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【ビバ!幼稚園】恐怖の予防接種


 5月のとある日、息子の誕生会の打ち合わせのため学校に行き、

その時小学校入学の手続きもしようと思い事務所を訪れました。

「必要な書類は持って来ましたか。」

「はい、ここに。写真はコレです。彼の身分証明書って言うのは、

 パスポートのコピーでいいですか。」

「大丈夫です。あと、予防接種手帳は?」

「ああ、日本のものですけど、ここにコピーして来ました。」

「じゃあ、書類に書き込みして下さい。」

次々と書類を渡され、空欄を埋めて行きます。

事務所の女性は暫く母子手帳のコピーを眺めていましたが、やがて

現れた校長先生と話し、それからおもむろにこちらに向き直りました。

「このコピーでは不備なので、ポルトガルの予防接種手帳を用意して

 下さい。それに、まだ入学前にしなくてはならない予防接種が

 いくつかあります。」

「ええっ。その、予防注射はどこでしてもらえるんですか。」

「かかりつけの小児科医はいませんか。」

「いません。息子が病院に行ったのは、1年半前に滑り台から落ちて

 顎を7針縫った時だけで、その時は学校側でお医者さんに連れて

 行ってくれてますから。」

「そう、それは困りましたね・・・。」

「あ、でも、息子の友達のロドリゴのお母さんがお医者さんですから、

 相談して聞いてみます。」

「ああ、それはいい考えですね。ともかく予防接種手帳がないと、

 小学校に入れませんから、絶対に用意して下さいね。」

「いつまで必要ですか。」

「6月10日くらいまでですね。」

げげっっっ。あと1ヶ月ないではないの!

慌ててウチに帰りロドリゴのママに電話をしました。

「予防注射はどこで出来ますか。」

「私は眼医者だから、でも、病院で同僚に聞いてみますね。今日は

 金曜日でもう聞けないけど、来週の始めには連絡しますよ。」

「ありがとう。」

 

 念のため、前の先生フレデリコにも聞いてみました。

フレデリコの彼女もお医者さんなのであります。

リウマチ専門ですが・・・・。

 

 翌週、フレデリコと、ロドリゴのママから連絡がありました。

どちらも言うことには、「クリの地域の保健所はどこだか知らない

けど、地域の保健所に行って予防接種を受けるらしい。」と言うこと

でした。管理人の奥さんファティマに「ここの地域の保健所はどこ?」

と聞いたら「アルバラーデだ」と言います。

アルバラーデの保健所ってどこだろう?

ファティマに聞いて説明してもらいましたが、勘違いをして全然

違うところに行ってしまい、今度は学校に行ってアルバラーデの保健所を

聞き、それでもなんだか場所がよく分からず、ともかく病院の中に

保健所があるらしいと言うことが分かったので、まずその病院を目指す

ことにしました。

タクシーを拾って、病院の名前を言います。

到着すれば、そこはよく通過したことのある場所。

病院の敷地内に入りました。

そして、そこから1時間以上も保健所を探してさまよい、

最終的にやっと、保健所に辿り着きました。

この時午後3時半・・・・。

受付に「予防接種はどうしたら出来ますか。」と聞いたら看護婦さんの

部屋に連れて行ってくれました。看護婦さんは、

「まず申し込みをしなくてはなりません。明日来て下さい。」と言います。

「何時から開いてますか。」と聞くと

「受付は8時15分からです。」とのこと。

まあ、場所が分かっただけでもいいや、と、その日はスゴスゴと帰りました。

 

そして翌日、

息子を学校に送り出し、保健所へ直行。

8時10分。

この時既に長蛇の列。

チケットを取って自分が呼ばれるのを待ちます。10時10分にやっと

私の番がやって来ました。行って必死で説明します。

受付の人が息子の書類を作り、医者の予約をする為に次の受付に行くように

と言われたのが10時半。

そして次の受付に行く途中で書類の不備を発見し(性別の間違い)、

また元の受付に逆戻り、直して貰って次の受付に行きました。

チケットを取って、自分の番を待ちます。

待って待って、やっと自分の番が来ました。

「ああ、この担当の先生の予約が出来るのは午後からです。」

えー。

「今は出来ないんですか。」

「出来ません。午後にまた来て下さい。」

えー。

でも仕方ない。出直すことにしました・・・・。

 

 午後もう一度保健所に行きました。

保健所は、病院の入り口から恐ろしく離れたところにあります。

やっと辿り着いて、チケットを取り、また暫く待ちます。

自分の番が来て、やっと予約を取ることが出来たのですが、

予約はその5日後の月曜日の午後2時からでした・・・・。

それでも、予約は取れた!

これで、夢の予防接種手帳を入れることが出来るぞーーー。

 

 ポルトガルでは「官僚主義の悪魔め!」と言う言葉が良く聞かれますが、

お役所や病院の、手続きのタルイことと言ったらありません。

(とは言え、日本でもそうですが・・・。)

保健所の予約をするだけで待つ、待つ、待つ、待つの連続でしたが、やっと

予約が取れました。予約していた月曜日、幼稚園に息子を迎えに行き、

それから保健所に向かいました。

「ちゅうしゃしないと、小学生になれないのよ。

 みんなしてるのよ。だから、がんばってね。」

「うん、ぼくがんばる。」

2時の予約でしたが、念を入れて1時10分に保健所に到着しました。

2時の予約でも、当日窓口での事前の予約確認が必要だと聞いていたから

です。チケットを取って待ち、そして、2時からの予約確認をしました。

椅子に座って2人で待っていましたが、その間、おばちゃんたちが

「全く、診察はいつも遅くて、待たされたばかりだ。」と文句を言い

あっています。

2時になりましたが、診察は始まりません。

2時10分に先生がお昼ごはんから戻って来たようです。

診察が始まりました。

それでも2時の診察の予約に、更に待つこと1時間。

やっと、息子の名前が呼ばれました。

中に入ると感じの良さげな先生が。

「ポルトガル語は話せるかい。」

「息子は上手に話せます。」

「オイ、ボウズ、中国語とどっちが得意だい?」

「Sou japones!(日本人だよ〜)」

「おお、そうか。」

それから、息子が日本で済ませた予防注射の内容証明書と、小学校入学の

ため予防接種手帳が欲しいと言う説明をしました。お医者さんはウンウンと

頷いて「うん、この内容証明書があれば、ポルトガルの手帳を作れるよ。」

と言ってくれたのですが、その瞬間、「あっ、でも・・・・。」

「何ですか。」

「今日はねえ、ダメだ。看護婦がストライキで仕事してないんだよ。」

ええーーーーっっっ。(T_T) マタ コナクチャ イケナイノ???

 

(つづく)

 


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