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【ビバ!幼稚園】遊びに来てね
ポルトガルにはMae Galinhaと言う言葉があります。(Maeのaの上には~と言う記号が入り、マエンと読みます。)
Maeはお母さん、Galinhaは雌鶏ですが、子供に深〜い深い愛情を
注いでいるお母さんをさす言葉であります。
以前は子供に大甘のお母さんをシニカルに表現したものだと
思っていたのですが、別にシニカルではなく単なる表現で、
悪い意味ではないらしいです。
息子の仲良しのポルトガル人の友達は、アンドレイパトリシオ、
マヌエル、ロドリゴであります。
アンドレイはちっちゃくて目のくりくりした可愛い子。
マヌエルは恥ずかしがり屋で大人しい泣き虫な子。
ロドリゴは香取慎吾似のちょっと大柄でしっかりしている子。
今回は、この中のアンドレイとのお話。
ある日、幼稚園から帰って来た息子が
「これアンドレイパトリシオに貰った」と言いました。
手には一枚の紙が。
二つ折りになっているその紙には鉛筆でこう書いてありました。
「ハーイ、リンポッポ。
僕のキンタにお〜いでおいで。
来てくれないと悲しいよ。
いつ僕のキンタに来てくれるのか教えてよ。
絶対来ると約束してね。
君の返事を待ってるよ〜。
アンドレイ・パトリシオ」
これはなんだろう。
字は明らかに大人の書いたものでありますが、キンタ(別荘)への
招待状なのか、それにしても別に日にちや時間が書いてある訳でも
ないし、こっちの都合を聞いているのかしら。
(ちなみにリンポッポと言うのは中国人のコメディアンが昔良く
TVで発していた言葉らしい。リンポポと言う響きが中国人の名前に
似ていることから、ほこりを掃除(リンポポ)しながらリンポッポーと
歌うそのさまが面白かったらしいです。この文句は中国人(東洋人)を
ちょっとバカにしてる?と言う人もいますが、まあ幼稚園の中だし
そんなこともないでしょう。)
「アンドレイパトリシオのキンタに行きたい。」
息子の目はキラキラと輝いています。
「でも、これ日にちとか書いてないからいつ行ったらいいか
分からないよ〜。」
「マヌエルはもうアンドレイパトリシオのキンタに行ったんだよ。
僕も行きたいよ〜。」
「そんなこと言ってもねえ・・・。」
仕方なく、返事を書きました。
「お手紙ありがとう。僕も君の別荘に行きたいよ。
いつ行っていいのか教えてね。」
そして、翌日息子に持たせました。
その返事は暫く無かったのですが、カルナヴァル休暇で
ポルトガル人のお友達を6人家に呼んだ時に、アンドレイパトリシオの
お母さんに会うことが出来ました。アンドレイパトリシオのお母さんは
息子と同じ顔した、とても可愛い人です。
「息子さんを、土曜日にうちの別荘に連れていって、アンドレイと
遊ばせたいんです。いつなら都合がいいですか。」
「4月の土曜日はちょっと忙しくなるので、4月前だといいのですが・・・。」
「そうですか。じゃあ、来週はちょっとダメだから、その後辺りに
ご招待します。」
そうして、そのまま2週間が過ぎました。
「ママ〜、コンビット(招待状)貰ったよ〜。
アンドレイパトリシオのキンタに行くよ〜。」と招待状を持ち帰った
その日は水曜日。
「キンタだから明日行くのかな。」と息子が聞きます。
「違う違う。キンタって場所の名前なの。日本語で別荘って言うの。
明日はキンタ(キンタフェイラ=木曜日)だけど、そのキンタとは
別なんだよ。」
「じゃあいつ行くの。」
「ちょっと待ってね。今読むから・・・。
えーと、
今週末、僕のキンタに君をご招待するね。
僕のママが学校に16:30に僕と君を迎えに行くから
そのままキンタに向かおう。(大体2時間かかるよ)
着いたら君のパパやママに電話しようね。
君のパパやママもウチに電話していいからね。(Tel:262-5xxxxxx)
そこで眠って、日曜日の午後に帰ろう。
君のかばんを金曜日の朝に学校に持って行ってね。
一緒に遊びまくるためのトレーナーを忘れないで入れてね。
絶対行こうね。お返事待ってるよ。2184xxxxxxに電話するか、
お手紙で返事ちょうだいね。 アンドレイ」
え、
なんと、泊まりがけっっっ!!!(^^;)
土曜日だけだと思っていたのにこのご招待。
実は週末金土日と3日がかりの別荘へのお誘いだったのであります。
しかも翌々日から。
もうびっくり〜。
「学校に、金曜日にアンドレイのママが迎えに来てくれるんだって。
それで、その後直接アンドレイのキンタに行くらしいよ。
それで、アンドレイのキンタで遊んで2回眠って、日曜日の午後に
おうちに帰るんだって。」
「へええ〜、すごいね〜〜〜。」
分かっているのかいないのか、息子は全然平気な顔。
今まで親ヌキで夜を過ごしたことがないのに〜。
大丈夫なのかな〜。
しかしこの思いがけないご招待はまたとないチャンス。
だって、今の今まで息子と私は常にワンセット。
幼稚園に行っている時間以外はほとんど一緒。
それが、金土日と自由に!
おお〜、何をしよう〜〜〜。
とちょっとわくわくしながら、アンドレイのお家に確認の電話を入れ
ました。
そして金曜日の朝息子を送り出しました。
思ったよりも呆気なくホイホイと息子は出かけました。
さて、この金土日・・・。
解放されて自由なはずのこの期間。
何をしていたかと言うとダンナは仕事が超多忙で家におらず、私は
無理矢理予定を作っては出かけていたのですが、息子がいないのが
なんだか寂しく物足りず。(^^;)
おまけにビデオを借りたらそのビデオ屋とトラブルがあり、
さえない3日間だったのであります。
でも毎日息子から電話がかかってくると何だか嬉しく懐かしく、
自分で言うのもなんですが、
私ってばすっかりMae Galinhaではありませんか。
日曜日。
息子は楽しげにアンドレイ・パトリシオと一緒に帰って来て、
アンドレイのお母さんは
「彼は一度も泣きませんでしたよ。」と褒めてくれました。
「アンドレイのキンタはね、おっきかったよ。
シャンパーニュって犬がいてね、いっぱい遊んでね、
しゃしんをね、いっぱいいっぱい、いーーっぱい撮ったの。
とってもとっても楽しかった!」
ああ、初のお泊まり。
私ヌキでも全然OKなのね。
嬉しいような、寂しいような・・・。(^^;)
ともあれ元気で帰って来て良かった。
ホッとしました。
そして、その3日後、アンドレイと別荘で楽しく遊んでいる
写真がどっさり届き、いかに楽しかったかを改めて聞かされる
ことになったのであります。
よかったね、ホントに楽しかったのね。
ああ、Mae Galinha。
息子の幸せは私の幸せ・・・。
(と、こうして文章で書くとちょっと恥ずかしい。)