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「いぼ痔・切れ痔・痔ろうの症状と治療法のお話」
社会保険中央総合病院で「痔の講座」を聞くことができるということを、
『OL委員会おしりの秘密文春文庫』(清水ちなみ著)で知り、痔のサイトを運営する者と
して、いいかげんな情報をサイトに載せることはできないな思っていたのと、専門医の話
をタダで聞ける貴重な機会かなと思い行ってきました。
あまり詳しく書いてしまうと病院側にも失礼なので管理人が改めて「へ〜。なるほど。」
と思ったことを簡単にまとめて当日の模様をご紹介します。
日時: 2005年1月12日(水)
場所: 社会保険中央総合病院 (とても立派な建物でびっくり。)
講師: 元大腸肛門科センター長 岩垂純一先生
(2006年6月岩垂純一診療所を銀座に開業)
(「これでスッキリ、痔の悩み」監修)
本来この講座は同病院の肛門科で手術を受けた方々に対して、どのような痔(いぼ痔・
切れ痔・痔ろう)の手術を行ったのか、また術後の痔(いぼ痔・切れ痔・痔ろう)のケア・
治療方法などを説明するために設けられているようでした。
ただ、一般の人にも開放していて、誰でも気軽に参加できるという雰囲気でした。
特別に予約が必要であったり、名前なども聞かれることもありません。
会議室入り口に「痔のお話」という大きな目印がありました。
出席者は術後で入院されているのかパジャマ姿の方も含めて15名前後だったでしょうか。
点滴をしながら聞いている男性も1名いらっしゃいました。この日は意外なことに女性の
方が圧倒的に多かったです。年齢は男女ともに40、50、60代くらいの方々でした。
(結構年配の方が多かったです。)
時間になるとスライドを交えてドクターが話を始めます。
まずは簡単に痔の種類や性別発生頻度やいぼ痔・切れ痔・痔ろうの種類別の
手術率などの説明がありました。
サラリーマンの悩みは水虫、肩こりに続いて悩んでいるのが痔だそうです。
胃炎、腰痛がその後に続き、やはり痔はポピュラーな病気でした。
男女ともに患者の半数は痔核(いぼ痔)が占め、男性の場合は次に多いのが痔ろう、
女性の場合は裂肛(切れ痔)。手術の年齢比は痔核(いぼ痔)は年配の方が多く、
痔ろうは若者に多い。切れ痔はさほど変化なく(20代〜40代くらい)。
肛門の構造の話では、肛門を閉じる働きをする内活約筋と外活約筋というのがあるので
すが、内活約筋は自分の意志では動かせない筋肉で(自律神経がつかさどる)、外活約
筋は自分の意志で動かすことができる筋肉。
肛門(おしりの穴)を意識して閉じたり開いたりってできますよね?
あれは外活約筋を使っているそうです。なのでときどきおしりの穴を閉じたり開いたりす
るのが痔の予防、改善になるといわれますが、やはり肛門周辺の筋肉強化にもなるし、
血流改善の効果に繋がるのですね。
次に、痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔ろう(肛門周囲膿瘍)の順に、どういう症状
なのか、出来方、原因、手術法(治療法)などをそれぞれスライドを交えながらの説明に
入りました。
まずは痔核(いぼ痔の症状):
痔疾患者の半数は痔核(いぼ痔)。内痔核と外痔核があるが、普通痔核というと直腸側の
肛門クッションが大きくなった内痔核を指す。
手術の割合は患者5人のうち1人の割合で、選ばれし人とのことでした。
(少し笑いがおこっていました。)
つまり・・・決して手術が必要な場合は多くはないということだそうです。
つづいて裂肛(切れ痔の症状):
肛門には歯状線というのがあって、それより上部の直腸は粘膜で、それより下の部分は
皮膚なので、直腸の粘膜部分(自律神経系の組織)は痛みを感じないけれど、皮膚は
痛み感じる部分。だから、歯状線より下の皮膚の部分が切れる切れ痔はとても痛い。
肛門の後ろの部分の血流がとぼしい部分にできやすいというのがわかってきている。
(やはりからだが冷えて血流が悪くなるのは良くないということがわかりますね。)
便秘→無理に排便→切れ痔になって痛い→便を我慢→便秘→さらに痛い→慢性化、
この悪循環。
最後に痔ろう(肛門周囲膿瘍の症状):
歯状線のくぼみから細菌が入り込み、中で膿がたまってきている状態が肛門周囲膿瘍で、
その膿が別の二次口から出てしまい、ろう管が残ってしまった状態が痔ろう。
肛門周囲膿瘍→痔ろうの順番。
それぞれの症状の痔の手術のスライドはドキュメントですので、話には聞いていましたが、
それはそれはグロテスクでした。
何度も目をそむけないといられないほどで、最後まで正視することができませんでした。
改めて外科のドクターの偉大さがわかりました。もちろん看護師さんも。
でもあれだけ丁寧に説明していただけると、患者さんにとってみれば、自分がどんな手術を
受けて今どんな状態にあるのかがわかって、とても安心できるなと思いました。
それぞれの痔の説明が終わると、簡単に術後のケア方法、痛みがどれくらいで引くか、
普段の生活で気をつける点などの説明がありました。
最近の手術方法では術後の痛みに関しては、昔にくらべると格段に痛みが取れるのが
早くなっているとのことでした。
そして痔になる一番の原因は、座った姿勢が長いのが原因などいろいろ言われますが、
やはりなんといっても、便秘と下痢だそうです。
便秘や下痢は肛門クッションへの刺激が非常に強い!
普段のケア方法は肛門を清潔に、とくに座浴を勧めておられたような気がします。
(座浴・・・洗面器にぬむま湯をいれて、おしりをつける。そして十分に乾燥する。)
良いと言っても、もちろんやりすぎてはいけない。
それと毎日入浴して(バスタブに浸る)温めること。
最後に質問を受けつけてくれました。
いろいろ質問したかったのですが、時間も十分でなく、1つ質問するのがやっとでしたが、
女性の痔が増えているということで、妊娠している時の薬の使い方を聞いてみましたが、
「まずは婦人科の先生と相談するのが一番ということでしたが、軟膏などのマイルドな薬を
使うようにして、あとは温めるように。」ということでした。
いぼ痔や切れ痔はやはり温めるより勝るものはなしというところでしょうか。
(痔ろう・肛門周囲膿瘍や、患部が熱をもっている場合は例外ですが。)
他の方からの質問の答えでは、
アルコール、辛いものは、飲むな食べるなとは言わないけれどほどほどに、おしりに負担の
かかるようなスポーツなどもほどほどに、普段の生活でもおしりに負担をかけないように
ほどほどにを強調されていました。
痔の治療では定評のある社会保険中央総合病院の肛門科ですが、このような機会を設け
て、一般に開放しているのも信頼できる理由の一つかもしれませんね。
最後帰り際に「痔の知識」という小冊子を頂くことができました。
あっという間の1時間の講義でした。
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