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ポルトガル探しの旅5 マルヴァオンの夜
夕食の予約をしていたので急いでポウザーダに戻り、部屋に帰ってシャワーを浴び、それからレストランへ。
わーい、ポウザーダのレストランだ〜。
レストランは小綺麗で、窓の外に絶景が広がります。
「いい景色だねえ。」
「この景色がよくて、彼女はポウザーダNo.1って言ったのかな?」
レストランの女性も感じがよく、ここまでは良かったです・・・。
ダンナも私もスープはガスパッショ。
(ポルトガルではガスパッチョと言わずガスパッショと発音します。)
ダンナの料理はウサギの煮込み料理、私はCorvinaと言う白魚料理を
頼むことにしました。
レストランの女性がオーダーを取りに来ました。
ダンナが「えっと〜、デュアス(2つ)ガスパッショ。」
と言った後、なんと「BEM QUENTE」と言ってしまいました。
ベンケントェ(とっても熱く)って・・・・・
だっ、ダンナ〜、ガスパッショは、冷製スープだよ〜〜〜。
「なっ、ナオンナオンナオン〜〜〜!(違うっ)」と思わず叫んでしまい
ました。「違いますっ、冷たくていいんですっっ。」と言いましたが、
女性は困惑した顔で「ガスパッショは、冷たいスープのことですが。」
と追い打ちをかけます。
ダンナは私がびっくりして叫んだので、ちょっと慌てて、
「ええっ、じゃあ、一つはトマトのスープにして下さい。
あのー、とっても熱く・・・。」と言い直しました。
「トマトのスープが一つ、それにガスパッショが一つですね。」
「はい、あと、ウサギの煮込みと、彼女はCorvinaを。」
「かしこまりました。何を飲まれますか。」
「始めにビールを。それから、赤ワインを飲みます。」
「コルクは今抜いてよろしいですか。」
「お願いします。」
普段私たちがスープを頼む時には「スープは熱く作って下さい。」と
必ず言います。そう言わないと、がっかりするようなぬる〜いスープが
出てくるのがポルトガルのレストランの常だからです。
しかーし、ダンナあ。
ガスパッショが冷製スープだって知らなかったんかい?
「も〜、なんであんな恥ずかしいこと言うのー。」
「しょうがねえだろー。ガスパッショって冷たいのも熱いのもあると
思ったんだもん。」
「じゃあメニューに別にトマトのスープって書いてあるわけないでしょっ。
常識なさすぎー。今まで私さんざんあなたの前でガスパッショ頼んで
るのに。この間スザンナの家に夕食に行った時も、グラスに入って
ガスパッショ出て来たじゃないのー。覚えてないのっ?」
「そんな目くじら立てるなよー。ちょっとした間違いじゃんか。」
「もー。」
まあでも折角レストランに来ているんだし、楽しく食べようと言って
その話はそこで終わりました。息子は一人でペラペラ高い声で
しゃべっていて、「もちょっと小さな声で話してー。」と頼む度に
声を落とすのですが、隣りの隣りのテーブルにいる、イギリス人
らしき家族連れ(子供は大学生くらい)は、「なんでレストランに
子供を連れて来るんだ。」と言うイヤそ〜な目でジロジロこちらを
見ています。
ここはイギリスでなくてポルトガルなんだぞっっ。
レストランに子供を連れて来て何が悪いっっっ。
声が高いのは仕方ないじゃないかっっっ。
(しかもちゃんと注意してるぞっ。)
さて、私のスープはすぐに出て来たのですが、ダンナのスープが
なかなか出て来ません。
ガスパッショは美味しかったです。野菜のみじん切りの形を残した
トマトの冷製スープです。
私はスープを飲み終わってしまい、お皿が下げられてしまいました。
でもまだ来ない。
「あなたのスープ遅いね〜。」
「言ってみようかなあ。」
と、ダンナが言い始めたところで・・・・、
先ほどの女性がダンナのメインを持って来てしまいました。
がーん。
「トマトのスープが出てきてないよ。」と言うと
「トマトのスープはガスパッショですよ。もう来たでしょう。」と
最初は感じの良かったはずのその女性が言い放ちました。
「私はガスパッショ頼んで、私のガスパッショは来たけど
彼のトマトのスープは来ていないですよ。」と私が言うと、
えっ、と言う顔をして何も言わずに、慌ててダンナのメインの料理を
下げて厨房に向かいます。
「なんか、感じ悪いなあ。ちょっとショック。」とダンナは悲しげ。
すぐさまスープを持って来てくれたものの、失礼しましたの
一言もない上に、そのスープは激ぬるい味のないスープでした。
「ああ、まずいよこのスープ・・・。
だから念を押して熱くしてくれって言ったのにー。」
嘆きながらダンナが食べています。
「今からでも熱くしてくれって言ったら。」
「もういいよ。これ以上文句つけたくないし。
きっとさっきのメインもあのまままた出て来て冷たいんだ。
お前の食べてんの旨い?」
「うん、私のこのお魚はとても美味しいけど・・・。
あなた気の毒ーー。」
そしてその後出てきたダンナのそのメインは、まさしくスープを
運ぶ前に持って来たあのメインとまったく同じお皿でありました。
時間が経っているのですっかり冷えております。
おまけに最初にビールを頼んでしまった私たちに追加で頼んだ
ワインは開けたまま試飲もなくつぎにも来てくれず、ダンナの
ガッカリ度は更に深まります。
最初感じが良かった女性はスープの一件から、もう私たちの
テーブルには来なくなってしまいました。
「たった、こんな些細なことなのになあ。
なんだか、気持ち台無しになっちゃうんだよなあ。あー。」
「ポウザーダってこういう感じなのかな?」
「どうだろうね・・・・。」
夕食を終え、すっきりしない気持ちでレストランを出ました。
そして、部屋で我々を待ち受けていたのは更なるショック。
まあ、窓からハエが入るのは仕方ないにしても、
ベッドに横になったら、白い天井に黒いものがポツポツと2つ。
お昼にはいなかったのに・・・・。
「アレ・・・虫?」
「うわ、ここにもいるよ〜。」
ベッドの脇の白い壁にもポツポツと黒い点が。
「これ、小さいけどゴキブリじゃん。」
「ええっ。違う虫じゃなくて?」
「うん。間違いないよー。ゴキブリだー。」
直径5ミリ〜1センチくらいのその黒い虫は、数えてみたら
部屋の中に8匹いました。(T_T)
なんだかなあー、と侘びしい気持ちになってしまった。
ああ、これが私のポルトガル語の先生のフランシスカだったら、
しっかりクレームつけるんだろうなあ〜、そうすべきなんだろうなあー、
でももうレセプションに電話してクレームつける元気も勇気もなく・・・。
ゴキブリだけど、小さいさと、
見ないようにして電気を消して、眠りについたのであります。
ちょっとがっかりのマルヴァオンの夜でした・・・・。
(つづく)