ポルトガル・リスボンの生活 くりの家
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ネットのお友達・まりさんの2002年ワールドカップ観戦日記
6月15日 決勝TMにて、ポルトガルを愁う
携帯が鳴る。
着メロはポルトガル国歌だ。
・・・・・・。
何故・・・・・・。何故、こんなことに・・・・・・・・。
起きたくなーーーーーーーーーーーーい。
「もしもし・・・・・」
電話の相手はテンション高い。「おはよーーーー!? 何時頃来るの〜?」
妹だ…。
起きねばならない。今日という日が待っている。
新潟スタジアム。決勝トーナメント第一戦。デンマーク対イングランドだ。
昨夜、仁川スタジアムでポルトガル代表は韓国に破れ、行き場を失った。
予選リーグ敗退。
まさか、ポルトガルが負けてしまうなんて。そんなこと考えられないよ。
いえ、予定にない。予定にない。予定にない。
しかし、おそろしい現実である。
予定より大幅に遅れて、新幹線に飛び乗る。
午後2時半過ぎの臨時便だ。指定券なんて買っていない。車内は混んでいる。
東京、上野、大宮と止まるたびにドドッと乗ってくる。
ずっと立って新潟まで行くしかないのだ。2時間の辛抱だ。
ビッグ・スワンが出来てから、妹一家は頻繁にアルビレックス新潟の試合を
見に行くようになった。
それまで「サッカーなんて恐い人の集まりなのよ」と子供に言い聞かせていたくせに!?
(-"-#)
妹はまだいい。笑えるのは母だ。
サッカーの試合をサッカー用語なしで語ると、どんなにややこしいことになるのか、
お聞かせしたいくらいだ。
W杯はいい記念だからと、妹、その長男、次男、私の4人で出かけることにした。
実家に寄り、夕食を食べて出発。
20時半キックオフだ。
今日はデンマークのトマソンが見れる。今シーズンまでは伸二のチームメイト。
すでにミランと契約したので、次シーズンからはルイちゃんのチームメイトである。
しかし、私が着ているのはイングランドのアウェイユニ。
妹にはユナイテッドを貸したので、どー見てもイングランド応援に見える。
なんとなく、そうなってしまった。しかたない。
ちなみに、子供たちは日本代表だ。
ビッグ・スワン初のナイトゲーム。キレイ、キレイ。
周囲の環境のせいか、昼間はどことなくのどかな雰囲気を醸しだしているが、
夜のほうが断然いい。遠くからも見てもとても美しい。
ビッグ・スワンとは、白鳥が羽を広げているように見える外観からついた愛称。
新潟にはシベリアから白鳥が飛来する。
子供たちは外人を見るのさえ、珍しいから大はしゃぎ。
スタジアムで、フェイスペインティングしていたイングランドサポに、子供の顔にも…と
お願いすると、快く引き受けてくれた。
物おじしない次男は積極的に描いてもらう。が、長男は、なんと逃げた。
イングランド・サポがかぶっているカツラが不気味だという。
白いフワフワの毛に赤でラインを入れ、国旗を描いた例のカツラなのさ。
てなわけで、長男はイベント広場で無料ペインティングをしてもらうことにする。
ついでに私と妹も。
デジカメでイングランド・サポをつかまえては写真を撮りまくる。
子供たちは肩車までしてもらった。(ここでも長男は恐がっていた)
本当にいい記念になるだろう。
席は2階なので妹がブーたれる。選手がよく見えないと。
けれど周囲にはイングランドサポが多いので、雰囲気は楽しい。
試合前、イングランド側からジェット風船が回ってきたが、新潟県警に見つかり
取り上げられてしまった。いいじゃんねー、風船くらい。音が出るからダメなの?
試合開始。日本で、ますますエスカレートしたベッカム人気は異様だ。
おまけにイングランドが調子よく点を取るから、完璧イングランドホームである。
デンマークは不甲斐ない。トマトマの動きも今一つ。
韓国でチームの数名が熱射病で倒れたと聞いた。
そんな中、移動してきたわけだしコンディションが悪いのだろう。トマトマ頑張れ〜。
思わずデンマークを応援すると、妹が「ちょっとー、もっと小さい声で」と諭す。
はいはい。かしこまって候。
振り返ってみればアメリカ戦のポルトガルもこんなだったなぁ。
あきらかに動き悪いし、自分たちのペースが掴めない。
苦しかったなぁ、アレは。
韓国戦は非常に腹立たしい! いろいろと言いたいこともある!!
けれど、やはり緒戦。アメリカ戦にすべてが集約されていた。
3-0で試合は終了。イングランドがベスト8に進出だ。
(試合の内容はニュースなどでご確認ください)
ベスト8かぁ。
今の私には、遠い遠い響きだなぁ。
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