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ポルトガルリーグが始まった!2
しばしシュマイケルに見とれて、フィールドに釘付けになっていました。ダンナは私の喜びぶりを見てニヤニヤしています。
しかし試合開始になってからトイレに行きたくなるのは御免なので、
後ろ髪引かれる思いでトイレに行っておくことにしました。
トイレの前はダンナの言った通り長蛇の列でした。
ああ、早く戻りたいよー、と15分くらい待っている間も場内から歓声が
聞こえてきて、ああ、試合始まらないでと冷や冷やしながらも、やっと
入ることが出来ましたが、あのブロックにトイレがたった3つって
言うのはキツイんでないかい〜。
急いで戻ると、もう選手たちがフィールド入りして練習を始めています。
場内はスポルティンギスタのスポルティングコールがえんえん続きます。
「残念だったなー。選手たち練習始める前にこっち来て手振って
くれたぜー。」
「悔しいー。」
「スポルティングの選手が入って来た時はすごい拍手で、ファレンスが
入って来た時はピーピーって言う指笛がすごかったよ。ありゃ相手の
チームはやりにくいわな。」
「へええ。」
なんて会話をしながら、練習を見ていました。
おお、TVでしか見たことのない選手たちが、練習してるよー。
かっこいいなあ。
まだ練習着なので背番号がなく、誰が誰だか判別はしにくいけど・・・
髪の長いのがエドミゥソンでー、あれはアコスタだなあ(すぐわかる)
少し背の低いのはパウロベント?
そして、そして、あれがアンドレ・クルシュ様〜〜〜。
アンドレ・クルシュは遠目に見ていてもステキだった。
なんてスポルティングのユニフォームが似合うのかしら。
なんてステキな走り方をするのかしら〜。(*^^*)
一旦選手たちは引っ込み、ユニフォームに着替えて来ました。
一人一人の名前が呼ばれ、場内は大歓声。
特にジョアンピントと、アコスタの時はひときわ高い歓声です。
さあ〜、始まるぞ〜。
試合が始まりました。
まだスポルティングファンビギナーの私は背番号と選手の名前が
全部一致しないのですが、息子がいるので大丈夫。
「23番って誰だっけ。」
「ルイ・ジョージ!」
「じゃあ7番は?」
「サ・ピント!」
と言う具合に専属解説者がぜ〜んぶ教えてくれるのであります。
ゴールチャンスが来ては皆で立ち上がりウォー!
手に緑のマフラーを巻いてはぶんぶん振り回します。
「このマフラーってこういう使い方するのかー。」とダンナは
妙に感心。
私たちの座席は幾分前のほうなので、どのポジションに誰がいて、
と言うのがゴチョゴチョして分かりづらかったのですが、前半は
それでも何度かチャンスがあり、とても盛り上がりました。
アンドレ・クルシュのフリーキックの時は、祈るような気持ちで
見ていました。(外して残念。)
「パウロ・ベントって欽ちゃんファミリーのメンバーみたいな
顔しているけど、よく動いてかっこいいね。」
「うん、実物はいいなあ。」
なんて言いつつ前半彼はファウルを取られボールを地面に叩きつけ、
イエローカードを喰らってしまいました。
サ・ピントは何度かボールを持つのですが、今ひとつゴールに
結びつきません。エドゥミルソンも頑張っていますが・・・・。
「点なかなか入らないねえ。」
「押してるんだけどなあ。」
場内一斉のスポルティングコール。
「スポーーーーールティング!」
「スポーーーーールティング!」
「スポーーーーールティング!」
「スポーーーーールティング!」
ファレンスがファウルをすると、ブーイングの嵐です。
ホームの試合ってこんな感じなのね〜。
ファレンスのサポーター来てるのかな?(ちょっと気の毒・・・・。)
でも相手のホームに行ったら逆のことが起きるわけだし、
まあこんなものなんだろうな。
スポルティングは押してはいたのですが、結局得点出来ずに
前半が終わってしまいました。
「俺トイレ行ってくるわ。おまえは?」
「私はいい。行かなくても大丈夫そうだから。」
ボーっとして待っている間、今度はシュマイケルは遠くに行って
しまうけど、代わりにスポルティングの攻撃は近くで見られるなあ、
とか、後半は大差で勝つといいなあ、とか、そしたらレストラン
ローマで「スポルティング勝ったもんね。」って、言えるな〜、
とか考えていました。
しかしダンナはなかなか戻って来ない。
男性のトイレは全然混んでないって話聞いたけど・・・・今は混んで
いるのかしら。
もう後半開始の笛が鳴りそう、と言うその瞬間、ダンナと息子が
戻って来ました。
その手にはホットドッグが3つ・・・・。うち2つは千切りポテトチップが
山盛りの・・・・。
「なんでこんなの買ってきたのー。もう試合始まるじゃん。
これから応援するのにー。」
「なんでー、いらなかった?」
「終わったらすぐローマのレストランに行くんだよー。
後1時間もないでしょう。なんでこんなの買って来るのよー。」
実は私はオヤツを食べると言う習慣がありません。
間食は好きでないし、外食直前に何か食べると言うことはしたく
ないのです。それにもうゲームが始まるところではありませんか。
「苦労して買って来たんだぞ。喜ぶと思ったのに。」
「何よー、自分が食べたかっただけでしょ。」
「じゃあ、食べなくていいよ。オレが2個食べるから。」
「だってあなたも一緒にレストランに行くのにー。」
「じゃあ喰うなよー。捨てればいいだろ。オレは喰うぞ。」
しかしホットドッグは美味しそうでした。
「食べるわよ。」
美味しそう、捨てるのも勿体ないし・・・と言う思いでホットドッグを
口にしました。言い合いをしているうちにゲームはもう始まっていました。
ホットドッグは美味しかったのですが、もぐもぐしているうちに
スポルティングのチャンスが来て、ゴール外したー、あっ、
でも・・・入ったあぁぁぁぁーーーーー!!!
場内大興奮、スタジアムは沸きに沸いています。
ジョアンピントが、アコスタのアシストで見事にヘディングゴールを
決めたのでした。
「やったーーーー!」
スポルティングは得点したっっ。
しかし心は複雑でした。
こんな、ホットドッグをほおばりながら、折角スタジアムにいるのに
集中して見ていない状態でゴール。
「こんな、食べてる時にー。こんな状態でー。もっとちゃんと見ていた
かったのにー。」
いかんと思いながら、ブツブツ言ってしまいます。
自分にも何だか怒りが沸いてきているのでした。
どうして、食べてたのだ。
どうして、集中して見てなかったのだ。
私ってばバカだ。
大体、どうしてホットドッグなんて買ってくるのよ。
この後食べに行くはずじゃないの。
食べながらながら観戦なんて、そこでホンモノの選手がプレイして
いるのに、そもそも失礼だわっ。
ああもうっっっ。
ブツブツ言ってしまう・・・・。
「もっとちゃんと見ていたかったのにー。何よもうー。」
しかし次の瞬間ダンナは切れました。目を見開き怒りのまま、
「じゃあ喰わなきゃ良かったじゃないかっっ! 何で喰うんだ。
喰うなって言っただろ! 捨てちまえばよかったんだよ!
なんだよ、喜ぶと思って買って来たんだろ! ああ、もう最低だ!」
間にいる息子は呆然としています。
きっと後ろにいた人たちもびっくりしていたことでしょう。
場内ゴール大興奮のスポルティンギスタたちの中、私たちのところだけが
氷のように冷た〜く冷た〜くなっていました・・・・・。
(つづく)