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 ポルトガルリーグが始まった!3  


 ひきつった顔のまま怒って座ってしまったダンナ。

びっくりして固まってしまった息子。

盛り上がる場内。スポルティングコール。

ああ、この楽しい雰囲気の中、どうして我々のところだけ

沈み込んでいるのだ。(私が悪いんだけど)

ゲーム後半、まだ始まったばかり。

初観戦なのに、こんな真っ暗なまま終わりまで見るのはイヤ。

ぐるぐるといろんな思いが頭の中をよぎります。

このままではいけない。

意を決して謝ることにしました。

「ごめんね。悪かったよ。あんな状況でゴール見たのが

 悲しかったんだもん・・・。」

ダンナは黙っています。

「パパ、このホットドッグ・・・。」と息子がダンナに自分の

握っていたホットドッグを見せると、

「もういらないの? 捨てちまえっ、そんなの。」と言います。

「捨てちゃダメだよー。ねえ、ごめん、悪かったよー。

 折角スタジアムに来ているのに、雰囲気悪いまま見てるの

 イヤだよ。」と言いますが前を見たままダンナは返事をしません。

それから5分ほど悪い雰囲気が続きましたが、結局そのまま

見ているのは良くないとダンナも思ったらしく、だんだん態度も

和らいで、少し経ったら「キレて悪かった。」と言ったのでした。

 

 その後、スポルティングは数々のチャンスあれど追加点は

入らず、でも攻撃の度に選手の皆々様がゴール前にやって

来るのでよ〜く見えて嬉しかったです。

アンドレ・クルシュはディフェンスなので遠くにいてちょっと

寂しかったけどね。

ホームスタジアムのムードは格別で、盛り上がる時もがっかりする

時も一緒。不思議な一体感があります。最後のほうでもチャンスが

訪れて、一斉に皆で立ち上がりウォーーー・・・・あーあってな感じで

ちょっと面白かった。

 

 試合は1−0でスポルティングの勝ち。

終わりの笛がピッとなると、安堵と、追加点が欲しかったのになあ、

というため息が会場に洩れました。

余韻を楽しむでもなく、潮が引くようにスーッと皆出口の方に流れて

行きます。出口はぎゅうぎゅうの人・人・人。

当然カンポ・グランデのメトロも緑グッズを身に纏った人・人・人。

それでも東京の満員電車からはほど遠い余裕の車内であります。

その後、レストランローマに行って、スポルティングが買ったよと

お店の人たちと時々話しながら、おつまみ程度の食事をしました。

ここに住んでいる限り、アルバラーデの試合は全部見に行こう、と

ダンナと息子は張り切っていました。

さきほどの悪い雰囲気はすっかりなくなっています。

「次に行く時はー、双眼鏡とジュースがいるなあ。

 ビデオとカメラもやっぱ必要だし。」と私が言うとダンナは

「あと、おにぎり持って行こうー。店メチャメチャ混んでたし。」

・・・・・。

ダンナー、野球と違うんだよー。

そんなに観戦しながら何か喰いたいかー。

と言いそうになりましたが、またケンカになるとまずいのでやめました。

 

 その後家に帰り、録画しておいたビデオで試合を見たら、そりゃあ

やっぱり実際に見るよりも選手の動きがぐんと分かる。

おさらいみたいなものかな?

でも観客席が映る度に自分達は映ってないかな?と確認してしまう我々は

やっぱりミーハー家族です。(ミーハーってもう死語???)

 

 それにしても、サッカー観戦はやっぱり楽しく見なくちゃね。(^^;)

 


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