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我が家はアパートの6階。いつも夕方4時45分になると、息子の幼稚園バスが到着するのを
迎えるために、階下の受付のところに行きます。
ある日のことです。
私はいつもソファに座りながら息子の幼稚園バスが来るのを待つの
ですが、その日は待っている間に不思議なことがありました。
太って、そんなに背の高くないびん底メガネをかけたおじさん、
それもお土産もの屋さんで売っているようなテカテカした黒い
中国服を来た怪しげ人が、外から自動ドアをくぐりぬけるや否や
私を発見し、友好と情愛にみちみちた様子で私のところにやって
来て、ペラペラと何やら話した後両頬にキスをしたのです。(?_?)
(こちらでは普通の挨拶だけど)
そして、また嬉しそうにペラペラペラとしゃべりだし、
「私の着ている服は中国人みたいか日本人みたいか。」と言うので
「中国人の服です。日本は、キモノです。キモノ。」とか言ったら、
さらに嬉しそうにペラペラ何か話して、また両頬にキスをして去って
行きました。彼には全然覚えがないので、一体なんなんだろう、
と不思議に思っていました。
それから何日か経ち、学校の開始日がやって来ました。
わーい、待ちに待った初日だー。
どんなクラスになるんだろう。
友達はできるかなあ。
ついていけるかなあ。
不安もありましたが、期待のほうがずっと大きかったです。
ワクワクドキドキしながら、学校に行きました。
ず〜っとこの日を待っていたのです。
さて、その時私のクラスは11時から1時までの2時間。
11時10分前に学校に到着して、待合い部屋で先生の現れるのを
待ちました。
ところが、現れた先生は私を見て驚き
「なぜこの時間に。」と言います。
「だって、11時から2時間でしょう。」と言う私に先生は困惑顔。
私のクラスは「4時から2時間」だと言うのです。
そんなバカな〜。
最初の先生のインタビューの時に、先生から
「4時から6時のコースに来られるか」
と言われて
「息子が幼稚園から帰って来るのが5時からだから不可能です。」
と答え、先生は
「わかった、じゃあ11時から1時ならどうだ。」
と言うので「それなら大丈夫。」と合意したはずでありました。
「4時からのクラスは、5時に息子が幼稚園から帰るので不可能だ
と最初に言ったはずだ。」と言ったところ、先週の美術館行きの
時にこの変更時間を確認したはずだが、という答え。
でも、いくら私がビギナーでも、時間の説明をされて分からない
わけがない、絶対にそんなことは聞いていないもん。
そもそももともと息子の幼稚園の時間の話をしたから、11時
からにしてもらったはずだし。
(完全なる先生の勘違いor手配違いだったと今でも思う)
暫く先生は事務所と相談をしているようでしたが、戻って来て、
「OK、あなたのクラスは2時から4時というのでどうだ。
申し訳ないけど、今日2時になったらもう一度来て欲しい。」
「明日から毎日2時〜4時ですか。」
「そう、毎日そうだ」
「クラスは何人クラスですか。」
「3人クラスだ。」
他のメンバーもいるのに、そんなに急に予定が変えられるのかなあ?
と訝しく思いつつ、
う〜ん、また来るのか、面倒くさいぞ〜、でも、今日から頑張るって
決めたし、2時から4時だったら来るのは可能だから、また来れば
いいか、と思って、その日ビギナークラスに入学したという、その
場で知り合った日本人の女性と、お茶を飲んで少し時間を過ごすこと
にしました。
ダンナの職場も近かったので、その後彼女と、ダンナ一緒に昼食を
とったら、あっと言う間に2時になりました。
学校に行ったら、私のインタビューをした先生が暗い顔をして、
「プロブレム(問題)が生じた」と私に手招きをします。
クラス編成はもうできあがっている。
だから、2時から4時のクラスはやっぱり組めない。
レベル分けをしている関係で、あなたの入るクラスは今月はない。
え゛ーーー。
こんなにやる気になって、7月からやろう!って気持ちになって
来たのにー。
そしたら事務の女性がもう一つチョイスがある、と言います。
それは、今の少人数クラスから、マンツーマンのプライベート
クラスにするということ。それは、2時間×20レッスンで40万
エスクードとのこと!
