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まりのワールドカップ日記

ネットのお友達・まりさんの2002年ワールドカップ観戦日記



6月10日 チョンジュ再び、眩くランデブ〜 その1 



 さぁ。とてもとても大切な日だ。



 絶対に、勝たねばならぬ日だ。

だからこそ、目覚めの瞬間、ワクワクが来なかった。

どちらかというとウツウツ&ドキドキだった。



 昨夜、再び東大門(トンデモン)で夜遊びしたが、寝起きはすっきりだ。

シャワーを浴びて出かけよう!



 二人との待ち合わせは、高速バスターミナル。12時15分頃と約束した。

えみさんはすでに到着していて、チケットまで購入していた。

だのに…、来ないのだ、達也君が…。

12時半、12時40分…と時間は過ぎる。えみさんはチケットをキャンセルしてくる。



 どうしたのかな…。私たちは、いい加減心配になる。

1時もとっくに過ぎてしまった。もう一方のターミナルへ見に行ったり、地下鉄の出口まで行ったり、

ホテルに電話したりと心配が募る。

試合のチケットを渡していないので、置き去りにするわけにも行かない。



 えみさんは全州(チョンジュ)のホテルのチェックインもあるので先に行ってもらい、

私たちは残ることにした。

キックオフは20時半だから、時間の余裕はあるのだが、これだけ来ないと、

今度は彼の身に何かあったのでは、と不安になる。

盗難、事故、怪我などなど…。もう1時半になってしまう。

しかし時間が経てば経つほど「どーせ、どこか他のところで待ってるのかもよー」とか

「時差があると思ってるんじゃないのぉ。きっと、時計1時間遅らしてるのよ」などと

軽口も出てきて、開き直ってしまうから不思議だ。



 彼を探しに行く間、ポルトガルサポーターとの交流もあって楽しかった。

私は、すでにユニを着込んでいるから、必ず声をかけてくれる。

エスカレーターではハイタッチですれ違う。

胸にサインが入っているので「誰?」と聞かれ「ルイ、ヌーノ」と応えるとキスされかねない勢いだ。

こんなひととき、心はポルトゲーザ。



 もう2時になろうとしている。

すると、汗まみれのオトコが現れた。

「どーしたのよ?」「ソウルステーションで待ってました」

やっぱりぃ、そんなことかぁ〜。爆爆爆。

さ、急ごう。なんてたってお腹が空いてしまったわよ!!



 例のごとくバスに飛び乗り、いざチョンジュ〜。

達也君には、いつ迷子になってもいいようにと、試合と帰りのバスのチケットを早速、渡してしまった。

(-"-#)こんな顔していたけど。

しばらくひらりんと三人で雑談していたが、いつの間にか眠りに…。

私は、夢うつつの中、国歌を思い出すので必死だ。

結局プリントアウトした用紙が見つからず、それから気がつけば国歌を思い出している。



♪エロイス、ドゥマール、ノーブル、ボーウェ・・・とここからいつも進まない。

♪デ、ポルトガ〜ル♪まで、まったく思い出せない。というか覚えていないのだ。(ーー;)

さらに最悪なのは、サビの部分だ。

♪アズ アルマルシュ アズ アルマルシュ〜が正解なのだが

♪アル マゲドーン アル マゲドーンになってしまう。(-"-#)

な、情けなや〜。help me!



 ぐっすり眠ったかな、と気がつくとトイレに行きたい。

うーん、トイレ休憩はもうすぐかしら? とまた眠りに誘われる。



 ひらりんも起きたようで「なんかぁ、スタジアムが見えたんですけど」と言う。

え゛!? そんなこたーない。休憩はよぉ?

いや、事実、ここはチョンジュのインターチェンジだった。

スタジアムはここからすぐのはず…。

すると、いきなりラジオがつく。あー、そうだ! 韓国・アメリカ戦は3時半キックオフだ!



 おのれー、運転手め! 見たいんでしょー!?

トイレ休憩までぶっ飛ばして、さらに走行時間も短縮されている。

2時間半弱で着いてしまった!? なんてことだ!?

身勝手である。本当に身勝手である。

スタジアムになんて寄りやしない。バスターミナル目がけて一直線である。

またしても、はめられた。いいよ、いいよ。早く着いたから文句なんて言わないよー。



 しかし、韓国人はかなり自己中心的なのか?

言いたいことをストレートに言う国民性である、というのは事実のようだ。

お店でのやりとり、路上の喧嘩などをみていてもわかる。

チャンスと思ったら逃さない積極性もある。

地下鉄で「日本語を勉強しています」と積極的に話しかけてきた高校生もいた。

ミョンドンでは大学生のサークルグループに「在日韓国人は差別されていますか?」とも聞かれた。

(サークルのテーマのようだ)

まだまだ研究の余地がある、お隣さん。というわけだ。



 ターミナルでアメリカ1点リードの速報を聞き、よっしゃ!アメリカに堂々の一抜けをしてもらって、

こっちは二抜けが目標だ。



 えみさんをホテルまで迎えに行き、スペイン戦でお世話になったビビンバのお店へ行くことに。

きっと韓国戦見ているんだろうな。そんな中、入って行ったら悪いかなぁ。

遠慮がちに顔を出すと、おばちゃんとお姉さん、とびきりの笑顔で迎えてくれた。

はいよ、はいよ、入りなさい、と言ってくれているようだ。

韓国戦を気にしながら、料理を作ってくれる。

ゴメンねぇ。私たちもお運びくらいお手伝いしますぅ。



 美味しいビビンバ&サイドディッシュにありついていると、例のおじちゃんが現れる。

またしても客人を連れているようだ。日本人男性である。

うはは〜、おじちゃん、サイッコー!!



 そんな中、後半、韓国が1点返して、アメリカに追いついてしまった。

う、う、うわぁ〜。

しかし、お店の人の手前、ゲンナリな顔はできない。

試合終了後「1-1だから」とニコッとしたりして。

うー、けれど心は「アメリカめ〜!」いいさ、こっちはこれからだ。爆勝して、次に望みを繋げるだけよ!



 最後のお茶まで美味しくいただき、カムサハムニダ〜。

夕食のお客さんで店内が忙しかったため、手を振りお別れだ。

きっと、またいつか会えるよ。そう、多分17日。私はまた絶対、ここに来る!!

予定では、ポルトガル対イタリアだ。





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