ポルトガル・リスボンの生活 くりの家
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ネットのお友達・まりさんの2002年ワールドカップ観戦日記
6月9日 外国を探して、日本戦
今日はさすがに練習はないだろう。移動だろう。
チョウさんから電話もない。
は〜、やはり決勝トーナメントで出直すときに再チャレンジか。
夜遊びがたたったので、胃が疲れている。
けれど果敢に朝食屋を物色。スープが飲みたい。
朝食はスープメインで終了。
午後からは、ポルトガル対ポーランド観戦のため、日本から到着する友人とも合流しなくてはならない。
でもって、それまで何するだー?
「明日はまたチョンジュです。それに備えて英気を養いましょ!」
ひらりんのひと言で決まった。垢すりへゴー!!
目指すは韓国名物・汗蒸幕(ハンジュンマク)のある店。
ハンジュンマクは、麻袋のようなものをかぶって入る韓国伝統サウナである。
3件、コースや価格を見てまわり、4件目で決まった。
雰囲気は「おお、いい感じの健康ランド!!」だ。
垢すりへ行く前、ひらりんから「まっぱ(だか)ですよー」と聞いていた。
行ってわかったのだが「まっぱ」=「しゅう恥心を捨てよ」ということだった。
だって、まな板の上のマグロ状態だ。
垢すり、ヘアトリートメント、ミルクマッサージ、きゅうりパックなど、横になったらすべてお任せ。
どこもなーんにも隠さず行なわれる。
(ときどき大切なところはタオルで覆われるが…)
これで「キャ〜ン」なんて恥ずかしがっていたら、満足度が低くなる。
私は最初のハンジュンマクで頑張りすぎたせいか、途中倒れそうになる。
90度超のサウナにいきなり入るものじゃない。今度は気をつけよう。
天然玉汗蒸幕・黄土サウナ・紫水晶サウナ・青玉冷湯・黄土人参湯・青玉緑茶湯・アロマ湯など、
サウナもお風呂も色々種類があって楽しい。
すべての行程が終わると、ホテルまで送ってくれるサービスも良い良い。
ひらりん曰く、夜はリッチな韓国人も多く訪れ混雑しているらしい。
おばちゃんたちの社交場なのかもしれない。
あ゛、ここでヘンな光景を見ちゃったんだよねー。
何と申しますか…、ヘアというヘア、すべてにドライヤーをかけているおばちゃんをさ…。
こういうのって、アレなの? あのぅ、ま、珍しくはないのかな??
アタフタ(^^;)(;^^)アタフタ
さて、今日、到着するポルトガルファンは二人。
一人は、フィレンツェへ一緒に旅したことのある達也君。ヴィオラな若者だ。
チケットに余裕が出たので誘ったら「もう一度ルイに会いたい」と急きょ、駆けつけることに。
もう一人もやはりヴィオラ。
二度目にフィレンツェへ行ったとき、フィオの練習場で出会ったフランス語教師のえみさん。
バティ、レドンド、モストヴォイ、ルイ、フィーゴ、ポルトガル代表、スペイン代表、ロシア代表、
アルゼンチン代表、ヴィオラ、レアル・マドリー、セルタとやたら気が多い女性だ。
(もっとあるが、もうこの辺で)
この二人と合流して、スポーツバーで日本戦を見ることは、すでに企画済み。
本当はここに、もう二人。やはりフィレンツェの練習場で出会った自称サッカーバカと
合流する予定だったが、連絡がつかないのでパス。
17時過ぎ、えみさんをホテルまで迎えに行く。
夕刻着の遅い便で来る達也君には、メッセージを残し先にスポーツバーへと急ぐ。
達也君の宿泊先は聞いていなかったので、彼が私たちのホテルを訊ねてくれることを信ずるだけだ。
ちゃんとスポーツバーへ来てくれよ〜。と、ものすごく丁寧な(つもり)地図をフロントに託す。
スポーツバーはイデオンで見つけた。店名は「GECKO」。
イデオンは六本木みたいなところなので外国人が多い。
なぜか韓国人と一緒に日本戦を見たくない心境だったので、わざわざこんなところを選んでしまった。
だって、4日もいれば"Redsシャツ"も見たくなくなるって。
ただ歩いていても「テーハミングッ」とコールしているし。
♪オーオーコリアーも聞きあきたし。
「アレ、誰?」と男性化粧品ポスターの人物を問えば、
♪アンジョンファン〜とボール蹴る格好までしてハモってくれるし。
おなかいっぱーい。
GECKOは予約を受け付けていないので、早めに行かねばならない。
日本戦は20時半からだが、19時頃に到着。店内は満席に近かったので、アタフタと席を確保した。
近くには「日本戦、見に来はったんですか?」と関西弁の女性。
聞けば、在日で育ち、アメリカ育ちの韓国男性と結婚した韓国女性ということ。(ややこしいなぁ)
席について食事をオーダー。アメリカご飯&イタリアご飯のようだ。
あ〜、なんか味が変わって美味しいかも〜。チーズがうまい〜。
今日到着したえみ先生は不満だろうけどね。(韓国ご飯、食べたいものねー)
ワインと食事を楽しんでいると、達也君登場。おお、無事来たのね。
私の地図に不満を漏らしたさそうだが、到着してすぐに日本対ロシア戦のホイッスルが鳴った。
韓国人と一緒に見たくない。が、この選択が良かったのか悪かったのかはわからない。
なぜならば、試合で盛り上がっているのは、私たち4人と、その女性を含めた5人だけのようだ。
試合を見ていても「…」と無表情な異人さんたち。
または、ビリヤードやダーツの合間に冷やかし程度に見ている異人さんたち。
うわ〜、そ、そうなの…? ダメ? 日本戦って?
しかし、そうはいってもやはりW杯。店内はいつの間にか満員。スタンディングも多い。
前半、がっちりタッグを組んだような展開みたいだが、モニターの前に立ちはだかる人間が邪魔だ。
よく見えないよー。
日本が得点してからは、意外にも店内の雰囲気が変わった。
どっちを応援しているのか疑問だが、点が入ったことが楽しいらしい。
アメリカ人が多いのかな。ベースキャンプも近いし。点が入ると喜ぶなんてさ。
ワイン2本を空け、ビールやジンを飲み、かなり酔い酔いの中、試合は終了した。
やった! 初の一勝だ! イナの虎の子一点を守りきった!
ご褒美に、私の得点王予想はイナにしよ!
いつの間にか盛り上がっていた周囲の人間と喜びを交わし、ひと息つくと、急に焦燥感に襲われる。
なんだか胸が騒ぐ…。
そうか、私たちの本番は明日だった・・・。
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