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ユーロ2000 13 
6月28日水曜日。この日は準決勝戦であります。
水曜日はポルトガル語のレッスンの日で、ジョンは最初この日は
家探しのため欠席すると言っていたのですが、家が見つかったので
やはり出席すると言って来ました。
不安の材料は前回のトルコ戦であのクソ審判からイエローカードを
5人もが喰らっていると言うところで、しかも喰らっているのは
いい選手ばっかり。
2枚で退場になるとすると、彼らが出場した場合10人かそれ以下で
戦う可能性があると言うことでした。
でもルイ・コスタは絶対にはずせないし・・・。
どうするんだろう?
フランシスカと「勝ちたいね〜。」と言っていたところ、ジョンは
「まあ、難しいね。」と言います。
「フランスにはジダンもいるし、あとビエイラも素晴らしい選手だ。
何よりキーパーがすごいよ。ポルトガルはなあ、ヴィトール・
バイアじゃねえ。」
「彼この間のトルコ戦で頑張ってたじゃない。」
「あれは、まぐれだ。」
ムカ。
「それにこの間のトルコ戦のポルトガルチームは頂けなかったね。
特にレッドカードをトルコが喰らってから後の、ポルトガルの
選手は狂ってたよ。全然冷静じゃなくて、まるでトルコのコピーを
見るようだった。トルコのほうが寧ろ冷静だったよ。」
そう言うジョンの顔は何だか憎々しげです。
「だって、イエロー喰らわなくていいところでイエロー喰らって
たんだよ。ルイ・コスタが怒っていたけど当然だと思うよ。」
「あんなのはルイ・コスタじゃないよ。彼らしくないと思う。」
「だって彼のファウルじゃないんだよ。何回もビデオ巻き戻して
見たけど、絶対違うよ。」
「まあ、いいさ。その話はともかくとして、F・コウトも
いただけなかったね。あのペナルティのざまはなんだ。」
「あれね、ジョン。気を付けてみないと分かんないけど、
F・コウトは脳しんとう起こしていたと思うよ。」
「どうしてそんなのが分かるんだ。」
「あのペナルティの前に、ボールヘディングしようとして、
トルコの選手と激突したでしょう。それですぐ立ち上がったけど、
フラフラしていて、ボールを追いかけてる時も何だかヘンだった
もの。」
「あれはさ、脳しんとう起こしてないかどうか、ちゃんと目の前で
指振ってみるもんなんだよ。それで、試合が出来ると判断された
んだから、脳しんとう起こしてないよ。」
「でもビデオ、何度も何度も巻き戻して見たけど、あの直後の
コウトは彼じゃないみたいだったよ。フラフラしてたし、
頭も振ってた。」
「それは、意見であって事実じゃない。」
ムカ。
顔が怒ったらしく、ジョンがフランシスカにシニカルに笑いながら、
「サッカーの話は僕たちの友情を壊すね。」と言いました。
わかってんじゃん、ジョン。
どーしてポルトガルチームのことをそう言う風に言うのだ。
(イギリスが負けたのをまだ引きずってると見た。)
友情壊すよ、ホント。
レッスンの後はポルトガル国籍とフランス国籍の両方を持つ
エリアナと待ち合わせ、ジョンとスザンナと4人で日本料理店で
お昼ごはんを食べました。
「エリアナはどっち応援するの。」
「私? もちろんポルトガルよ〜。」
エリアナのご両親はポルトガル人ですが、彼女自身はフランスで
生まれフランスで育ち、どっから見ても完璧なフランス人であります。
美人の上にナイスバディ、さらには性格もいいので、ジョンは
エリアナのことが大好きであります。
「スザンナ、スペイン負けちゃったね、残念だったねー。」
「うんー、ラウルが〜。」
「ラウル可哀想だったね。」
「うん、でももう終わったし。これからはミコ(スザンナのダンナ・
ポルトガル人)と一緒にポルトガルを集中して応援するから、いいの。」
スザンナはちょっと寂しげにそう言いました。
「それにしてもポルトガル頑張ってるよね。クリは誰が好き?」
エリアナが聞きます。
「私は〜、みんなステキだけど、F・コウトがお茶目で好きかな〜。」
「コウトか〜、髪切って欲しいな。それに彼は醜いじゃないか。
猿だよ、猿。」
オイ。
「別にいいでしょ。人によって好みが違うんだから。」
「クリは、フィーゴは好き?」
「うん、フィーゴうまいよね〜。でも、あまりにも完璧過ぎて、
神様みたい。おお、神様フィーゴ、どうか一点入れて下さいっ。」
「クールだよね〜、彼。」
「あと、ルイ・コスタとヌーノゴメス、いいな〜。
ヌーノゴメスが得点した時に『見たかっ、入れたぞ〜。』
って感じで手にキスしながら走るのなんて、すごいステキ〜。」
「ヌーノゴメスはボニータだよな〜。」ジョンがニヤニヤしながら言います。
ポニータは女性を美しいという形容詞ですが、ヌーノゴメスの髪が長く
よく髪をかきあげているので、それに引っかけたジョークです。
「いいじゃない〜、あの髪型似合うんだから!」
「セルジオ・コンセイサオンは?」
「いいいい! 好き〜。」
「シャビエルは?」
「うんうん、好き〜。」
結局、皆好きなのかもしんない・・・・。
だってポルトガルチームステキな人ばっかりなんだもん。
さて、お昼ごはんを食べるうち、エリアナの恋人が今リスボンにおらず、
一人で試合を見る、と言うことを知りジョンが
「エリアナ一人で試合見るのか。それは寂しいだろう。
そうだ、クリの家で僕と一緒に見ないかい? クリ、いいかい。」
と言い出しました。
「うん、ウチは全然構わないよ。」
「クリ、いいの?」
「うん、エリアナおいでよ。ダンナ紹介するし。」
「じゃあ、バイト終わったら行くから、大体7時半くらいに行くね。」
「いいよ。ジョンは?」
「家を一軒見てから行くから、7時くらいかな。何買って行けばいい?」
「何もいらないよ。」
「そういうわけには行かないよ。ビールでも買って行くかな。」
「んだね。ワインはウチいっぱいあるし。」
こんな感じで、夜、一緒に試合を見ることになりました。
お昼ごはんの時に調子に乗ってヴィーニョヴェルデ
(発泡性の白ワイン・飲みやすい)を結構たくさん飲んだので、なんだか
本調子ではなかったのですが・・・・。
7時にジョン到着。7時半にエリアナが到着し、そして試合開始。
前の試合でイエロー喰らった選手のうち、出ていたのはルイ・コスタと
コスティーニャ、それにF・コウトの3人です。
それでも彼らのうちの一人でもイエロー喰らえば退場で10人体制に
なっちゃう。
どうか、どうか頑張って。
ここを乗り切ってどうか決勝まで進んで〜。
(つづく)