ポルトガル・リスボンの生活 くりの家



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懐かしい友達1



 語学スクール時代の友人マリシオが1999年10月、

イギリスの大学院に行ってしまいました。

行く前にはラッパにある日本料理レストラン「彩」で、

スザンナやアンゲリーナ、ウチのダンナと皆で食事をしました。

私はこの背の高いおしゃべりで優しいメキシコ人が大好きだったので、

食事の途中で悲しくて涙が止まらなくなってしまいました。

「クリ、僕はまだ研究の途中だから、近々またリスボンに来るよ。

 これが永遠の別れってわけじゃないし、いつでもコンタクト

 出来るのだから、泣かなくて大丈夫だよ。」

そう言って、マリシオはイギリスに旅立ちました。

その後クリスマスに帰る、パスコアに帰るとEメールが来るものの、

結局実現しませんでした。

マリシオが去って10ヶ月経った7月半ばのこと、マリシオからメールが来ました。

今度こそ、建築の研究レポートを大学で仕上げなくてはなので、

翌週の金曜日、リスボンに来ると言う連絡でした。

その翌日、友達のドイツ人ジャンナから突然電話がかかって来ました。

ジャンナは他のメンバーのように頻繁に会ったりしません。

彼女に最後に会ったのは私の1月の誕生日ですから、なんと7ヶ月ぶり。

「オーラ!元気だった??? もう長いこと会ってないものね。」

「オーラ!クリ。元気だったわ。でも、でもね。」

「どうしたの?」

「私ね、ドイツに帰ることになったの。」

「えっ。」

「ギュンタ(ダンナさん)がもう仕事やめるって。それで帰るの。」

「そうなの・・・・。 残念だわ・・・・。 いつ帰るの?」

「来週の木曜日なの。」

「そんなに早く???」

「うん。」

「来週の金曜日にマリシオがリスボンに来るって昨日メールが来たの。

 それじゃあ、すれ違いになっちゃうわねー。」

「そうなの??? ああ、マリシオに会いたいわ。残念・・・・。」

「出発日はもう決まってるの?」

「うん、飛行機が決まってるから。

 ねえ、クリ、来週の月曜日、一緒にお昼食べない? 

 スザンナやアンゲリーナも一緒に。」

「うん、大丈夫。そうだ、ジャンナ知らないんだよね。

 アンゲリーナお腹に赤ちゃんいるんだよ。」

「ええっ、妊娠してるの? 長いこと会ってないから知らなかったわー。」

「じゃあ、月曜日を楽しみにね。チャウ。」

「チャウ。ベイジーニョ。」

「ベイジーニョシュ。」



 その夜、イギリスにいるマリシオに電話をしました。

ジャンナのことを話すと「そうか、ジャンナもいなくなるのか。」

と寂しそうに言って「ああ、しかし僕が行くのと入れ違いか。会えないんだな。」

とため息をつきます。

「よろしく言っておいてくれよ、クリ。」

「うん、分かった。マリシオ、じゃあ来週の金曜日に来るんだね。」

「たぶんね。」

「会うの楽しみにしているからね。」

「うん、じゃあまた来週。」

「うん、来週ね。」



 翌週月曜日の待ち合わせは、1時に私たちが通っていた語学スクールの前で。

この学校は映画館の隣りにあり、事実上は映画館の前待ち合わせと

言うことになります。

1時に到着して、ぼんやりと映画館の前の階段に座っていたら、

スザンナがまず到着しました。

これは、いつも通りの順番です。

「久しぶりだねー。」

「ジャンナがいなくなるって? びっくりしたわ。」

「みんないなくなっちゃうね・・・・。」

「クリだって、いなくなっちゃうんでしょう。悲しいわ。」

「まだ、先のことだよ・・・・。」

10分くらいしてジャンナが到着。

「ジャンナ〜。」

「元気だった?」

「寂しいよー。いなくなってしまうなんて。」

そう言うと、ジャンナが寂しそうに笑います。

「アンゲリーナは?」

「この時間じゃあまだ、アンゲリーナ来ないわよ〜。」

時計を見れば1時20分。

アンゲリーナは遅刻常習者で、必ず20分〜1時間ほど遅れて来たり、

ドタキャンも大得意です。(私たちはもう慣れてる。)

「まあ暫くおしゃべりでもして待とうね。」

「そうねえ。」

その時私の携帯が鳴りました。

「ホラー、きっと、遅刻するからってアンゲリーナから電話よぉ。」

と、言いながら携帯の表示を見ると・・・・。



MAURICIO....!? マリシオだっ!!



「マリシオ! マリシオ、どこにいるの?!」

「オーラ、クリ。どうして僕だって分かった?」

「電話に表示出てるもの!信じられない。今どこ? リスボンにいるの?」

「たった今、空港に着いたところだよ。」

「リスボンにいるのっ???」

「今から行くから、そこで待っててくれよ。

 タクシー飛ばして、今すぐ行くから。」



わーーーーーお!!


(つづく)

 


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