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ポルトガル探しの旅34 さよならナザレの海
翌朝、起きたのは朝8時。朝食を食べに、階上のレストランに向かいます。
レストランには、ウェイターの男の人がいて、ニコニコといろいろ
英語で話しかけて来ました。時々日本語を挟みます。そう言えば
昨日あのおばちゃんも日本人がとても多いって言っていたなあ。
「どこから来たんですか。東京ですか。」
「いえ、リスボンに住んでいるんです。」
席について、朝食をとっていたら、さっきのウェイターさんがまた
やって来ました。「これを見て下さい。」と目の前に差し出した、
ビニールケースに入った紙にはきれいな字でこう書いてありました。
『私は日本のテレフォンカードを集めています。もし、テレフォン
カードをお持ちで、お譲り頂けたら嬉しいです。』
うーむ。
「すみません、私たち日本から来たのではないので、テレフォン
カード持っていないんですよ。」
「そうですか。いやあ、日本のテレフォンカードは本当にきれい
ですね。私は、本当に好きで、こうやって集めているんです。」
とテレカがごっそり入ったファイルを持って来ました。
「どうぞ、お好きなだけご覧下さい。」
「どうもありがとう。」
一応お愛想でパラパラとめくりましたけれども・・・・日本のテレカの
ファイルは私たちには興味の対象ではありません。(^^;)
ファイルを閉じて、再び食事を食べました。
簡素なホテルの朝食でしたが、美味しかったです。
それから、荷造りをしました。
「このクーラーボックス、車に置いてくるわ。じゃないと、車に
行く時に荷物持てないから。」そう言って、ダンナはクーラーボックスと
もう一つ荷物を持って駐車場に向かいました。
帰って来たら・・・・「坂道がきつかった・・・・。 後で荷物・・・持って
行かないほうがいいよ。やっぱり車引っ張って来ようと思う。」
と言います。
それから支度をして海に出かけました。
朝9時ですが、もう結構な人が出ていました。
「サッカーだー!」と嬉しそうに海に飛び出して行く息子にちょっと
うんざりとした顔をしてダンナが追いかけます。
「わたしー、買い物してくんねー。」
「わかったー。」
「携帯、持って行くから。」
それから、ずらりと並ぶお土産もの屋さんを巡ります。
しかし、まだ朝早いので、開いているお店が少ない。それでもホテル
マレーの近くのお土産物屋に入りました。今回買おう、と思って
いたものはミニタイルで、ナザレの模様のタイルを買いたかったのです。
そのお店は、小さくてまだ掃除中でした。
ミニタイルを見ると・・・・よっ、450エスクード!?
たっか〜い。ナザレは観光地だから高いのかな?
そこではミニタイルを4枚買うことにしました。買って、それから
違う店に向かいます。海岸に面した通りに並ぶお土産物屋さんで、
開いているところを目指します。リネンの店はやめ。えーと・・・・。
大きな土産物屋さんが見つかったので、そこに入りました。
やはりまだ準備中のようでしたが、入れて貰えました。
典型的ポルトガルのおみやげグッズと、ナザレの模様のものが
並んでいます。さて、タイルは・・・・。
250エスクード! おいおい。さっきのはなんだったの?
