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 優勝決定戦2  


 優勝決定戦がTVで見られない!

こんなショックなことがあるでしょうか。

サルゲイロスめ〜、ここまでするかっ!

サルゲイロスは今回スポルティングに負けたら、現在の1部リーグから

2部リーグ落ちする可能性があるので、何としてでもスポルティングに

勝って欲しくない状況を作り出したのであります。

サルゲイロスのクラブメンバーはタダ。

しかしそれ以外の人は2万〜3万エスクードを払って見る。

理不尽な状況だと分かりながらもスポルティングファンはお金を

払わないと優勝の瞬間が見られないから払わざるを得ない・・・。

ひどすぎる〜。

翌日の新聞は各紙ともその記事がトップ。

サッカー新聞「BOLA」には

「ショックのスタジアム!」と言う見だしで何ページにもわたり特集

記事が組まれ、批判記事が続々と載りました。

何よりショックなのはTVで見られないと言うこと。

ラジオで観戦なんて味気ないことこの上ないよ〜。(T_T)

 

 チケットは即日完売でした。あっと言う間に売り切れたそうです。

 チケット即日完売の話が分かったあと、友達のジョンは

「う〜ん。ああいう発表だったけど・・・。

 うまく行けば見られるかもしれないよ。

 だってさ、大問題だよ。サルゲイロスのクラブメンバーはタダだろ。

 スポルティングファンは2万〜3万も払って見る。

 しかも優勝決定戦だよ。これでもし試合にスポルティングが負けたら、

 予測もつかない暴動が起きるかもしれない。

 事前にそれが分かっていながら手を打たないのは問題だからね。」

と言います。

「じゃあTVでやるかも?」

「やらないと、やばいよ。政府レベルで動くんじゃない?」

ホントかっっ?

 

 そう言った通りその2日後には「TV放送をする。」という発表が

ありました。SICと言う民間の放送局が8100万エスクードで、他社

TV1の5200エスクード・RTPの4950万エスクードの金額提示を押さえ、

放送権を買い取り無事放送されることになったのです。

放送は5月14日の夜7時から。

なんとサルゲイロス−スポルティング(SIC)

   ジルビンセント−ポルト(RTP)

の優勝決定戦が同時放送であります。

ああ緊張する〜。

勝って欲しい。

できればスポルティングが勝ってポルトが負けると言う完璧な勝ち方で

勝って欲しい〜。ポルトはここ何年も連続優勝してるんだもん。

18年振りの優勝をどうか我がスポルティングに!

神様イエス様アンドレ・クルシュ様お願いします!

 

 さて試合の前日土曜日・・・その日はパパ(ローマ法王のことを

ポルトガル語でパパといいます)がポルトガルの聖地ファティマを

訪れるため来葡していると言うことで、ポルトガルでは大騒ぎでした。

TV番組はローマ法王の特集番組をたくさん流しています。

その日いつものように受付の近くを通ると受付にいる管理人の

フェルナンデスが「おう、明日スポルティングは負けるな。」

とニヤニヤしながら息子に話しかけます。

「負けないもん。」

「い〜〜〜んや、負ける負ける。スポルティングは絶対負ける。」

「負けないもん!」

「スポルティングなんて好きにならずにベンフィカにすればいいのに〜。」

いつものようにからかっていたのですが、ウチのダンナがフェルナンデスに

「そう言えばパパ(ローマ法王)が来たね。」と言ったらニヤリと笑って、

 

「おいこら知ってるかい? パパ(ローマ法王)もベンフィキスタだ!」

 

 そ、そんなメチャクチャな。(^^;)

 

 このジョークには大笑い。

優勝決定戦の日を前に、何だかちょっとリラックスしてしまいました。

さあ明日だ試合は!

優勝してくれスポルティング!

 

(つづく)

 


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