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【日常】青天の霹靂 2


 あと1?2ヶ月でこの家を出る!

青天の霹靂とはこのことです。

ポルトガルに住んで2年、管理人さんとも仲良くなり、

近所の商店街にも馴染んでいたのに、引っ越さなくてはならないの?

ポルトガルにいられるのはほんのあともう少しなのに。

日本からポルトガルに来た時のあの引っ越しの大変さ。

ダンナは毎晩歓送会で引っ越しはノータッチだった。

毎日せき立てられるように荷物詰めをしたっけ。

こっちに来てからも荷ほどきはとても大変だった。

そしてダンナは今仕事がメチャメチャ忙しくて帰りはとても遅い。

引っ越しをするのは・・・私だーーー。(T_T)

オマケに我が家は最近ある事で莫大な出費があり、

お金がすっからかん状態なのであります。どうしよう?!

 

 私たちは6階、大家さんは同じアパートの9階に住んでいます。

大家さんは90歳を越える大金持ちで不動産王のおばあちゃん。

同じアパートとは言いながらも家賃は銀行振込み。

大家さんとはせいぜいエレベーターや階下でたまに顔を合わせる

くらいの付き合いでした。

ああっ、こんなことならもっと仲良くしておくんだった?、

とは言うもののつき合っていなかったのは事実。

今更そんなこと言っても仕方ありません。

私たちは真っ暗になり、思わず仲のいい友達に電話をしました。

不安でたまらなくて、誰かと話がしたかったのです。

「ええっ、大変じゃないの、どうして?」

と聞いてくる彼女に大家さんの家族の健康の理由で、って手紙に

書いてある、と言ったら

「その手紙と、くりさんの家の契約書をFAXで送ってみてくれる?

 主人に聞いてみるから。」と言ってくれたのでした。

ああ、そうだ、彼女のダンナさんは弁護士さんなのだった!

地獄に仏とはこのことですー。

 

 土曜日の憂鬱な午後。

私たち家族はどん底気分でした。

土日は管理人さん夫婦もオフなので、相談出来ません。

大家さんは9階に住んでいるから、直接聞きに行こうかとも思い

ましたが、一応仲介してくれた不動産屋さんに最初はコンタクト

した方がいいと思い直し、直接行くのはやめました。

「家情報新聞でも買って来ようか。」と言う私にダンナは

「イヤだ。そんなの買ったらなんだかすぐにここを出ていかなければ

 ならなくなるような気がする。」と言います。

そのまま家で真っ暗でいるのは精神衛生上良くない、と思いはじめ、

ローマと言うレストランに行くことにしました。

行って良かったです。

このポルトガル料理レストランは従業員のおじさんたちがとっても

感じがよく、息子を可愛がってくれる上お料理も美味しいので、

今一番好きなレストランです。ダンナと私は真っ暗状態だったので、

ダンナの同僚の明るい女の子をよぼう!と言う話になり、(彼女には

迷惑な話ですが)電話をかけたらすっとんで来てくれました。

そして、いっぱい飲んだ後我が家になだれ込み、そのまま酔いつぶれて

眠ったのであります。飲まなきゃとても寝られなかった・・・・。

 

 翌日日曜日、前日相談した友達から電話がかかって来ました。

「あの契約書ではね、無理矢理追い出すことは出来ないらしいの。

 だから、そのまま居続けることは出来るのよ。ただその場合、同じ

 アパートに大家さんが住んでいるから、電気やガスを止められて

 しまうとか言うたぐいの嫌がらせがあるかもしれない。

 それにくりさんたちが耐えられるかどうか・・・・。」

「いや、大家さんが出て行って欲しいと言っているのに、そのまま

 居座るのは心情的にもちょっと出来ないから、やっぱりお願いして

 どうか任期終了時までいさせて下さい、と言うしかないと思う。」

「でもあんなきちんとした書面で来ているんだったら、大家さんは

 かなり本気よね・・・。」

「うん・・・・。」

 

日曜日、なんだかいても立ってもいられず、家にいるのはよくないと

思い、近くのスポーツ公園に息子を連れて行き、自転車の練習を

させることにしました。補助輪を取って練習をさせながら、心はここに

あらず、家のことで頭がいっぱいです。

結局その日も一日鬱々として心は晴れませんでした。

 

 ああ、早く月曜日になって。

どういうことなのかわけが知りたいーーー。

 

(つづく)

 


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