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 対アイルランドW杯予選3 


 さて、後半開始。

今度は私たちの近くのゴールにポルトガルのキーパー、キムが

やって来ました。彼はポルトガル北部のクラブ、ブラガのキーパー

ですが、とても落ち着いていて信頼出来ます。

後半もポルトガルは結構いけてました。

どう考えても試合はこっちのペース。

そして後半10分過ぎた辺りで待望のシュート! 

向こうのゴールは遠いし、おまけに私たちの位置からはコーチ席の

透明プラスチックカバーで見にくかったものの、オオーーーと言う

大歓声と共に一斉に皆が立ち上がったのでシュートしたらしいと

分かりました。場内一気に活気づきます。

マフラーを振り回し、皆飛び跳ねて歌っています。

「やったあっ。」

「誰がシュート入れたんだろう?」

「ボードないから分からないねー。とにかく良かった。これで行け

るよ〜。」

見ろ〜、ジョン、ポルトガルが勝てないなんてことないんだから!

(後からビデオで見たら、ルイコスタのパスを受けてセルジオ・

コンセイサオンが決めたシュートでした。

結構距離長かったけど、バッチリ!)

 

 その後ポルトガルは更に攻めまくるのですが、あと1点が取れません。

サ・ピントが何回かミスパスをし、後ろで何人かが

「パウレッタと取り替えろ!」と罵声を浴びせています。

ゴールチャンス!でもダメ・・・・・。

またゴールチャンス! でもダメ・・・・。

スタジアムに不穏な空気がすこーし流れ始めた頃、アイルランドの

選手たちにボールが渡りました。あれっ、どうしてうちの選手ボールを奪

いに行かないの・・・・行くタイミングを外してるのかな・・・・

と考えていたその時は試合終了までまであと10分。

ポルトガルのキムの守るゴールは目の前ですが、アイルランドのパスが

次々と渡り、渡り、目の前をふわりと浮かんだボールがシュパン、と

ゴール左隅に入ってしまいました! 

声援がピタリと止まり、何とも言えない空気が流れます。

逆に、アイルランド側の応援席は勢いづき、ここから形勢は逆転とまでは

行かないものの、かなり変わりました・・・・。

 サ・ピントとジョアン・ピントがカプッショとパウレッタと交代します。

皆「もう遅いよ。」とぼやいています。

結構びっくりしたのは、ポルトガル人の観客達の元気が一気に失せて、

応援に力が入らなくなってしまったこと。

元気がなくなるのは点を取られたから当たり前なのですが、目に見えて

違うのです。逆に、アイルランドのサポーターたちの勢いは少人数ながら凄い。

ねえ、なんでー、もっと力を込めて応援しようよー。

スポルティングの試合でスポルティングのファンならこんな時でも必死で

応援するのにー。

 

 点入れて、入れてと言う必死の願いも虚しく試合終了のホイッスル。

アイルランドの応援席の大歓声。と同時にポルトガル側は皆立ち上がって

ザーッと出口方向に流れて行きます。ずっとその場にいたかったけれど、

少しでも遅くなると地下鉄もタクシー乗り場もメチャ混むので、

私たちも慌てて出口の方に向かいました・・・・。

 

 眠いとぐずる息子をダンナが抱っこしながら

「ああー、なんか先に点取っちゃったから負けた気分だぞー。」と言い

地下鉄に乗り込みました。意気消沈するポルトガル人でいっぱいの電車は

なかなか出発せず、歓喜溢れるアイルランド人たちが次々と乗り込んで来て、

とても悲しかった。

キライだ、明るい北欧人なんて。

(と、その時だけは思った。シュマイケルは別だけど。)

アパートに着いたのが夜11時半。

受付には管理人のフェルナンデスともう一人よくいるおじさんがいて、

私たちの姿を見るなり困ったような顔をして「引き分けちゃったなあ」と、肩を

すくめました。

「ホンモノが見られたのはとても嬉しかったけど、勝てると思ったのに悔し

い。」

と言ったらスポルティングの話だと糞味噌にいつもけなすフェルナンデスが、

「これが最後じゃない。負けたわけじゃないし。来週のオランダ戦があるさ。

 頑張って応援しようよ。」と言いました。

うう、フェルナンデス、優しいじゃないの〜。

(スポルティングの試合の時もそれくらい言って〜。)

家に着いて、ビデオ見ようか、と言いビデオを巻き戻し、

これが勝っていたらいかに美味しかったかなあ、と思いながら

冷凍枝豆を茹でてビールを飲みます。

息子は家に帰り歯を磨くなりコテンと寝てしまいました。

ビデオを見ていたら、確かにポルトガルはいいペースで押してる、押してる。

でもスタジアムで見ているより意外にアイルランドも健闘していたかも。

(スタジアムではチャンス0に見えてた。)

 

 ああ、勝ちたかった。ホームなのに勝てないなんて。

あそこにヌーノ・ゴメスがいたらなあ。

彼の瞬発力あるシュートがあれば・・・・・。

でも仕方ない。

ヌーノ・ゴメスもパウロ・ベントもシャビエルも出場出来ないのは事実なんだか

ら。

次のオランダ戦は10月11日・・・・

フェルナンド・コウトとディマスはイエローカード1枚ずつ喰らってる。

オランダは強い。

それでも、どうか、勝って。お願いだから。

勝って勝って勝ち抜いて、誰にも文句言わせず日本と韓国に行ってくれーー。


翌日の新聞の見出しは「苦い!」

  


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