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【日常】彼のマリド
ある日のポルトガル語の授業。先生のフランシスカ、クラスメートのジョン、と私の3人で話をして
いた時のことであります。(私たちのレッスンは、時として世間話に
終始することがある。まあ会話のレッスンです。)
フ「この間ねー、イヤなヤツに遭っちゃったわ〜。偶然なんだけど、
ウチの近くのレストランで、Jに会ったのよ。」
ジ「Jか〜、彼はイヤなヤツだ。大嫌いだよ。」
私「Jって、あの、学校にいたJ?」
フ「そうよー。それで、一人じゃないの、ああやだっ。」
私「なんでー。」
フ「彼のマリドを紹介したのよー。私に。」
私「・・・・・・。」
この無言のワケは、一瞬フランシスカが言ったことが理解出来なかった
からでありました。「ま、マリド?」
フ「そうよ。」
私「えっ、マリド?」
フ「そうよー。」
目を見開いている私のそばで、ジョンが爆発したように笑いだしました。
ジ「クリー、Jはゲイなんだよ。」
マリド、とはポルトガル語で夫のことであります。
私「ナモラード(男の恋人)ではなくて?」
フ「そう言う言い方も出来るけど、実際一緒に暮らしていて、
Jと彼はもう夫婦みたいなもんなのよ。」
私「そう言う人って多いの?」
フ「多い多い。知り合いいっぱいいるわよ。ホモセクシュアルも
多いし、ビセクシュアル(=バイセクシュアル・両性OK)も多いわねー。」
私「その辺にたくさん?」
あんまり私がびっくりしているので、ジョンが更に爆笑しています。
ジ「ぎゃっはっはっはー。クリは無垢だなあ〜。」
(と、ホントにそう言われた。無知とも訳せます・・・・。)
いや、ヨーロッパにはゲイが多いのは良く知っております。
好きな人が男だろうと女だろうと、それはその人の好きずきだから
別にいいと思ってます。しかし、Jは私の良く知っている人であり
まして、今まで全くそんな話を知らなかったので、驚き度が普通では
無かったのであります・・・・。
フ「ははー、クリはホントに知らないんだ。Pもバイよ〜。」
私「えっ、(Pって、あの、ニコニコいつも感じのいいPっっ。)
だって、結婚しているじゃないっ。」
フ「だからー、バイ(両性OK)なんだってばー。結婚しているけど、
若い男の子に誘いかけたりしてるわよー。」
私「えっ。(そ、そんなこと私に言っていいのか?)
そんな話、していいの?」
フ「あっはっは〜、していいも悪いも、彼隠してないもの〜。
ああ、そうそう、Mもバイねっ。」
ビックリした・・・・。
先にも書いた通り、私は特に誰が誰を好きでも別にそれは個人の
問題でありいいと思ってるのですが、知っている人がそうだと分かると
何だか想像してはイケナイ生々しいことを考えてしまいました。(^^;)
でもゲイはホントに多いみたい。エドゥアルド7世公園の近くの
ある一帯は、夜になるとゲイ目当てにお金を稼ぐため、男娼の
少年があちこちに立っていると言う話を聞きました。
カトリックの国だから、何となくそんなことなさそうなイメージが
あるのですが・・・・。
しかし、あれだけ普通っぽく話していたフランシスカがある日の
授業で、「クリ!あのニュース聞いた?ベンフィカのカラードの話〜。」
顔がちょっと嬉しそうであります。(^^;)
「カラード・・・・ああ、彼、ホモセクシュアルだってすっぱ抜かれた話?」
ちょうど一週間くらい前に大スキャンダルとして報道されたのであります。
ベンフィカのスター、カラードと歌手メラオンの話。
「そおよぉ〜、カラードはいい選手なのよっ。結婚もしているし、子供も
いるのよっ。それが、ホモだなんて信じられないわ〜〜〜!
しかも相手が歌手のメラオンだものねえ。」
「でも、何でそれが事件になるの? だってホモの人いっぱいいるの
でしょ?」
「だって、彼はスターだもの〜。そりゃあ大スキャンダルよ〜。」
・・・・やっぱ、ホモセクシュアルの人がいっぱいいると言っても、
一般的には認められていないのか・・・・。
その後、カラードに関する話題は尽きません。
2000年11月5日。どしゃぶりの雨の中の、ベンフィカとファレンセの試合。
たまたまカラードとファレンセの選手が雨の中、2人して重なって転びました。
ファレンセの選手がその時何かカラードに言ったらしく、カラードは
怒った風にファレンセの選手を叩いていました。
何を言ったかは何となく想像出来ます。
で、最近の笑い話。
ポルトガルナショナルチームのフィーゴはこのところ、ナショナルチームに
戻るのを嫌がっていると言う噂だ。それは何故?
答え。
カラードは大のフルーツ好き。そのカラードが、メラオン(メロン)の次に、
代わりのフルーツ、フィーゴ(いちじく)に手を出そうとしているから。
(メラオンはポルトガル語でメロン、フィーゴはいちじくのことです。)
カラード本人が聞いたら笑えないだろうなあ。
なんだかちょっと気の毒。