た・・・高いっっっ。
いくらなんでも、たった一ヶ月のレッスンにそこまでお金は
かけられません。じゃあ7月はここの学校ではもうダメ
なんだー。(T_T)
取りあえず美術館にも何度か行っているし、学校のカードも作って
あるので入学金は返して貰えないにしても、違う学校もあたって
みようと思ったので、授業料だけ返して貰う手続きをしました。
先生は「アイムベリーソーリー」とかひたすら言ってるけど、
今日の私のこの落胆の気持ちをどうしてくれる!(言わないけど)
でも、もしいい学校が見つからなければ、またもしかしたらここに
通うかもしれない。だから、「また機会があったら来ますね。」と
先生に言ったら、先生は
「I hope so. I'm very sorry.」と答えました。
そして、学校を後にしました。(T_T)
で、学校を出たのが3時15分です。
代わりの学校をまず見つけよう、と思い、家に帰って電話帳を
めくります。その中で外人向けポルトガル語のクラスをいくつか
ピックアップして電話しますが、どこももうクラスが始まっているし、
更には行きたかった学校が生徒数にしてもクラス数にしても、一番
きちんとしているらしいということが分かりました。
そうこうするうちに息子のお迎えの時間になりました。
息子を迎えに行く時に、同じアパートの人に会ったのでことの顛末を
話すと、彼女が通っていた語学学校を紹介してくれました。
息子を着替えさせて、電話でピックアップしたいくつかの学校と、
先ほど紹介された学校に問い合わせのため向かいました。
行ってみて結局、良さそうなのはなかった・・・・。
息子を連れてクタクタになって家に帰って来ました。
アパートに到着したら、ロビーにいつもよりもたくさんの人がいます。
受付の女性が私の所に来て
「We don't have energy. You must go to your house on foot.」
ドントハブエナジー? あっ、停電か!
そう言えば、ロビーには9階に済むウチの大家さんもいました。
(お年寄りなので、もちろん9階までは歩いて上がれそうにない。)
げげえ〜、6階まで歩いて行くの〜。
「あなたはまだいい。だって6階だから。」と言う受付の彼女の言葉に
気を取り直して、じゃあのぼるか、と言う気持ちになりました。
そしたら、そこに、この間の親しげな太った男性が来ました。
前にもまして親しげに、私の両頬にキスをしていろいろと話しかけて
来ます。息子にもいろいろ話しかけて来ました。
周りの皆は、不思議な顔つき(後でなぜかわかったけど)で私たちを
見ています。
「次は木曜日に来るんだ。またその時にね。」
と言う彼に別れを告げて、階段に向かう途中、私はふと
「彼は誰なんだろう。」と言う疑問を再び思い起こし、受付の女性の
ところに行って、彼に聞こえないように
「彼は私にとても親しげにしてくるけど、私は彼を知らない。
彼は誰なの。」と聞いてみました。
そしたら、彼女はすこし悲しそうな顔をして、
「私は、なんと言ったらいいのか・・・。
彼は、彼は、そう、ベリイシックなのです。」と言います。
シック、一瞬分からなかったのですが、次の瞬間に分かりました。
服装や行動が奇妙だったのはそのためだったんだ・・・・。
彼女は続けます。
「彼はシック、私の言ってることが分かる?」
「今わかりました。」
「彼は、ノーマルではないのです。」
「うんうん、分かります。彼はここに住んでいるのですか。」
「彼はここに住んでいないけど、彼のお母さんがここに住んでいて、
週に一度、ここに訪ねて来るのです。」
「ああ、ああ、それで分かりました。彼は、いつも私にとても親しげ
だけど、私は彼を知らないので、とても不思議に思っていました。
やっと、分かりました。」
どうりで、先ほど彼と会話していた時に、皆が不思議そうな顔を
していたのかと思いました。
彼は誰なんだろう、と言う疑問は解けましたが、私にはとても
ショックでした。病気、と言うと全て確かに説明がつきますが、
何かやりきれない気分です。
停電で真っ暗な階段を、息子を抱っこして6階まで上りました。
暑いし足取りも重く、息も切れ切れですが、仕方ありません。
鍵でドアを開けても、電気もつけられないし、ビデオもつけられ
ません。パソコンは充電池でしたが、ちょっと疲れて触る気持ちに
なれませんでした。
こんな一日もあるんだなあ。
期待が大きかっただけに、落胆も一層です。
停電が直り、景気づけにワイン飲んで、日本から送られて来た
ドラマの最終回を見ました。今日はこんな日だったけど、明日から
また頑張るぞ、と思いながら。