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語学スクールで知り合った友達で、ブルガリア人のアンゲリーナという女の子がいます。1999年の6月に書類上、ポルトガル人のジョアン
パウロと結婚し、翌年に式をあげることになっていました。
アンゲリーナは21歳になったばかり。長い黒髪にパッチリした目、それに
赤いほっぺ、若くやんちゃで見た目もとても可愛らしいです。
アンゲリーナとは1998年の10月に学校で知り合いました。
彼女は17歳の時に今のダンナとイギリス留学の際知り合い、3年間交際を
経て恋人のいるポルトガルに渡りました。その直後語学スクールに
入学し私たちと知り合いとなったのであります。
メキシコ人マリシオと、スペイン人スザンナ、ブルガリア人アンゲリーナ
そして私の4人が定期的に会い、そこに時々ドイツ人ジャンナが加わると
いう関係です。
初めて皆でウチでパーティをしたとき、アンゲリーナのダンナさんの
ジョアンパウロの印象は良くありませんでした。
彼は26歳とまだ若いのですが、なんかエラソーなのです。
レストランでクリスマスパーティをした時は、アンゲリーナが、男性である
マリシオに限らず、他の女の子と話をしている時ですら、なんだか嫉妬深く
横取りしていくという感じです。
1999年の2月になって、突然アンゲリーナの結婚が決まり、随分若くして結婚
するんだなあと一同ビックリしましたが、一応祝福しました。
それまでジョアンパウロの親の家に居候していたのが、4月には海岸沿いに
家を購入して移りました。アンゲリーナ曰く、その頃も今も、ジョアン
パウロはゴルフにのめり込んで毎週末唯一のお休みだというのに
アンゲリーナを一人家に残して、ゴルフに出かけてしまうのだそうな。
ちょうどウチのダンナもゴルフの安さにホイホイ毎週ゴルフに出かけている
時だったので、アンゲリーナは「週末一人ぼっちで寂しいから、クリの
ダンナさんがゴルフに行ってしまって時間がある時は連絡してね。」と
会う度に言ってきました。
でもって週末はアンゲリーナと時々会ったりしていたわけです。
彼女曰く「毎週末は一人だし、ここは家族の絆が深いから週末はみんな
忙しくて他の友達と会うことも特にないし、寂しい。
唯一の週末休みなのに一日中家にいて、勉強したりしてる。」
「映画とかディスコは行かないの?」
「私は映画とか見るの好きだけど、ジョアンパウロは映画見るの嫌いだし、
もう若くないからディスコにも行きたがらないの。」
「ええっ、映画見るの嫌いなの?」
「面倒臭いみたい。」
「クリスマスの時はすごい踊っていたじゃない。」
「アレってすっごい珍しいの。滅多にないの。ああいうの最近では。
昔はああいうこともよくあったんだけど。
コンサートとかも行きたいけど・・・。」
「映画やディスコやコンサート、違う人と行けばいいじゃない。」
「そしたらジョアンパウロが嫌がるの。お昼ごはん食べる時も、
マリシオがいると言うと妬くから、マリシオが来る時も名前は
出さないで、スザンナやクリと食べると言って出かけてるんだー。」
「ええっ、そうなの?」
「うん・・・。」
ジョアンパウロがアンゲリーナのことを愛していて独占したいと思って
いたというのは、クリスマスパーティの時によく分かりました。
嫉妬深そうだな〜、と思っていました。
それにしても嫉妬深いなら、週末にちゃんと可愛がってやらんかい!
ブルガリアからひとりぼっちでポルトガルに来た奥さんを、
毎週末孤独にしておくなよ〜。
結婚が決まったら釣った魚にエサは要らない、みたいな感じ。
ダンナもその頃毎週ゴルフに出かけてましたが、ウチはもう付き合い
古いし別に出かけても出かけなくてもいいし、まあ出かけてれば楽チンで
いいかねーくらいのものだったのですが、アンゲリーナの場合は新婚さんです。
この話をしていたその時はまだ書類上結婚してはいませんでした。
1999年5月末のとある日、アンゲリーナと二人でお昼を食べました。
彼女はテージョ川を渡った、コスタダカパリカという海岸の方からリスボンに
はるばるやってくるのですが、その頃結婚書類の手続きで時々リスボンに
来る用事がありそのついでに私とお昼ごはんを食べることになったのです。
「今結婚手続きの書類書いてるんだけど、なんか内容が複雑で困ってるの。」
「全部ポルトガル語だよね?」
「うん。だから辞書と首っぴきで、しかも正式な書類で、書くのが大変。」
「ダンナに書いて貰えばいいじゃん。」
「彼こういう書類書くの大嫌いなの。頼んでも何もやってくれないの。」
「えーっ。」
「大使館や外国人サービスのところに行っても、あの書類が足りないとか
ここが不備だとか言われて、すごい待ったのに追い返されるの。
こんなに待った、って言っても外国人だから軽く取り扱われるの。
もう4回行ったけど、まだ手続きが不備みたい。悲しい。」
「ダンナに行って貰えないの。そんな交渉ポルトガル人だったら楽チン
でしょ。一緒に行って欲しいって言ったら。」
「もう言ったんだけど、やだって。
だから全部自分で書いて自分で持って行くの。」
「それあ、ヒドイ・・・。」
しかし、一般にポルトガルの男性は見ていると女性に優しいし、
友達の家の食事に招待されたりして行くと、男性がこまごまと動いて
女性をフォローしているのであります。
だからジョアンパウロの例は超稀だと思う。
結婚の書類を書いている途中で水はさせないし・・・。
でも聞いてみました。
「そんなん、客観的に見て彼自分のことしか考えていないと思うよ。
でも彼のことは愛していて、結婚したいのね。」
「うん。」
そうか、結婚したいのならまあそれは本人の問題だし、何も言えないなあ、
と思いつつ彼女の愚痴を聞いていたのであります。
ジョアンパウロは同族会社の役員をしており、お金持ちではあります。
でもアンゲリーナのブルガリアの実家も確かお金持ちだったはず。
別にあんな男とわざわざこんなに若く結婚しなくてもいいのにー。
とは思いましたがそれは私の印象だし、本人結婚するって言ってるし。
その後、アンゲリーナは6月に書類上無事結婚しました。
それからもジョアンパウロは毎週ゴルフに出かけていました。
彼女は週末一人で家にいるので時々私に電話をかけて来ます。
時々晩ごはんを食べるために誰かの家に集まるのですが、マリシオの家の
場合はいつもドタキャン。(実は嫉妬深いダンナが行きたがらないらしい)
彼女はジョアンパウロの会社の電話番をしているのですが、
時々お昼を食べるためにリスボンに出てきます。
でもそのお昼もその会社のために時々ドタキャンになります。
ドタキャンの時はいつも私宛に電話をしてくるのですが、その声は悲しそう
なのでした。
(薄幸なお誕生日、に続く)