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1999年9月19日土曜日。その日はブルガリア人の友達アンゲリーナの21歳のお誕生日でした。
その週の頭に、アンゲリーナから電話がかかって来ました。
「クリ、私もうすぐお誕生日なの。」
「うん、9月19日だよね。」
「そう、それでパーティやりたいんだけど、クリどこかリスボンで
いいレストラン知らない?」
「いいけど・・・・ジョアンパウロの方がポルトガル人だから
詳しいんでないの。」
「彼は川からこっちの、コスタダカパリカには詳しいんだけど、
川向こうのことは全然ダメなの。」
「う〜ん、じゃあちょっと待ってね。」
今まで行ったレストランの名刺を取りに行きます。
「何人くらいなの。」
「15人くらいかな。」
「あんまり小さいところはダメよね。」
「うん。」
いくつかピックアップして、店の名前と電話番号を知らせました。
「ありがとう。電話してみるね。」
「アンゲリーナの誕生日のパーティ、アンゲリーナが手配するの?」
(ジョアンパウロがやればいいのにー・・・・。)
「うん、場所が決まったら知らせるね。」
かくして、アンゲリーナが選んだところは、結局アルカンターラの
パイネル・デ・アンカンターラになりました。ここは店員さんが
キビキビとしていて感じがよく、美味しい家庭料理ぽい雰囲気の
お店であります。
しかし土曜日当日はすごい雨。
これはもしかして台風なんでしょうか?と思ってしまうくらいすごい
雨と風です。傘が吹き飛ばされそうなくらい。
タクシーを呼ぼうとしましたが、タクシー手配の会社も呼び
出しっぱなしで全然ダメ。まあ、こんな日はタクシーは出払って
いるのが常。仕方なくローマ通りまで出ますが、全然タクシーが
通りません。これは困った・・・・。
「ママー、ぬれちゃうよお。」
「こっちおいで。」
バス停のかげに入り、雨をしのぎます。
「全然来ねえなあ・・・・。」
「来た。」
「ダメ、あれ乗ってるよ。」
「来た、ああ、あれもかー。」
それでも15分くらい待って、やっとタクシーを捕まえました。
転がり込むようにしてタクシーに乗りこみます。
スザンナの携帯に電話して
「ウチの家族ちょっと遅れる」と言ったところ、彼女もまだ高速の
上を走っているとのことでした。マリシオに電話しても連絡が
取れません。今日は、皆外出苦労していることだろうなあ・・・・・。
そしたら私の携帯にアンゲリーナから電話が。この時9時5分。
「クリは今どこにいるの。」
「タクシーがなかなか捕まらなくて、やっと今タクシーで店に向か
ってる。あと5分で着くと思う。」と言ったら
「私も遅れて今家を出るところなので、店の人にそう言っておいて。」
とのこと。
9時10分。
ザブザブと雨の降る中レストランに到着して入ったら、なんとこの
雨なのに中は満席でした。満席って・・・・この中のどれかグループが
アンゲリーナの誕生日のグループなのかなあ。
店員に「アンゲリーナのパーティに来たんだけど。」と言うと
「この雨だし誰も来ないので、キャンセルかと思ってそのセニョーラに
今から電話をしようとしていたところだ。
これからテーブルの用意をするから待つように。」
と言われました。(^^;) おお、危ないところだった。
ん?と言うことは来ているのは私たちだけ?
「彼女は何人で予約しているの。」
「18人。」
「18人!!!」
そんなに入るのか、この繁盛しまくってテーブルがいっぱいの
この店に!
9時25分。マリシオ到着。
傘をぶんぶん振り水を切りながら「いやいや、何てことだ。」と
言いながらお店に入って来ました。
「オーラ、マリシオ元気?」
「オーラ、くり。元気だよ。君は?
