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 ポルトガルリーグが始まった!1  


 2000年-2001年のポルトガルリーグが始まりました。

8月19日はポルト−ベンフィカ戦でポルトのスタジアムでやった

のですが、しょっぱなから強豪2チームの試合とあって、

ポルトガル中が大興奮。

ラフプレーやファウルが相次ぎ、スタジアムはブーイングの嵐。

ベンフィカのリカルドが退場になったり、ファン同士の乱闘

騒ぎがあったりと、波瀾万丈の末2−0でポルトが勝ちました。

私たち家族は家で観戦していたのですが、近所に住む息子の

友達(♀)が遊びに来ていてポケモンのイラストを描いてだの、

雑誌の付録を作ってだのと頼んで来るため試合に集中出来ません

でした。とは言え、とても面白かったです。

それにしてもポルトは強い・・・。

 

 さて、私たち家族はこの度めでたくスポルティングのソシオに

なりました。息子はソシオになったソシオになったと大喜びで

周りに知らせ、ダンナは初戦から観戦するぞと大はりきり。

ソシオになるとチケット大人5000esc.のところが1500esc.に

なってお得であります。ダンナはソシオになった時にすぐ

チケットを買い、満面笑顔で戻って来ました。

私たち家族は今までスタジアム観戦したことがないので、

8月20日のこのシーズン初試合はとっても楽しみにしておりました。

スポルティングのホームでの初試合はFalense戦です。

Falenseはファーロのクラブで前季2部落ちギリギリだったので

楽勝だよ、と言うジョンの話ですが果たしてどうなることやら。

日曜日の午前中からコロンボショッピングセンターに買い物に

出かけ、帰りに自転車レースの交通規制にあうと言うハプニングも

ありましたが、録画用のビデオをし、スポルティングの

ユニフォームを着、マフラーを持ちます。

「カメラ持って行く?」とデジカメをバッグに詰めながらダンナに聞けば、

「あれえ、デジカメ持って行くの?」

「だって、HPに写真載せるもん。」

「じゃあ、普通のカメラはいらないだろ。」

「えー、ビデオカメラは?」

「ビデオなんて持って行ったら邪魔になるだけだよ。やめとけ。」

ぶー。

まあでもビデオなんて持って行ったら、気が散るかあ、と思い直し、

さあいざ出陣!

 

 メトロに乗る前から、あちこちにスポルティングの

ユニフォームを着たりマフラーを巻いたりしている人たちがいます。

「きっとあの人たちも試合見に行くんだよ。」

「う〜ん、何だか皆他人に思えなくなってきた。」

家族3人、ダンナは今年のアウェイのユニフォーム、私は

去年のホームのアンドレ・クルシュのユニフォーム、息子は

スポルティングの帽子に去年のアウェイのアンドレ・クルシュの

ユニフォームと、3人スポルティングのユニフォームながら

何だかまとまりのない一家。

それにしても東洋人一家がそんないでたちをしている、と言うのは

どうにも異様らしく、歩いていてもメトロの中でも、誰かしら

ジロジロジロジロジロジロジロジロこちらを見ています。

 

 6時半の試合開始にスタジアムに到着したのが5時。

ものすごい列が出来ているのはどうやら当日券を買おうとしている

人たち。スタジアムの周りはスポルティンギスタでぎっしり。

ソシオ用の入り口は既に入場を開始しており、私たちもイソイソと

中に入りました。息子は緊張しておりダンナは張り切っています。

選手の顔が出来るだけ見えるようにと、比較的前の方に席を

見つけて座りました。ゴールのすぐ近くで、前半はシュマイケル

至近距離となる席。

スポルティングの応援歌が次々と流れ、場内の雰囲気を高めます。

場内は熱気と直射日光で暑い暑い。

「オレ、トイレ場所確かめるのも兼ねて行ってくんね。」と

ダンナが立ち上がり席を離れました。

突然オオーーー!と言う歓声がわき起こって拍手の嵐。

何が起きたかと思えば、キャプテンのヨールダノブがフィールドを

手を振りながら通過するところでした。

おおっ、ホンモノだあー。

パチパチパチという拍手はヨールダノブが去るまで続きました。

「盛り上がってるねえ。」と息子に言うと、

息子は「ウン。」と言ったきり固まっています。緊張してるのかな?

この時時間は6時くらい。

試合が終わって、8時半くらいだからその後はこのユニフォームの

まま近所の、私たちがスポルティングの熱烈ファンだと知っている

レストラン・ローマに行こうかな? タイミング的にちょうどいいし。

勝ってあそこに行けば気分いいだろうなぁ〜〜〜。

ダンナがビールと水を持って戻って来ました。

「長かったね。」

「いや、いろいろ見てきたんだ。おまえ、女子トイレの前もう列が

 出来てたぞ。」

「混んでるの?」

「中見てないから知らないけど、列出来てるんだからそうじゃない?」

「うわー、私ビール飲まないよ。」

そう言う会話の最中また場内にオオーと言う歓声。

パチパチパチ。

なんだ、今度は誰だろう?

と見てみれば、

きゃああああっ、シュマイケルだぁぁぁ〜〜〜!!!

シュッ、シュマイケルがそこにいるーーー。

シュマイケルが歩いてるぅぅぅぅ〜〜〜!!!

 

 そりゃあね、シュマイケルが歩くのは当たり前です。

人間なんだし。

でも、でもホンモノよっっ。

TVであれほど熱狂し応援し続けたシュマイケルが、

すぐそこにいるのですよっっ。

ああー、TVで見たときと同じくでっかいよー。

シュマイケルはフィールドの左右にいるスポルティンギスタの

ところに走り、手を振ってくれます。

ものすごい歓声と拍手。

ほらー、いい人じゃないの〜、シュマイケルー。

悪友ジョンは、シュマイケルが昔活躍していたころのイギリスの

マンチェスターユナイテッドが大嫌いで、

「シュマイケルは傲慢で冷たい男だ。」

ってボロクソにけなすんだけど、シュマイケルは優しそうだよ〜。

シュマイケルはフィールドでそのまま準備運動と練習を

始めました。うーー、こんな幸せがあっていいものでしょうか。

どうして私はカメラを持って来なかったのだ。

ビデオがあればズーム出来たし、練習の時だけでも撮れば

良かったよー。しくしく。

次来る時は双眼鏡を買わねば!!

息子は私の影響でシュマイケルの大ファンなので、興奮して

練習に見入っていました。

ああ、もうこれだけでもいいわ。

これだけでもここに来た価値があるわっっ。

(ってまだ試合始まってないって。)

 

(つづく)


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