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対オランダW杯予選
2000年10月11日はW杯予選の中でも大事な大事なゲーム。対オランダ戦です。
何たってこのグループの中では一番の強豪オレンジサイボーグ軍団。
ダービッツを始め、ヨーロッパの各国リーグで活躍するスターが
ぞろぞろいるチーム。負けられない!
10月7日の対アイルランド戦、押していながらホームでまさかの
引き分けになったばかり。
あの試合、絶対に勝てると思っていたのに・・・・。
このオランダ戦、もし負けたらW杯予選突破は厳しくなる、
どうかどうか勝ちますように!
(ああ、しかしきっついな〜。アウェイだしなあ。)
この日、息子が学校から帰って来て「あたまがあついの。」と言うので
計ったらなんと38.8度!
こんなに熱を出すのは久しぶりだ〜。
息子は寂しがりなので、ベッドに一人でいるのを嫌がり、居間のソファで
ふうふう言って寝ていました。
オランダ戦は夜7時始まり。
ダンナは仕事が山積みで毎晩遅くの帰宅でしたが、この日だけは何と
しても早く帰ってくると朝から息巻いておりました。
待望のオランダ戦が始まりそうな頃、息子は寝入りました。
あんなに一生懸命応援するんだって言って、張り切っていたのに・・・・
可哀想・・・。
TVでは、過去のオランダ戦の模様を紹介しています。
あれ、アイルランド戦で引き分けた時のオランダにはダービッツは
いなかったのか。今日もいないといいのにー。(^^;)
しかし選手紹介ではダービッツは見事にメンバーに入っており、
他にもユーロ2000でバシバシ得点していたクライヴェートなんかもいて、
イヤ〜な予感・・・・。
「今から帰るけどー、タクシーが来ない。」と言うダンナからの
メッセージが携帯に入ります。おいおい、試合もう始まっちゃうよ。
試合開始のホイッスルが鳴り、オレンジ一色の観客席が盛り上がってる。
フィールドに選手が散らばります。
うわー、もう相手のコーナーなの。やだな〜。気をつけてよ〜。
でもコーナーは決まらず、ホッ。
オランダも優れたチームですが、我がポルトガルも秀逸な選手がたく
さんいるんだから、勝てるぞ! 頑張れ!
ボールの維持率は見るところどちらも同じくくらいだし・・・・。
まだ始まって10分、というその時、ルイコスタのパスをパウレッタが受け、
ゴール前にいるセルジオ・コンセイサオンにロングパスを送りました。
通った!
うわっ、うわ、ゴーーーーーロォォォーーーーー!!!
ゴーーーーーーーーロォォォォーーーーー!!!
阻む敵陣を見事にかわし、セルジオ・コンセイサオンの左足から痛烈な
シュートが! 入ったぁ〜〜〜! こんなに早く!
叫びたいキモチでしたが、すぐそばで息子が眠っていることもあり、
声にならない叫びを上げました。
ダンナが「やったぁぁぁっっ!」とやはり声にならない叫びをあげながら
戻って来ました。受付を通る瞬間、管理人が見ていたTVで
セルジオ・コンセイサオンのゴールが見られたとか。
「やったじゃん!」
「うん、でもオランダやっぱ、押してる感じ。
ボール持ってるのはどっこいだけどね。1点じゃ安心できないよ〜。
先制点はイヤ〜なジンクスがあるからさー。」
(このところ私たちの見る試合は全て、先制点を取りながら負けるか
引き分けると言うパターンであります。)
「しっかし、こいつも可哀想だなあ。何もこんな日になあ。
今朝まで試合楽しみにしてたのになあ。熱どれくらいあんの。」
とダンナが息子を見つめながら言います。
「38.8度。さっきまでちょっと辛そうだったけどね。
見た感じ少し良くなったと思う。」
「そっかー。」
そして、その後もオランダには数多くチャンスがありました。
しかし、ゴール前に何度も行きながら、コーナーキックのチャンスも多々
ありながら、得点に結びつかない。
これはサポーターの皆さま、さぞかしフラストレーションが溜まることで
ありましょう。オランダは攻めてましたが、こちらのGKキムもよく
頑張っていたと思います。こちら地元ではユーロ2000の時のバイーア
よりも優れているのでは、と最近の評判は上々。彼のいるブラガと言う
クラブはただ今国内リーグでポルトに次ぐ第二位ですが、威嚇など
しないものの、淡々と落ち着いてボールを処理していました。
危ない場面がたくさんありましたが、逆に言えばアレ全部、味方の
サポートがあるとはいえ防いでいたのだから、なかなか大したものでは
ありませんでしょうか。
ああ、前半、終わるなあ。追加得点して欲しいけど・・・・
と考えていたその時は44分。
画面ではオランダの出したパスをパウレッタがさっと取りに行き、
そのまま走っています。あれえ、行けるかな?