何で来なかったんだい、昨日のジャンナの家でのパーティに。」
「うん〜、すごく残念。行きたかったんだけど、昨日は前から
決まっていた別の飲み会があったの。
みんなは何時まで飲んでたの。」
「ジャンナの家では2時まで。その後ダンスバーに移動して5時
近くに帰ったよ。」
「おお、5時か〜。(笑) タフだね〜。」
「でも今朝は11時に起きたんだ。起きたくなかったんだけど、
やることがたくさんあってさ。」
「あらら可哀想に。」
9時35分。スザンナ夫妻到着。
「すごい雨だ〜。」ダンナさんのミコが、苦笑して入って来ました。
スザンナもニコニコしているものの、ふう、とため息をついています。
店側がテーブルの準備やっと完了。おお、座れる〜。
9時45分。他の友達がだんだんと到着して来ました。
そして9時55分、やっと主役のアンゲリーナとダンナのジョアン
パウロがビショビショになって到着。
「もう、駐車するのに、私たちの車サイドミラーがないから、
仕方なく窓開けて窓から顔出しながら駐車しなきゃだったの〜。
この雨の中をよ! もうずぶぬれー。」
「た、誕生日なのに大変だね・・・・。」
レストランが見つかりづらく駐車もしづらい場所だったので、
ジョアンパウロ(自分が運転してたんでないくせに)はすっかり
ご機嫌斜めになってしまった様子。
到着するなりブスっとして、席についてワインを飲み始めました。
結局、10時にパーティは始まりました。
そこからアンゲリーナが頑張って皆の食べ物の注文を取り、走り回っています。
まるで店員のごとく、店が混雑して混乱しているので店員さんたちとマメに
連絡をとり、座るヒマもなく動き回っていました。
ダンナのジョアンパウロはな〜〜〜んにもしない。
席にどーんと座って、ワインを飲んでいます。
アンゲリーナが必死で店員さんと連絡を取ってるのに。
マリシオとスザンナが顔を曇らせて
「これはアンゲリーナの誕生パーティではないのか。」
とヒソヒソと話しています。
ダンナも「アレは酷すぎる」と怒っております。
結局店を出るまでジョアンパウロは何もせずひたすら飲んでました。
主賓のアンゲリーナは小間使いのごとく走り回っていたのであります。
自分の新妻の誕生日のレストランくらい、自分で探して予約してやれ!
自分の新妻の誕生日くらい、もっと親切にしてやれ!
元々余り好きでないダンナだったけど、この誕生パーティはヒドイぞ〜。
喉元まで出ますが、パーティがぶち壊しになるので我慢していました。
それでもやっぱりパーティは盛り上がる盛り上がる。
みんな若いし、陽気で面白いです。
一人、イギリスに留学していたポルトガル人がいて、彼には
日本人の友達がいたらしく、日本のことをいろいろ知っていて
一気をやたらにしたがりました。
そのため会場一同ワインの一気しまくりをするハメになりました。
「僕には日本人の恋人がいたんだ。」
「へええ〜、名前は何ていうの?」
「え〜と、何だっけ。(笑)」
「恋人だった人の名前を忘れたの?(笑)」
「え〜とね、え〜と、そうだ、アキコ、アキコって言った。
いやあ、2週間しか恋人じゃなかったんだよ。」
「ずいぶんすぐ別れたんだね。(^^;)」
「いや、彼女英語が余り話せなくて、コミュニケーションがうまく
とれなかったんだ。」
それって、恋人って言うのかなあ。(^^;)
ケーキカットで一気。
ハッピーバースデーでまた一気。
何かあってもまたまた一気。
イッキ!イッキ!イッキ!イッキ!
ポルトガル人たちが揃って一気飲みする様は異様でありましたが、
場はとても盛り上がりました。一気はね、危険なんだよ、と言ったら
「うん、聞いたことあるよ。大丈夫、今日だけだからさ。」
と笑います。おいおい。
酔っぱらってはいましたが、私は写真係りだったので写真をいっ
ぱい撮りました。お店の前で皆で写真を撮る頃には、雨もすっかり
あがっていました。
「ハーイ、ウン、ドイシュ、トレーシュ!」
パチリ、パチリ、パチリ。
「アンゲリーナ、おめでとう。楽しいパーティだったよ。」
「うん、クリ、いろいろありがとう。」
「また連絡するね。いい週末をね。」
「うん、そっちもね。」
私たちは息子が寝てしまったので1次会で帰りました。が、前日朝
5時まで飲んでいたマリシオやスザンナ夫婦は2次会に行った・・・。
相変わらずタフだわ〜。
きっと朝まで飲んだに違いない。(^^;)
家に着いたのは1時半。結構ヨレヨレ。家族一同、家に着くなり
各ベッドへ直行したのであります。
何かちょっと気の毒なお誕生日パーティだったけど、終わりの方は
盛り上がってたし、アンゲリーナが良ければいいのかなあ。
なんかちょっと納得できないなあ。
折角のお誕生日なのになあ・・・・
とブツブツ考えてるうちに眠りに落ちました。
(薄幸その後、に続く)