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 対韓国戦・真っ赤なスタジアム1






 対アメリカ戦では3?2と予想外の敗北になってしまったものの、対ポーランド戦では

4?0で怒涛の快勝! 

観戦記を書く積りは実は大会開催前は全くなかったのだけれど、ポーランド戦が終わった時点で、

やっぱり書こうかな?♪と、思い始めました。

ポルトガルに住んでいないのに観戦記書いても読みに来てくれる人にはつまんないかな、

と思ったんだけど、いいのだ、先行きが明るそうだし、自分のために書こう!

そんでHPにUPしよーっと、と翌日はヒサビサにPCにかじりついて、記憶の糸をたどりながら、

あの悪夢のアメリカ戦をカシャカシャカシャカシャ。

書いてみれば量が多くてこれは大変だー、けどあの楽しかったポーランド戦を書くためには、

この悪夢のアメリカ戦を乗り越えなくては書けないもんね。

これで決勝まで行ったら大変だなあ。

自分の首を自分で締めているようなもの、だけど、いいの。

ポルトガルが勝ち抜くことは私の最大のシアワセ。

さあ?終わった! 次はポーランド戦を書こうっと。

と思ったら昔の上司からオオモノかつ急ぎの仕事が来てしまいました。

どうして、やることがある時に限っていろんなものが重なるのー。



 と、ヒイヒイ言いながらもやっとポーランド戦まで書き終わり、いよいよ対韓国戦の当日です。

ここまで、各グループそれぞれ予選突破チームが決定。

グループAからはデンマークとセネガルが。

ジダンの故障が響いて優勝候補のフランスは早々に脱落。

ユーロ2000では嫌な思い出のあるフランスで憎かったのだけど、

ジダンのあの様子を見るとやはり可哀想・・・・。

グループEからはドイツとアイルランドが。

ドイツの対カメルーン戦での、審判のイエロー大安売りは頂けませんでした。

何がファウルで何がそうでないのか、基準をはっきりさせてちょーだい。

グループBからはスペインとパラグアイ。

グループFは最後まで行方が分からなかったのだけど、アルゼンチンの猛攻撃もかなわず、

スウェーデンとイングランドが進出。クレスポが泣きじゃくってたよ・・・・。

そして、グループCからは、ブラジルのリバウドの汚いシミュレーションで

お気の毒だったトルコがブラジルとともに決勝トーナメントへ。

グループGは圧倒的な強さを見せたメキシコと、あわや予選落ちかと危ぶまれたイタリアが。

そして残るはグループDとグループHを残すのみ。



 朝からドキドキと落ち着きません。いてもたってもいられないー。

だってねえ、今日の試合は対韓国、でもって韓国ホームでの試合。

韓国のあの、「テーハミングッッ」コールの中、真っ赤っかなスタジアムで

我らがポルトガルチームは戦わなければならないのです。

審判もきっと開催国韓国の味方。

とてつもないプレッシャーがあるだろうし、それにこの間のアメリカ戦の時の

韓国の攻めぶりを見ると、いくらポルトガルが強いと言ってもやっぱり不安。

サッカー通の友人は

『大丈夫だってー、実力にどれくらい差があるか分かってるわけ? 