走って、走って・・・・オランダ陣がなんとかして阻もうとしてる。
左にフィーゴがあがってきてる・・・・チャンスだ!
フィーゴにパスしないのかな?
しかし、パウレッタは一旦ボールを止め、オランダ側のタイミングを
崩すようにシュート! ・・・・入った!
やった! 追加点だっっっ!
TVではアナウンサーが興奮し、ゴーロォォォォォと叫んでいます。
私たちも叫びたいのですが、息子が隣りでスヤスヤ寝ているので、
叫びたい気持ちをぐっとこらえ、飛び跳ねました。
オランダ相手に2−0!
信じられないっ。強いぞポルトガルぅっっ!
そしてインターバル。
「2点差かあ、やったあ!」
「いや、先制点は危ないよ〜。ユーロ2000の時も、イギリスが
ポルトガルに2点リードしながら逆転されたじゃない。」
「そうだよな〜。最低3点くらい差がないと、安心できないよなあ。」
しかーし、後半もオランダは数あるチャンスを生かせず無得点。
ポルトガルは勝ってくれたのであります!!! うぉ〜〜〜!!
よくやったよぉ〜、あのプレッシャーぶんぶんのアウェイで!
ヒヤヒヤすることもあったけど、我がチームのいいところは守りに
入らないところ。ここんとこのスポルティングみたいにバックパス
ばっかりするわけではなく、果敢に果敢に攻めてました。
またこのパスがビシビシとよく通るのだ〜。
見ていて気分がスーッとするゲームでした〜。
後半からはオランダの観客席にはブーイングの指笛がたくさん
聞こえましたが、全くもって、オランダのサポーターたちは自分の
チームにがっかりしていたと思います。
だってね、オランダのコーナーキック、ゲーム中総計12もあったの。
対するポルトガルはたったの2回だけ。(^^;)
それ以外のゴールチャンスは同じくらいだったかな?
それなのに2点差だもんね。そりゃあ怒るよ〜。
その気持ちはよく分かる。
しかしいいのだ。ポルトガル勝ったぞ!!!
ひっひっひ。
前回ポルトガルホームでのアイルランド戦でのオープニングで、
ポルトガル人サポーター達から大ブーイングを受けていた
セクレタリオも、この日出場していたけどよく守っていたと思うし、
ディマスは相変わらず安定していたし、ヴィディガルもよく動いて、
この日の選手の調子は全般とても良かったと思います。
メンツ的にはアイルランド戦のほうがスターが揃っている気がした
けれど、この日のメンバーも実は良かったのですね。
(結果が出たから言えることですけどね。)
それにしても、フィーゴはどうしていつもあんなに苦悩に満ちた顔を
しているのだろう。あと、ルイ・コスタ、いつもガム噛んでるなあ。
そこがまた、余裕の彼らしくてヨイのですが・・・・。(^^;)
試合は終わり、息子がボーッとした熱の中、少し目を覚ました
みたい。
「ポルトガル、かった?」と聞くので
「勝ったよ。2対0だよ。セルジオ・コンセイサオンとパウレッタが
ゴーロしたよ。」と言うと、
「かったんだねー。よかったねー。ホントによかったねー。」
と力なく、しかし嬉しそうに言います。
うんうん、良かったよね。勝って。
早く治ってまた大騒ぎで応援しようよ。
やっぱ一緒に盛り上がらなくちゃ、あんたが元気じゃなくちゃ、
観戦のし甲斐がないよー。
ともあれ強豪オランダ突破! これでヌーノ・ゴメス、シャビエル、
そしてパウロ・ベントが戻って来るのを待つばかり!
勝ち抜いてどうかW杯に行ってくれい、ポルトガル!
「ファンタスティック!」と絶賛する翌日のRecord