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ポルトガル探しの旅33 タスキーニャのアローシュ・デ・マリスコ


 ナザレの海、午後3時半。

海岸にはたくさんの人がいました。広い海岸に皆バスタオルを並べて、

目をつぶり体を焼いています。あちこちでサッカーをする人たちがいました。

海はキラキラと輝いてとても綺麗です。

「パパ、サッカーしよう。」と言う息子にダンナは「はいはい。」と言い、

海岸の前のお店で買ったポケモンのボールを掴んで、更に海の近くへと

歩いて行きました。風が結構強くて、意外に寒いです。

ただ陽差しはあるので、取りあえずバスタオルを3枚そこに並べて横になりまし

た。

(ああ、旅行も終わりだなあ。でも、来て良かった。楽しかった。

国外に出るよりも、ポルトガルをいっぱいまわって良かった。)

遠くに見えるダンナと息子の写真を時々撮っては、横になります。

今年はポルトガル最後の夏なので、いっぱい体を焼くぞ〜、と言う

気合いで焼きまくり、私は既にかなり黒くなっていました。

眠ろうと思いましたが眠れないので、砂の中にあちこち埋まっている

白いきれいな石を拾ったりしました。

そのまま2時間くらいそこにいたでしょうか。

陽差しが陰り曇って来たので、ダンナと息子が寒い寒いと言いながら

戻って来ました。見れば海水で濡れています。

「海入ったの。すごいなあ。」と言うと

「入ってないよ、水すげえ冷たいもん。かぶっちゃったんだよ。」

慌ててタオルに2人してくるまり、暫くガタガタ震えながら水滴を

取りました。風は相変わらず強いです。

「もうそろそろ戻ろうかー。風呂はいろ風呂。」

「じゃあ、戻る?」

「おふろー。」

タオルを畳んで海岸を離れます。

砂に足がめり込んでとても歩きづらい・・・・あれ、あそこに若者たちが

いる・・・・男女に別れて少し離れて座っているとこ見ると、何か

ゲームでもやっているのかな?

足を踏み入れかけたもののその間を通っては邪魔だと思い、

歩くコースを変えました。その瞬間、

「ウーン、ドーイシュ、トレーシュ!」一人が叫び若者達が一斉に

紙を頭上に掲げました・・・・・。 皆嬉しそうにニヤニヤ笑っています。

紙には7とか8とか9とか10とか、数字が書いてありました。

「やっ、やだー。」

それは、通りかかる人の容姿コンテストらしいのでした・・・・。(^^;)

やめてくれー。

私が笑いながらその場を去ろうとすると、

「面白いな、オイ。見てようぜ〜。」とダンナは足を止めました。

見ていると、やってるやってる。女の人の反応はさまざま。

逃げるように走って行く人、投げキスをする人などなど。

でも誰の顔も笑っていました。

 

 

 ホテルに帰り、ダンナと息子はお風呂へ直行。なんたって

砂だらけ。私はベランダに出て、バスタオルの砂を落とします。

お風呂から出て来たダンナとレストランどこにしよう、と言う話に

なり、やっぱりお部屋のお掃除のおばちゃんが勧めてくれていたと

こにしようか、と言う話になりました。

身支度をして外に出ます。まだ外は全然明るい。タスキーニャ

すぐ近くでしたが、タスキーニャに到着したのが6時45分で、まだ開

いていませんでした。ガイドをふと見ると夕食は7時開店とありま

す。店の前にはまだ開店前だと言うのにたくさん人が待っていました。

「どうしよう。あの、客引きのおにいちゃんのレストランにする?

 あそこならもう開いているけど・・・・。」

「う〜ん、この先のレストランも見てみる? お土産もの屋とか。」

「そうだね。」

しかしそうこうするうちに7時近くなりました。

「折角あのおばちゃんがイイって言ってくれたんだから、

 タスキーニャに行ってみようよ。」

「そうだね。」

タスキーニャに戻ってみたら、前に並んでいた人々がいません。

どうやら、開店したようです。中に入ったら、照明が暗く、ちょっと

中は暗い感じがしました。テーブルは殆ど埋まっており、それでも

1つだけ開いているテーブルに座ることが出来ました。

注文をしたいのですが、お店の人々は狭いレストランに一杯の

お客さんへの対応でてんてこまい。まあ仕方ありません。

私たちが最後の客なんだから、と気長に待つことにしました。

そして、やっと来たメニューから選んだものは魚のスープ、

鰺のタスキーニャ風、それにArroz de marisco(海鮮粥)でありました。

出て来た魚のスープは熱くて美味しかった。

鰺も美味しかった。しかし・・・・しかし・・・・アローシュ・デ・マリスコは

ものすご〜〜〜く美味しかった! 

こんな美味しいアローシュ・デ・マリスコって食べたことな〜〜〜い。

カニとエビと貝がふんだんに入っていて、コクがあって・・・・。

「こっ、これすごい美味しいよー!」と私が叫ぶとダンナが

どれどれ、と皿に取ります。「うめーっ。」

「美味しいでしょ? いやん、こんなに美味しいのは初めてー。」

アローシュ・デ・マリスコは余程のことでないとハズレには当たり

ませんが、これは本当に美味しいっっ。あのおばちゃんの言った

ことはホントだったあ。以前にナザレのシティオと呼ばれる展望台の

ところで何回かレストランに入ったけど、あの時のとは全然違うぞー。

(聞けば、あの近辺にも他にもアローシュ・デ・マリスコの美味しい

お店もあるらしいですが・・・・ともかくその時の衝撃がすごくて、

私は一発でタスキーニャのファンになってしまいました。)

さすが海の街、ナザレ! 海のものがうまーい!

 

食べている途中で隣に座っているフランス人?がフランス語で

ペラペラ話しかけてしました。

わけわかんないながらも対応していたら、なんだか息子のことを

褒めてくれているようです。ちょっぴり嬉しくなりました。

 

「いかがでしたか。」と言うお店の御主人に

「すごく、すごく美味しかったです。

 今まで食べたアローシュ・デ・マリスコの中では一番美味しかった!」

と言うと満足そうに顔をほころばせました。

名刺を数枚貰い、タスキーニャを出ました。

夜の8時半でしたが、まだ外は明るく、タスキーニャの前には

レストラン空きを待つ長蛇の列が出来ていました。

「入れて、良かったねえ。」

「うんうん、美味しかった。」

それから、少しだけ散歩をしてダンナと息子はアイスクリームを、

私はワインをもう一本買って戻りました。

ダンナがお昼に買ったメアリャーダの子豚のお土産は結局食べる

ことなく、そのまま翌日に持ち越すことになりました。

ホテルに戻って、一息ついたら、ちょっと眠くなって来ました。

TVをつけたまま、私たちはいつのまにか眠ってしまったのでした。


  これも美味しかった鰺料理

(つづく)


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