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 決戦の日2  


  さて試合が始まりました。

降りしきる雨の中、スポルティングはいい出だし。

積極的に押し、前半3分でフリーキック。

アンドレ・クルシュが自慢の左足で蹴ったボールはぐいんと曲がって

コーナーポストに当たりました。ああっ、惜しいっっっ。

5分。バルボーザがシュートしますが、キーパーが受け止めます。

前半、スポルティングは押して押して押しまくりました。

ベンフィカは気抜けがするほど抜かれて行きます。

サッカー中継をしているわけではないので余り詳しくは書きませんが、

兎も角スポルティングは優勢も優勢でした。

スタジアムは興奮のるつぼ。

どしゃぶりの雨の中でスポルティンギスタが叫び続けています。

ベンフィカのゴールの近くに行くたびに観客席がウォー!

ベンフィカが反則取られるたびにブーイングの嵐。

そしてシュートのチャンスのたびに大きなスポルティングコールと

ため息が。

ああ、あんなにゴールの近くに何度も行きながら、何度も

チャンスがありながら、得点出来ないのはなぜ?。

どうしてサッカーは思い通りに行かないの?。(T_T)

 

 こうして神経張りつめたまま前半は終了しました。

スタジアムには何とも言えない混沌とした雰囲気が漂っています。

ああ、でも押している。

スポルティングは勝つ。

このまま後半も押して行くんだーーー。

 

 後半が始まりました。

悲願の優勝を果たすため、スポルティングは必死で攻めています。

雨のためフィールドのコンディションは最悪、その中を選手が走ります。

後半も押している。

優勝するんだ。

幾度となくゴールの近くに行きますが、シュートが決まりません。

「後半24分! まだ0?0!」

アナウンサーが叫びます。

ベンフィカの反則。スポルティングのチャンス。

またスポルティングのチャンス。でも決まらない。

観客席のスポルティンギスタたちはずぶ濡れになりながら応援を

続けます。TVの前の私たちも祈るようにしながら見つめていました。

 

 後半39分、0?0。スポルティングのチャンス。

そこでシュートが決まったかのように見えたのは目の錯覚で、また

スタジアムに大きなため息が洩れます。

 

 そして後半42分。もうギリギリのこの時間。

ベンフィカのシュートをアンドレ・クルシュがディフェンスし、

その結果反則を取られてフリーキックとなりました。

後半44分。

一瞬ののち、スタジアムは胸の詰まるような雰囲気と叫びに包まれ

ました。

ベンフィカのサブリーがゴールしてしまったのです。

キーパーのシュマイケルが手の出しようのない位置に、後半44分に。

ピピッと携帯のアラームが鳴り、見ればフランシスカからメッセージが。

「Desculpe!」(ごめんなさいっ!)

うぉぉ???。なんじゃこれはぁぁぁぁ???。(怒)

最後の力を振り絞って応援するスポルティングファンの声も虚しく、

審判のホイッスルが響きました。

あああ?。終わっちゃったよぉ???。

画面にはフィールドを立ち去るスポルティングのコーチの後ろ姿が

映っています。そして観客席に立ちつくしながら、スポルティング

コールをする人々の姿が。

 

 優勝への期待度はあまりにも大きく、そしてチャンスは余りにも

多く、圧倒的に優勢だったのに。

サッカーはわからない、

それは本当によく知っているのだけど・・・・。

負けちゃったよぉ???。

悲しいよぉ???。

 

 そしてフランシスカから

「クリ???、悪いわね?。ベンフィカが勝つと思っていたけど、

やっぱりベンフィカが勝っちゃって。あっはっは?。」と

言う電話が入り、ああ、悔しいぃぃぃぃーーー。

(いや、もちろん

 フランシスカが冗談で言ってるのは知っているのですが。(^^;))

これで優勝はお預けだ。

と言うか優勝が危ない。

翌日の、2位のポルト戦でポルトが負けてくれれば、自動的に

優勝だけど、ポルトは負けない・・・。強いから。(負けてくれぇ?。)

 

 その願いも虚しくポルトは翌日エストレラ・アマドーラに2?1で

勝ち、残り各1試合を残して1ポイント差、どちらが優勝するか全く

わからなくなってしまったのでした。

そして我が家には優勝を祈り試合を見つつ飲んだスポルティング

ビールの空き瓶が大量に残ったわけですが、優勝が決まるまでは

どうにも捨てる気になれず、その後優勝決定戦まで、洗って棚の上に

ズラズラ並べて飾らざるを得なくなったのであります。シクシク

 

(「優勝決定戦」につづく)


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