FIFAランキングは余りあてにならないけど、それにしたって、5位と40位だよ。

アメリカの12位なんかとわけが違うよ。韓国が勝てるわけがない。』と言うのだけれど、

何があるか分からないのがサッカーです。ああ、不安だあ。

今までの感じから言って、ポーランドがアメリカに勝つとは思えない。

だからポルトガルが自力で確実に抜けるためには、ドローじゃダメなのよ、勝たなくちゃ絶対に。

ああ、返すがえすも、あのアメリカ戦が悔やまれるう。

ましてや私には韓国ファンのお友達がたくさんいるのです。

私自身だって、韓国サッカーは全然知らないけど、韓国は昔からなじみのある国で韓国のことは好き。

今日の試合、ポーランドがアメリカに勝ってくれないだろうか。

そして、なんとかポルトガルと韓国が一緒に予選を抜けられたらいいのに・・・・

でもそれはきっと無理な話よね・・・・。

ああ、こうしていても落ち着かない。

アメリカ戦もポーランド戦も書き終わったし、オオモノ仕事も片付いたし、

部屋のそーじもしたし、気晴らしに映画でも観に行こうかな?と思って、

午前中から映画を観に行くことにしました。

時間の都合で、観たい映画の中から観ることになったのは『アイ・アム・サム』。

泣く映画と言う評判なのでハンカチ握りしめていましたが、私はちょっとウルウルした程度。

年喰って涙も枯れちゃったのかしら。

うー、やっぱ景気付けに『少林サッカー字幕版』を観に行ったほうが良かったかな・・・・と思ったりして。

でも吹き替え版をこの間観たばっかりだもんなあ。



 家に着いてTVをつけたらTVはこれから始まる日本?チュニジア戦で大騒ぎ。

スタジアムの映像や、ブルーのユニフォームを着た人たちにインタビューする模様などが流れています。

でも私はもう今晩の韓国戦のことを考えて気もそぞろ。

(もし日本が勝ったら、韓国が燃えちゃうからやだなあ・・・試合の順番が逆だったら良かったのに。)

