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ユーロ2000 6 
月曜日はポルトガル語のレッスンの日です。前週二日酔いのため2度ともレッスンをパスしたジョンですが、
この日6月19日はちゃんと現れました。
前週2度ともレッスンパス。
つまり、イギリス−ポルトガル戦後、初のポルトガル語レッスンで
あります。到着するなり開口一番、
「2度目のポルトガル戦は酷かった。」で始まりました。(^^;)
「あんな酷い試合内容で勝てたのは奇跡だ。」と言います。
「勝ったんだからいいもん。」
「何が馬鹿馬鹿しいって、あの、アナウンサーの『今年のポルトガル
チームは最高だ。全てに優れていて、優勝は間違いない。』って
あの、自国自賛のくだらなさは頂けない。」
ジョンの目は憎しみに満ちているようであります。
断っておきますが、ジョンはイギリスのことを自国でありながら
サッカー以外は全然好きではなく、言うまでもなく普段は
ポルトガル派なのであります。5年前にイギリスを離れ、ポルトガルに
望んで暮らしているのです。太陽とワインとポルトガル料理も好き
なのであります。イギリスはすかしていて、気候は最悪だし料理も
まずいとよくけなすのであります。そのジョンがこの言いよう。(^^;)
5歳の時にサッカーを始めて、イギリスのチェルシーをこよなく
愛し、30年間サッカー狂いを続けて来た彼ですからまあ、サッカーの
ことでムキになるのは当然なのですが・・・・。
「オランダよりも優れていると言いやがった、あれは傲慢すぎる。
その点イギリスは謙虚だ。」
「そりゃあ、勝ったチームの国が自分のチームを褒めたっていいじゃ
ない。」
「ポルトガルのは度を超している。あの、ポルトガルの大きな旗を
かぶって、若者たちが叫んでいるさまは醜いよ。」
「イギリスだって勝ったらやると思うわよ。」と言うとフランシスカが
ぶんぶんと頷いています。
「負けたから、そう言うんでしょ。」と言ったら「くうう。」と言う
顔をしています。「大体この国は、何でも自分の国が最高だと思って
いる。EU議長国はポルトガルがずっとやっていれば全てがうまく
運ぶというニュースを見て呆れたね。ポルトガル料理は最高だって?
他の国の料理を食べたこともないクセに笑わせるね。なんにしても
この国の奴らは自分の国のことを何も知らない。これは危険だよ。
進歩がないのさ。」
「自分の国のことを好きでいて何が悪いの。」
「こんな、下らない愛国心は国を腐らせるよ。
そうだ、知ってるかい。イギリスがポルトガルに負けたあの日の夜、
バイロ・アルトでポルトガル人の若者たちがわざわざイギリス人を
呼び出して、負けたなざまあみろとはやしたてたんだぞ。」
「それ、イギリスが勝ってもやると思うよ。大体連日イギリスの
サポーターのマナーの悪さをニュースでやってるでしょ。」
「なんでもかんでもイギリスが悪いと言いやがって。あれはね、
ごく一部なんだ。ほんの一部のサポーターがやってることなんだ。」
「バイロ・アルトでイギリス人をはやしたてたのもほんの一部だよ。」
この調子で一時間半、延々とジョンの恨み節を聞くことになりました。
ジョンは悪友と言っていい、今やポルトガルでは一番の友達ですが、
一時間半もサッカーから発展したポルトガル関係の批判を聞いていると
いい加減イヤになります。
フランシスカは「いい議論のネタね〜。」とニヤニヤしながらも、
ポルトガル側サポートにまわっていました。
「クリ、ジョンはそれでも、ポルトガルが勝った時メッセージくれた
わね。」
「ああ、Parabens. Bem jogado.(おめでとう。ポルトガルはよくやった。)
ってヤツだよね。」
「あれはな〜、あれは〜。」ジョンは一呼吸おいたあと、
「歯を食いしばって出したんだ。」
きっきっき。
ポルトガル、イギリスに勝ってホントに良かったわ〜。
もし負けてたら今頃ジョンはど〜んなおーきな態度に出ていたかしら。
ああ恐い恐い。
「まあでも、イギリス今回ドイツに勝ったからな〜。決勝トーナメントで
ポルトガルに当たれば必ず勝つさ。」
フン、と鼻を鳴らしてジョンが言います。
う〜ん。
私はジョンの友達ですが、この時心の中では
「決勝トーナメントに来るなよ〜。」と言うおよそ友達らしくない考えが
芽生えておりました。決勝トーナメントに来て
万が一ポルトガル−イギリス戦があって、
それでポルトガルが負けちゃうようなことがあったら、
その時のジョン・・・・想像したくなーい。
負けろ〜、イギリス〜。呪文呪文。(ゴメン、ジョン。)
さて私の大好きなスポルティングのムペンザがいるベルギー、あんなに
押していたのにその夜トルコを相手に負けてしまいました。2−0。
スポルティングのムペンザの弟であるE.ムペンザがとても活躍して
いたのに〜。う〜ん、残念。
スウェーデンとイタリアは、優勝候補のイタリアが2−1で勝ち。
これで、グループBからはイタリアとトルコの出場が決まり、
ポルトガルと当たるのはトルコ。
もしイギリスが勝ったとしたら、イギリスと当たるのはイタリア。
ジョンは「イタリアか〜。うう。」とうめいておりました。(^^;)
「イタリアはなあ、難しいなあ。チャンスがあるとしたらペナルティ
だろうなあ。勝ちたいなあ。」
こらこらジョン、勝ってから言いなさい。
と言いたかったけど、ムキになって怒るのが目に見えているので、
何にも言いませんでした。(^^;)
(つづく)