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【日常】電脳病8
(--)1月24日 水曜日 次々に起きる気味の悪い出来事
この日はフランシスカのレッスンをキャンセルしました。
朝一番でコンピューターにクラスタスキャンをかけ、壊れていないのを
確認した上でMTX駆除修復ツールを2回かけ、それからウィルス探知全検索を
かけました。
ほとんどの通信は、もう怖いのでデスクトップのほうに移していました。
昨日みつかったvacasloucas.exe。
夜中だったけど幽霊を見たような気持ちでダンナの寝室に行き、
「捨てたのにまた出てるの! あれもウィルスの画像だよ!」と泣いて
叫びました。
ダンナは驚いて「お前・・・・お前のほうがこわいよ。」と言いながら布団を
かぶりました。
検索をかけた昨日、出て来たあの不良ファイル。
ダンナが送って来たあれは間違いなくウィルスファイルだ。
じゃなきゃ昨日来たものが赤マークではねられるわけがないもの。
大体なんで狂牛病.exeなんてものをこんな時に私に送ることが出来るんだろう。
なんにも分かってないんだ。どれだけ苦しんで怖がっているのかも。
朝10時。eさんが家にやって来ました。
「これですか。」とパソコンをあけて、ファイル検索からWSOCK32.dllを
見つけだし、
「作成された日付がずっと前のですから大丈夫だと思いますけど。」
と言います。
「今日は何日でしたっけ。」
「1月24日・・・あ!」
「どうしたんです?」
「いや、すっかり忘れていたけど明日ウチの結婚記念日だわー。」
「ええっ、忘れていたんですかー。」
だって、それどころではなかったんだもの。
カレンダーを見たら1月25日のところにはちゃんと赤で印がつけてあります。
近寄ってみたら・・・・とっくりの絵にタムラと書いてありました。
明日、ダンナってば田村さんとの飲み会入れてる。
携帯を取ってダンナに電話します。
「なに。」
「いや、明日田村さんと飲みにいくの? 日にち聞いてなかったけど。」
「今週飲みに行くって言ったじゃん。」
「それで明日?」
「うん、なんで。」
「明日行くの?」
「なんかまずいことある?」
「明日・・・・結婚記念日だけど。」
ひっ、と電話の向こうでダンナが息をのむ音が聞こえました。
私同様キレイに忘れていたようです。
「ごめん。あれキャンセルできない。さっき田村さん挨拶に来たし。」
田村さんと言うのは以前ダンナの職場で働いていた人で今はフランスに
住んでいるのですが、ポルトガルに遊びに来ているのでした。
ただダンナとは特に仲良しと言うのではなく、単に同僚のF本さんの誘いの
義理があり今更断れないというのです。(ちょっと悲しい。)
「キャンセルできないんだ。」
「うん、お前も一緒に行く?」
「・・・・・行かないよ。」
なんだよー、と思いつつ電話を切りました。
夜息子と二人だけでいるのなんか怖いな・・・・・。
「ダンナも忘れてたみたい。」と言いながらテーブルに戻るとeさんは
「ええっ。」と笑っています。
「まぁ今更結婚記念日ったってね。」と私も笑いました。
(結婚して何年も経つしこんなもんよねー。あーあ。)
それからeさんは他のファイルもいくつか見て
「これこのまま使えると思いますよ。」と自信を持って言いました。
「でもこれ、ホントに入れ替わってないの。」
「大丈夫ですよ。」「・・・・そっか・・・・。」
eさんが来ている時に再インストールのこと聞いてみようかな。
「eさん、これ再インストールしたいんですけど。」
「するのはいいですけどデータなくなりますよ。」
「大体バックアップ取ったから大丈夫。」
「ホントにいいんですか。アプリケーションとか揃ってます?」
「ここに全部あります。必要なものは全部。これって難しいんですか。」
「いや、やるのは簡単ですよ。」
「でもオペレーションシステムがあるから推奨できないって出るんですよね。
それになぜか入っているデータが消えないんです。」
「いや、それは大丈夫でしょう。やる時ちゃんと初期化しました?」
「BIOSの画面で初期化手続きしましたけど出来ないみたいなんです。」
「取り扱い説明書あります?」
「それが取説だけ・・・・他のものは全部あるのに取説だけが
見つからないんですよ。でも初期化の方法は別紙であって、そこに
書いてありました。」
「そっか、まあ大丈夫でしょう。」
いったん電源を切りF1を押しながら電源を入れるとIBMのパスワード画面が
出て来ました。
「これ起動そのものにパスワードいるんですか。」eさんは驚いたように
聞きます。
「そう。」
「忘れたら大変じゃないですか。」
「忘れないよー。毎日やってますから。」
画面はBIOSになっています。
そこでInitializeを押してからまた本画面に行きました。
「残ってますねー。」私が言うとeさんは「変だな・・・・。」と言いながら
もう一度BIOSの画面に行きます。Initializeの手続きを書いてある紙の通りに
してまた本画面に行くとやはりデータは残ってる。
「変だな。まあでもやってみましょう。」
大丈夫なのかな、とちらりと思いましたがeさんは再インストールするため
また電源を切りました。「起動ディスクはどれですか。」「これ。」
この手順は日曜日に何度も何度もやっているので、もう怖くありません。
FDを入れていくつかキーを押し、WINDOWS95のインストール画面に行きました。
「行けそうですね。」
「でも途中でメッセージ出ますよ。」
「見てみましょ。」
いくつか画面を経たあと、ブルーの画面が出てきて
「注意!このシステムには既にオペレーションシステムが入っているため
このインストールは推奨出来ません。続けますか?」
「ほら、出るでしょう。」と私が言うとeさんは
「ああ、これはこう出るようになってるんですよ。」としれっと言います。
「ホント?」
「はい、こう出るようになってますから進みましょう。」
「大丈夫なんですか。」
「大丈夫。」そして彼は「続行」ボタンを押しました。
インストール画面が出て来て、次々と先に進みます。
「一人で再インストールは怖いですけど、人と一緒だと少し安心ですねー。」
「まあそうですね。でもインストールなんて実は大したことないですよ。」
暫く経ったのち、Windowsは最後の設定画面に行きました。
そして「必要な******が見つかりません。WINDOWS95のCDを入れてドライブを
指定して下さい。」と言うメッセージが出ました。
CD入ってるのに・・・・・。
「あれえ、なんだろう。ちょっともう一度。OKボタンを押して・・・・・。」
でも画面はルーペのマークがくるくると動いたまま止まっています。
「うーん。」
10分以上待ちましたが一向に変わらないので、eさんは「最初からやり直しま
す。」と言ってキャンセルを押してしまいました。
また最初からやり直しですが、やはり同じところで
「必要な******が見つかりません。WINDOWS95のCDを入れて・・・・」と言う
メッセージが出ます。ああ。
仕方がないのでそれをスキップして次に行くとインストールが完了し、
そしてあらわれた画面は・・・・・初期化も何もされてない全く前の画面で、
それがノートの画面よりも一回り小さく出ているだけです。
「画面が小さくなった・・・・・。」私が呆然としているとeさんは
「あれえ? なんでだろう。」と驚いています。
eさんは困った顔をしていましたがそろそろお昼だったので、家の近所に
食事に出ることにしました。
(つづく)