とまで思い始める非国民。

ロシア戦の時はあんなに盛り上がって応援していたのに、ともかく心は夜の韓国戦のことでいっぱい。

そこに息子が帰って来ました。

「あっ、日本だあ。かつよね?」

「うん、大丈夫でしょ。」←既に余り興味がない

ポルトガルのユニに着替え、配達の遅い酒屋さんにお酒その他を注文します。

今のうちに注文しておかないと、夕方注文したらきっとポルトガルの試合中に持って来るわ。



 それから、ボーーーッとしながら、日本?チュニジア戦を見ていました。

前半が終わりそうな頃、酒屋さんが注文したものを届けに来ました。

「はーい。」と言いながらドアを開けたら、酒屋さんのおじさんは上下ポルトガルのユニの

私のナリを見て一瞬引き、「き、気合入ってますね。ポルトガルの応援ですか。」と言います。

「はいー、今晩が試合なんで。」

「勝つといいですね。」

「そうですね。勝つといいんですけど、韓国のホームだからちょっと心配なんですよ?。」

「ああ?、ホームでやって予選落ちした国ってないんでしょ?」

「まあ、でもポルトガルは強いんで、期待してます。」

「本当、勝つといいですね。日本、今やってますよね。」

「やってますよ。すみません、試合中なのに持って来て貰って。」

「いえいえいえいえ、そんな、全然構いませんです。0?0のままですか。」

「もうすぐ前半終わりそうなところですけど、0?0ですね。」

「日本も勝つといいですよねえ?あ、8千円です。」

部屋に戻ってお酒のたぐいを冷蔵庫に入れたら0?0のまま前半が終わりました。

ハーフタイムののち、おっ、いきなり森島がゴールした!これで1?0かー。

日本に1点が入り、3点取って2点差にしなければ決勝トーナメントに出れないチュニジアは、

試合をあきらめたように足が重くなっちゃった。全然動かないよ。

こんなのでよく大会に出て来たな・・・・日本はこりゃ楽勝突破だな、なんて思いながら

職場のダンナに試合経過をメールします。

後半30分には中田の追加点。もう、これで決まりだろうなー。よかったね、ニッポン。



 試合が終わってみれば、日本は2?0で余裕の勝ち。

息子は「やったー、日本かったー!」と大喜びでガッツポーズ。

これでTVは、今日の夜も明日1日も日本が予選抜けって言うんで大騒ぎだろうなあ。

『日本2?0で勝った。』とダンナにメールをしたら

『了解。ところで今日の試合、Nさん(ダンナの元同僚でサッカー大好きな人)も

 ウチで観たいと言っているので連れて行きます。よろしく。』だって。げげ。

『そんな急に言われても?、何もありません。』

『酒とピザで全然問題なし。サッカー詳しいから解説も聞ける。』

『了解。駅に着いたら電話して。』



 今5時半だから試合開始まであと3時間か。

3時間経ったら運命のゲームが始まるのね。

なんか、すごーく嫌な予感がするんだけど。

アメリカ戦の時も楽勝と言われながら嫌な予感したもの。

でも、ポーランド戦の時も嫌な予感していたけど快勝したよね・・・・・などと

色々なことを考えているうちに時間は経ち、7時半になってダンナがNさんを連れて帰って来ました。

「どうも、お久しぶりですー。」

「いや、急にお邪魔することになっちゃってスミマセンねえ。」

「いえいえ、どうぞどうぞ。散らかってますけど。」

「いよいよですねえ。」

「ええ、私、もう朝からドキドキしちゃって。」

「まあ、ホームですけど、韓国でしょ相手は。楽勝でしょう。」

「そうですかー?」

「そうですよっ。さあ応援、応援!」

そこにピザがちょうど届いたので、すぐに切り分けました。試合開始までに食べてしまわねば。



「おっ、お前、いつまでも日本のユニフォーム着てるんじゃねーよ。

 ポルトガルのを着ないとポルトガルが勝たないぞ。」 

食べ終わったダンナが息子に言いました。

「やめてよ縁起でもない・・・・。」

「縁起かついで着るんだよ。俺なんて今日の昼メシ、カツ丼食ったぜー。」

ダンナも既にポルトガルのポロシャツに着替えています。



 8時になり、スカパーでは韓国のスタジアムの模様を映し出しました。

うわー、真っ赤っか。

テーハミングッ!ババン・バ・バン・バン! テーハミングッ!ババン!バ・バン・バン! 

大韓民国コールの響き渡る赤いスタジアム。

画面ではその中で練習をするパウレッタ、Jピント、Fコウトがスローモーションで映っています。

スターティングメンバーが発表されました。

バイーア、ベト、F・コウト、J・コスタ、ルイ・ジョルジュ、コンセイサオン、プティ、P・ベント、フィーゴ、

パウレッタ、それにJ・ピント。

「あれえー、ルイ・コスタいないなあ。」ダンナが首をかしげました。「この間あんなに良かったのに。」

「ああ、控えだね。」

「なんでなんだろう?」

「さあ・・・・・?」

私は緊張して黙っていました。心配で話をする気にもなれないのです。

落とすとは思わないし思いたくないけど、でも・・・・・これで勝てなければこれで終わりなんだもの・・・・。

この日も息子はコピー用紙に『ポルトガルかて! フィーゴがんばれ!』と書いて

掲げながら走っています。



 選手が入って来ました。黄色いユニを着た韓国の子供たちと手を繋いで。

そして国歌斉唱・・・・。

グループDは韓国とアメリカが持ち点4で並んでいるけど、韓国が得失点差で首位。

ポルトガルは持ち点3で3位。

アメリカがポーランドに勝つとしたら、ポルトガルは韓国には絶対に勝たなくては残れない。

アメリカがポーランドに負けたら、ポルトガルは韓国に引き分けるか勝つかすれば抜けられる。

そして、アメリカがポーランドと引き分け、この場合もポルトガルは勝たなくては残れない。

アメリカがポーランドに負けると言う可能性は低そうなので、

やはり自力で確実に抜けるためにはポルトガルは韓国に絶対に勝たなくちゃいけないのだ。

頑張れポルトガル!



 ポルトガルのスターティングメンバー、イエローを既にJ・コスタ、プティ、ベト、ルイ・ジョルジュの

4人が持っています。

画面にはパウレッタとJ・ピントが映ってる・・・・そして、笛が鳴って、キックオフ!




(つづく)

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