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【ビバ!幼稚園】自転車を買いに・・・
リスボンは坂道が多く交通が激しいので街中で自転車を見かけることは稀です。公園などでは自転車に乗っている人がいますが、
それはあくまでスポーツの一環としてでのこと。頭や手足にプロ
テクターをしての重装備で「スポーツをする」と言う気合い入りで
自転車乗りに興じている人が多いです。
東京ではママチャリに乗り前と後ろに荷物を、子供を補助椅子に
乗せていた私もこちらに来て自転車とはすっかりご無沙汰。
そんな私の不安の種は、息子が日本に戻った時に自転車に乗れないと
困るのではないかなあ、と言うこと。
だって私が以前に住んでいた住宅地では、幼稚園児も年中や年長に
なると補助輪なしで自転車かっとばしていたんですもん。
友達の家に行く時は自転車。
一緒にどこかに行く時も自転車。
こちらでは補助輪付きですら、郊外に行くかもしくは専用公園に
行かないと自転車に乗る機会と言うものがありません。
よってウチの息子は石の床である我が家の中をセコセコと補助輪付きの
ちっこい自転車をこぐ、もしくは週末に公園に行く、と言うのでしか
自転車に乗ることはありませんでした。
このままだと帰った時に困るのではないか。
心配性の私は、息子に補助輪なしで自転車に乗れるようになって欲しい
と思い、とある日曜日ダンナとともに、我が家の小さい自転車を持って
近くのスポーツ公園に練習に出かけたのであります。
スポーツ公園の中に入り、レンチで補助輪を外しました。
補助輪なしで乗るのは初めての息子は当然怖がり
「こわいよー、いたいよー。」を連発し、後ろでダンナや私が支えて
いるのにもかかわらず叫びまくり、自転車を降りて近くの公園で
遊び始めてしまい、結局その日は練習になりませんでした。
しかし収穫は一つ。
12インチの自転車に乗っていたのですが、この自転車は息子には小さく
練習には不向きだと発覚。
それで、はるばる自転車を買いに出かけることにしました。
「ロディーニャシュ(補助輪)なしの自転車はこわい。」とグズグズ
言っていた息子も「乗れるようになるように自転車を買ってあげる。」
と言った途端に上機嫌です。
さて、最初はコロンボのトイザらスとスポーツショップに行きました。
それから、バスコダガマショッピングセンターのスポーツショップに
行きました。それから、カレフォールのトイザらスに行きました。
オエイラスショッピングセンターのスポーツショップに行きました。
しかし、ないないない。
数ある16インチは大きすぎてだめ、12インチは小さすぎてだめで、
目指す14インチは数が少なくあっても陳列品はボロボロだったり、
気に入らなかったりで見つからないのであります。
ああ、懐かしい日本のブリ○ストンの自転車。
軽くて品質いいし。
などと思ったりしたのですが、まあそんなことを言ってもしょうが
ありません。
そして最後にコロンボのコンチネンテにある自転車売場に行きました。
そしたら・・・・あった。14インチが何台か。
今子供の間では流行りのアクションマンの自転車が見た目もキレイで
かっこよかったので、ソレを買うことにしました。
息子は「あたらしい自転車だー。」と大喜び。
補助輪の付いているその自転車に乗り、嬉しそうです。
「コレ下さい。サドルの高さを調節して、それからブレーキの向きが
変なので直して欲しいんですけど。」
「はい、ちょっと待って下さいね」
店員の女の人がレンチ持ってあちこち直し始めました。
「はい、これでどうでしょう。ぼく、乗ってごらん。」
息子が「はーい。」と言いながら自転車に乗り、店内を走り始めました。
「あんまりスピード出しちゃだめよ。」と私が言うと
「大丈夫ですよ。」と店員さんがにっこりして言います。
折角楽しそうに乗っているんだから、乗らせてあげてと言う感じ。
ポルトガルの人は子供に優しいです。
息子が戻って来て、自転車から降りました。
「それから、」とウチのダンナが言いました。
「その補助輪、外して下さい。」
「ええっ。外すんですか。」店員さんがびっくり、と言うリアクション。
「そうです、外して貰えませんか。」
「ちょっと、そんなのウチで外せばいいじゃないの。」
と私がコソッと言うと
「だって、ここで外して貰えば家でやらずに済むだろう。」との返事。
「外して下さい。補助輪なしで乗る練習をさせたいんです。」
「補助輪なしって・・・彼は何歳なんですか。」
「今5歳で、もうすぐ6歳になります。」
「コイタディーニョ・・・・・。(可哀想に・・・。)」
店員さんは眉をひそめ、息子に同情の視線を投げかけています。
気がつけばそばにいて様子を見ていた人も「可哀想に」と言った顔を
して息子を見つめているのであります。
「いやあの、日本ではこのくらいの年になると補助輪を外して
乗ることが出来る子が多いんです。だから、日本に帰った時に
困らないように 今のうちに練習をさせたいんです。」と慌てて付け足すと、
「そうなんですか・・・・。」と言いましたが何だかナットク出来ない
様子でありました。
そりゃ、そうだよね。
だって、こっちでウチの息子くらいの年で補助輪なしで自転車乗って
いる子供って見たことないもん。
そもそも自転車自体が一般的でないし・・・・。
ともあれ親のリクエスト。
悲しそうな息子のそばでその店員さんは四苦八苦でなんとか補助輪を
外してくれました。補助輪は、なかなかしっかりと止めてあり、
アレを我が家で外すのは難儀だったことでしょう。
(店で外して貰うと言うダンナの選択は正しかった。)
さて翌日は日曜日。
「自転車の練習をしよう!」と言うダンナに
「うん、ぼくがんばるね。」と息子はその気。
二人で意気揚々と近くのスポーツ公園に出かけて行きました。
帰って来た頃にごはんが食べられるようにと私は食事の支度。
アヒルにペタペタと味付けをしていたところ、携帯が鳴りました。
ダンナでした。
「どしたの。」
「あのさ、この公園、このくらいの子供だと補助輪なしの自転車を
持って入れないんだって。」
「え。」
「だから、公園で練習できないんだよ。」
「だって、親が付いているんだかも何の問題もないんじゃないの。」
「親が付いていてもダメなんだって。
あんなにやる気になって来たのに可哀想だ〜〜〜。(T_T)」
「なんで。そんなことってあるの。」
「入り口で止められたんだよ〜。だから仕方ないから入り口に自転車
預けて、公園でちょっと遊ばせてから帰る。」
「わかった。」
がーーーーん。
補助輪なしの自転車は、息子の年齢では持ち込めない?
保護者がついていても???
なんで〜、練習出来ないじゃない!
とは思ったものの、日本に帰るまではまだ期間があることだし、
補助輪付きで楽しく今乗ることが出来ていればいいかな、と思い
直し、ふたたび補助輪を付けました。
そして息子は楽しげに新しい自転車に乗っています。
ああ、補助輪が取れるのはいつのことになるでしょう・・・・。