300エスクードのミニタイルもありましたが、なるほど、ここは
きっと良心的なお店なんだな、と思い、品揃えもいいことだし、
本腰入れて品物を探す気持ちになりました。
ナザレの船の模型や、夕暮れ模様の陶器、鍋しきなどなどを購入
します。
「ここは良心的な店ですねー。」と言ったら「どうして?」と聞くので
「このミニタイル・・・・さっき違うお店で買いましたけど450エ
スクードでしたから。」と言ったら少しびっくりした顔をして、
「お店によるものね。」と言います。
お店を出て、再び海岸に向かいました。もう10時でした。ダンナと
息子はまだサッカーをしていました。それを、持って来たビデオカ
メラで暫く撮しました。ヘトヘトの模様で帰って来たダンナと、更に
張り切っている息子と、3人で砂の上を歩いて、ナザレの海を後に
しました。
「買い物いっぱいした?」
「う〜ん、あんまり・・・・。 ナザレのお土産物屋さんはいま一つかなあ。
グッズがコテコテなんだもん。」
「アヴェイロ見た後だもんなー。」
部屋に再び戻ってシャワーを浴び、チェックアウトです。ダンナは
一足先に車を拾いにホテルを出ました。私と息子はフロントに
向かいます。エレベーターの前で昨日のおばちゃんに会ったので
「タスキーニャ、すごい美味しかった!」と言ったら
「そうでしょうそうでしょう。あそこは観光客だけじゃなくて、
地元の人も行くからね。美味しいところには人が集まるってことよ。」
とニコニコ笑います。
ナザレのおみやげってばコテコテ
フロントに行って、お金を払いました。フロントの女性は前日の
女性とはまた違う人でしたが、やはりとても感じが良かったです。
お店やホテルって、感じの良し悪しでずいぶん違う、サービス業
だもんね。
時は既に12時近く。
「じゃあ、これからオビドスでお昼だね。」と言うとダンナは
「何言ってんだよ。これから展望台に行くんだよ。」と言います。
「えっ、そうなの?」
「そうだよー。鰺の干物だよ、鰺の干物。
買わなくちゃナザレに来た意味がないだろ。」
「そっか。」
車をシティオ、と言う展望台に走らせました。
いつも車止められるかな?と不安になりつつ行くのですが、
ここでも駐車場ボーイ(と言ってもおじさんだけど)がいて
車を誘導してくれます。この日もなんとか止められました。
「今日、闘牛があるんだよ。見に行くといいよ。」
と、駐車場おじさんは息子にパンフレットを渡します。
「パパとママに頼んで、連れて行ってもらいな。」
「うん、いく。どうもありがとう〜。」息子は嬉しそうです。
おいおい、これからリスボンに帰るんだけどな。
まあでも折角そう言ってくれていることだし、
特にリスボンに帰る、とは言いませんでした。
お土産物屋が並んでおり、あれが欲しいこれが欲しいと
叫ぶ息子を適当にいなしながら見物します。
道端ではおじさんが鰺の干物を売っていました。
鰺の干物をちぎってはこっちに「食べろ、食べろ。」と言う風に
渡して来ます。一口食べると「うわっ、しょっぱい〜。」
「こっちの、まだ浅塩っぽい白いのが食べたい。」と言うと
おじさんはそっちもちぎってくれます。
うわあ、こいつもしょっぱいよ〜。
それでも、鰺の干物、冷凍しておけばいいかな、と40枚
くらい買い込みました。次々と袋に入れるのを見ている
おじさんの目はなぜか不安げ。
なんで? いっぱい買っているからいいではないの。
(この不安げな目つきの正体は後で判明)
もっと入れようとするとおじさんは、「もう、もうやめとけ。」と
言った風に袋を押さえました。いくら?と聞くと2000
エスクードと言います。
鰺の隣りではカメの手と言われる、グロテスクな海産物も
売っていました。
ナザレの鰺の干物売りのおじさんそれからまたお土産物屋さんをまわり、ポルトガルの
マフラーや、スポルティングを彷彿とさせるライオンの置物
などなどを購入。
展望台から暫く、ナザレの海岸風景を眺めます。
立ち並ぶオレンジ色の屋根、屋根、屋根。きらめく海。
ナザレに来るのはこれで4度目ですが、夏に来るのは初めて。
夏の海はやっぱりとてもきれい。
帰国までに、もう一度来られるかしら。
もしかしたら、これが最後かも。
今のうちに、しっかり見ておかなくちゃ。
そう言う風に考えていたら、胸が苦しくなって来ました。
帰国のことを考えるといつもこんなです。
慌てて「これが最後かも。」と言う思いを打ち消して、
「さあ、そろそろ行こうか。」と呼ぶダンナと息子のほうに向かいました。
私たちの夏の旅行はもうすぐ終わりです。
ナザレのシティオから見下ろした海岸(つづく)