダンナは嬉々として、ゴルフ行きのスケジュールをカレンダーに書き込みします。

まあ、嬉しそうだからね。それはそれでいっか。今しか出来ないんだし。


(と、ここまではポルトガルにいる時に書きました)



*******



そして帰国後、ダンナは呪縛が解けたかのように、ゴルフのゴの字も言わなくなりました。

「行きたくないの?」

「ぜんぜん。」

おお〜、変われば変わるものなのね。

(メデタシメデタシ?)



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