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 観戦パーティ・悪夢の対アメリカ戦1


『6月5日[水]ポルトガル vs 米国いよいよワールドカップ本大会まで

あと1週間となりました。残念ながらポルトガルは韓国での戦いですが、

日本同様ポルトガルにとっても第一試合は決勝トーナメントへ進むために

とても大事な試合です。あいにくこの試合は地上波の放送がなく当庁では事務所に

SKY PERFECTのアンテナをとりつけプロジェクターを通してスクリーンに

映して観戦する予定です。日本在住のポルトガル人は少なく、ポルトガルと

関係の深い日本人サポーターと、ちょうどこの時期に来日中のポルトガル業者の

方々も合流する予定です。是非一緒に応援しませんか。

おいしいポルトガルワインやビール、おつまみなども用意してお待ちしております。』




 と、言うメールをICEP(ポルトガル投資・観光・貿易振興庁)の担当者の方から

受け取ったのが5月も終わりの頃のこと。

うわあ、大きなスクリーンだって。しかも周りは全員ポルトガルを応援か?。

よく『韓国まで行かないの?』と聞かれる私ですが、子連れのこの身ではやっぱり無理。

インタの知り合いや友人が次々と韓国に飛んで行く話を聞きながらいいな?

羨ましいな?とは思うもののどうしようもない。

でも、ポルトガル関係者が集まってポルトガルを応援するって言うこのパーティ。

スタジアムには行けなくても・・・・楽しそう!

勝つのは分かってるんだし盛り上がるだろうな。

当日はプレスも入るので、ユニフォームを着るか応援グッズを持っていれば

それを持って来て欲しいとのこと。

ダンナに連絡したら「面白そうじゃん! 行こう行こう!」と大乗り気なので

早速「出席します」とICEPにFAXを送りました。



 さて、ポルトガルのユニかあ。EURO2000の時のものは持っているのよねー。

今回のワールドカップのナイキのユニってデザインがかっこ悪いんだよなあ、

丸首だし、やたらメッシュ入っている上に、生地もペラペラで首のところの

縫製とかもツレてて・・・EURO2000の時のが全然良かったよなあ?

と思って買わずにいた今回のユニ。

でもでも、これを機会に買っちゃおうかな?



 最近スポーツショップに行くと、つくづくポルトガルってメジャーに

なったなあって思います。EURO2000の頃は、マニアックなポルトガルサッカー

ファンの人からポツポツメールが来るくらいだったのに。

ショップにポルトガルグッズが置いてあるなんてことは極めて稀だって嘆いている

メールだったりしたから、あの頃は日本では全然注目されてなかったんだろうな。

ワールドカップが近くなるにつれてポルトガルコーナーとかも出来たし、

こんなグッズはポルトガルでも買えなかったぞ?と思うようなグッズも売っているし、

嬉しいけどあんまりにも有名になっちゃうのはちょっぴり寂しいような。

いやいや、寂しがってはいけないのです。ポルトガルは素晴らしい国であり、

ポルトガルサッカーは強いのであり、それはもっともっと有名になって当然なのだ。

2004年にはヨーロッパ選手権の開催国にもなることだしね。



 ショップで今回のユニを試着したら、やっぱりなんか割烹着みたいで変。

躊躇っていたら店員さんが

「女性の間では、子供用のユニを着るのが流行ってるんですよ。これ着てみたらどうですか?」

と150cmの子供用のユニを持って来てくれました。

こんな小さいの着るの?うわー頭入らないし・・・・

でも無理やり着たら、なかなかヨイかも、と思ってついに購入。

あー、もうどうせ買うならパンツも買おう! 

斯くしてポルトガル対アメリカ観戦パーティに行く準備は整いました。



 グループDは楽勝でポルトガルが一位突破と言うフレコミでありましたが、

私はなぜか朝からとても不安でした。

サッカーマニアの友人たちが『絶対に大丈夫だ』と言っているのだけどなんか落ち着かない。

フランスだってセネガルに負けてしまったじゃないの。

サッカーは何があるか分からないんだから。

まあでも、大丈夫よね。ポルトガルは強いんだもの。

朝からドキドキしながら落ち着かない時間を過ごし、スカパーのビデオの録画予約をし、

そして夕方、いざICEPへ!!



