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幻のチケット 1
クラスメートのジョンとはもう2年の付き合いになります。語学学校で知り合い、学校をやめたその後もずっとグループ
レッスンを一緒に続けています。
そのジョンは大のサッカー好きでチームはスポルティング。
宿敵ベンフィカのサポーターであるポルトガル語の先生の
フランシスカとは授業でいつも盛り上がります。
我が家も以前に書いた通りスポルティングファンでありますが、
たまたま拾ったタクシーで息子が「ベンフィカはクソだ。」
な〜んて言ったりしたらドライバーの方が実はベンフィカファン
だったりして、困ったりすることもしばしばです。
さて先日のこと、それまでサッカーの試合を見に行こうとは
思ったこともなかったのですが、3月18日に今季の順位を大きく
左右するスポルティング−FCポルトの決戦があるので、見て
みようと言うことになりました。3月17日の朝に急に思い立ち、
ダンナに電話をして「見に行こうか」と言うと大喜び。
お昼にジョンに会って「試合ー、明日見に行こうと思う。」と
言うとジョンもとても喜んでいろいろ教えてくれました。
ジ「あの試合は重要だからな〜。盛り上がるぞ〜。」
私「チケットは当然スタジアムで買うんだよね。」
ジ「うん、昨日スタジアムの前に行列が出来ていたよ。」
私「じゃあ、もう売り切れてるんじゃないかなあ。」
ジ「まさか。当日だって買えるはずだよ。自分はベンフィカ−
ボアビスタ戦、すごい大事な試合だったけど開始2時間前に
買えたよ。」
私「じゃあ大丈夫かなあ。」
ジ「大丈夫さ。あと、スタジアムのところで買えなければ、
レスタウラドーレスの駅前のチケット売場で買えるよ。」
私「チケットはいくら。」
ジ「詳しくは覚えてないけど、5000エスクードからだったと思う。
5000エスクードと、あと6000と7000だったかも。」
私「うわ、3人分はなかなか痛いなあ。」
ジ「でも子供は金額違うんでないかなあ。」
私「指定席なの?」
ジ「番号はあるけどね。誰も守らないよ。早い者勝ちだよ。(笑)」
私「えっ、そんなのあり?」
ジ「ロンドンではナンバーは絶対だけどね。
ここで席通りに座ってる人はいない。だから皆当日は試合前
から並んでいるんだ。」
私「だって、チケット価格が違うでしょ。」
ジ「だから、価格によってゾーンが決まってるだろう。
そのゾーンの中では皆好き勝手に座っているってわけ。」
私「ひゃ〜。じゃあどれくらい当日並ぶの。」
ジ「試合開始が夜9時だろ。だから8時とかね。」
私「7時は?」
ジ「まあその方がベターだね。」
私「6時だったら?」
ジ「そんなに早く並ばなくていいと思うよ。1時間半前くらいで
充分だよ。」
私「ふうん。じゃあ今日行ってみよう。何時でも開いてるのかな。」
ジ「お昼休みは、昼ごはん時だから開いてない可能性はあるなあ。」
ジョンとは午後1時半頃別れ、さてチケットを買いに行こうかとも
思ったのですが、ちょうど昼ごはん時だったので家で時間を潰すことに
しました。お蕎麦を食べて、それから少しテレビを見て、3時過ぎに
家を出ました。ウチのアパートの受付の人に「これから明日の試合の
チケット買いに行こうかと思うんだけど、まだあると思う?」
と聞くと
「ああ、明日のスポルティング−FCポルト戦ね。
あれは人気があるから、明日買うのはちょっと難しいわね。
今日ならまた売ってるでしょう。」とのこと。
「じゃあ、行って来ます。」
そして3時20分頃、アルヴァラーデにあるスポルティング
スタジアムに到着しました。
チケット売場は窓口が5つあって、それぞれ長蛇の列でした。
一番近い列に行って並んでいる人に「どこの窓口に並んでも同じ
ですか。チケットによって違うことはありませんか。」と聞くと
「いや、どこに並んでも同じだよ。」と言う答え。
「まだ、買えるでしょうか。」
「まあ、多分ね。」
ジョンの言った通り、チケットは5000エスクード、6000エスクード、
7000エスクード、あと会員価格価格があり、5000エスクードの分は
もう既に売り切れていました。
列の一番後ろに並び、自分の番が来るのを待ちます。
待っている間は、明日は何時に並んで〜、息子にはスポルティングの
ユニフォーム着せて〜、などなど空想しておりました。
長蛇の列とは言え、待つこと15分くらいで前の人がチケットを
買って去り、私の番が来ました。
窓口のおばちゃんは太っていて感じよさげです。
私「あのー、5歳の息子がいるんですが、5歳でも値段は一緒なの
ですか。」
お「うん? 何歳?」
私「5歳です。」
お「ちょっと待ってね。ねえちょっとあんた、5歳の子のチケット
っていくらなんだっけ。」と隣りの窓口に聞いています。
お「え? え? ない?」
私「・・・・・。」
お「あんた気の毒にねえ。ないよ。」
私「ないって・・・・。 子供のがないなら、じゃあ大人価格で3枚
下さい。」
お「いやいや、たった今ね、チケットが売り切れたの。
なくなったの」
私「えええっっっ。」(絶句)
こんなのってあり!?
だって、私の前の人はチケット買って去って行ったじゃないの〜。
今の今までチケット買えないなんて微塵も思わなかったよ〜。
後ろに並んでいた人に「チケット売り切れたって。」と言うと
彼はすごい勢いで窓口にまくしたてました。でもおばちゃんは
「ないものは、ないよ。」
「オー、ナオンアクレディートー!(信じられない!)」
両手で頭を抱え、プリプリしながらその男の人はその場を去り
ました。ああ・・・・。
その後たまたま電話をかけて来たフランシスカが私に同情して
くれて「レスタウラドーレスの切符売り場にならあるかもよ。」
と言うので地下鉄乗り継いでレスタウラドーレスにも行きました
が、当然のごとく売り切れでありました。
人間の心理とは不思議なもので、最初は軽い気持ちだったのに
こういうことがあると意地でも見たくなるものです。
しかし、ないものはないのよ。
泣く泣く、SPORTV(スポーツケーブルTV)と契約している友達に
頼み込み、TVを土曜日の夜に見に行かせて貰うことになった
次第です。
ああ、くやし〜〜〜。(T_T)
(つづく)