5時半から始まるパーティ。

事前に、息子を連れて行こうかかなり迷いましたが、大人がたくさんいる

パーティはつまらないかな、お友達と遊んでいるほうがいいだろう、

と結局友人に預かって貰うことに。

ダンナは5時半に仕事が終わるらしく、私は一足先に会場に入りました。

受付で名前を言ったら『あ?、あのHPの!』とか言って貰えてちょっと嬉しかった。

ちょっと緊張していたのだけど、とっても感じが良くて少しリラックス。

MADE IN PORTUGAL と言う国旗も描かれたシールが入場OKの目印のようで、胸に貼ってくれました。

ICEPのオフィスがパーティ会場らしく、入り口にはワールドカップ特製ワインが

ずらりと並んでいます。

赤ワインを1つ頂いて、奥に進むと中には既に勝ちを予測した人々でいっぱい。

和やかな談笑ムード。

正面のホワイトボードには対アメリカ戦何対何で勝つか?の予想が

各人名前入りで書き込まれています。

3-0、3-1、5-0、4-1・・・・もちろん皆ポルトガルが勝ちとの予想。



 う?ん、知らない人ばっかりだなあ?、早くダンナ仕事終わって来ないかなあ、

と思っていたら後ろから突然声をかけられました。

そこには、リスボンにいた頃の知り合いのMさんがいました。



「Mさん! きゃー久しぶり! いつ帰って来たんですかー!」

「1年以上前だよー。 HPまだ続けてるんだって?」

「はー、更新あんまりしてないですけど・・・・。日記だけは毎日なんとか。」

「そっかあ、住まなくなったらネタは大変だよねえ。いやあ、懐かしいねえ。

  私はもういい席取ったよ。あっちに行こうよ。」



 ひゃー、助かった。良かった?Mさんがいて!

奥には大きなテーブルがあって、そこに懐かしいポルトガルのRissoisと言う

エントラーダを始めいろいろなお料理が盛られていました。

Mさんと話している間にふとテーブルの向こうを見たら、息子の日本語補習校の

先生だったKさんが手を振ってる! 

思わず飛んで行って手を取りピョンピョン跳ねてしまいました。



「わーー、元気? 一時帰国?あのポルトガル人の彼と結婚した?」

「したんですよ?、先月の24日に。」

「新婚じゃーん! おめでとう?。」

「ありがとうございます?。あれ?ダンナさんは?」

「5時半まで仕事なのよ。もうすぐ来ると思うけど・・・・

 あ?試合楽しみだね! なんかでもドキドキしててさー。」

「私も不安なんですよー。ポルトガルって、以外なところでヒョコッと負けたりするから。」

「まあでも、大丈夫大丈夫。強いんだから。」

「うん、応援しましょう。」



と話しながら大スクリーンを見ると、第一戦のメンツが発表されていました。

カタカナ表記・・・・



バイーア、ベト、フェルナンド・コウト、ジョルジ・コスタ、ルイ・ジョルジ、

ルイス・フィーゴ、ペチ、ルイ・コスタ、セルジオ・コンセイソン、

ジョアン・ピント、パウレタ・・・・



「なんじゃ、あの『ペチ』(Petit)ってえ?。」

「プティって書いて欲しいですよねー。表記違いますよねー。結構。」

「ペチって・・・・情けないなあ、犬の名前じゃないんだからさ。」

そうなのだ。セルジオ・コンセイサオンは日本では『コンセイソン』で

もう固定されているし、雑誌によってはアベル・シャビエルとちゃんと

書いているものもあるけど、たいてい『ザビエル』だし。

あとTVで『パウレタ』って呼んでいるの聞くと肩透かしくらったみたいで

がっくりするー。パウレッタって呼んでよね。レにアクセントよ!



 会場にはプレスの人も何人か入っていて、Kさんのダンナさんにインタビューを

始めたので私はMさんのところに戻って椅子に座りました。

そこにダンナが到着、手には懐かしいSAGRESのビールが。

「うわー、間に合った。」

「良かった良かった。もう始まるね。」

「お前、これビデオセットしたの?」

「当たり前じゃない。」

「よぉぉぉーし。終わったらさ、ユーロ2000の時みたいに、いいシーンを編集しようぜ?。」

「そうだね!」

今回の代表には我がスポルティングから7人も入っているので応援のし甲斐があるぞ?。

スクリーンの前には在日ポルトガル大使もいらっしゃいます。

オフィスの中はもう人でぎっしり。ちょっと暑いくらいです。

そこに国歌の歌詞の紙がまわって来ました。

ああ懐かしい。歌ったよな?EURO2000の頃に何度も。

大スクリーンを前に、そこにいる皆さんとそして画面の選手と一緒に大きな声で歌います。

前ではプレスの人々がカメラを回していました。

これから始まる試合、ポルトガルは絶対勝てる、と言う期待と確信を

そこにいる全員が持っていたはず。あの時は。



(つづく)


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