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ポルトガル探しの旅6 トマールへ


  一夜明けてのマルヴァオン。

起きたら虫は消えていました。

山の朝は涼しく清々しく、思ったよりも霧もなく、気持ちよく

起きることが出来ました。

ビュッフェスタイルのポウザーダの朝食は美味しかったです。

こちらは何と言ってもやっぱりパンとハムとチーズがとても

美味しい。(朝食のソーセージは総じてぶにゅぶにゅなので

個人的にはあまり好きではありませんが・・・。)

シャワーを浴び荷物をまとめて、10時半にチェックアウト、

近場のポルタレグレを車で一周し、トマールに向かいます。

トマールは小さな可愛らしい町で、今回行くのは2度目。

 

 トマールには特別な思い出があります。

まだ語学学校に通いはじめて5ヶ月くらい経ったある日、先生の

フレデリコが「今日はビデオを見せるから、見ながらその内容を

書き留めて後でまとめなさい。」と言い、見せたビデオは

「ポルトガルの歴史」。

こちらではRTP国営放送で流している番組をまとめてビデオに

してシリーズにして販売しているものです。

その時はトマールで有名なテンプル騎士団というものに関するビデオを

流したのですが、ポルトガルの歴史など全く知らず、テンプル

騎士団の存在すら知らず、出てくる何種類もの聖職者階級の単語は

全く理解出来ず、頻繁に出てきた単語"Templarios"の意味は

「お寺のテンプル?」などとまったくとんちんかんなことを

考えながら見ていて、ビデオの中味はほとんどゼロに

等しいほど理解出来なかったのでした。

しかし同級生のアルゼンチン人メルセデスはほとんど100%に近い

ほど内容を完璧にその場で理解し、スラスラスラスラスラと

ノートに内容を書き留めていました。

授業中に理解出来なかったそのビデオを、その後こっそりと

買って自宅で何回も何回も、それこそ30回くらい繰り返し見たの

ですが、余りの難しさにそれでも理解出来ず、しまいには

メルセデスに泣きついて解説して貰いました・・・。

解説して貰っても分からなかったっけ。悲しかった・・・。

そのテンプル騎士団由来の街トマール。

当時、テンプル騎士団のことを知りたくて、トマールの資料を

友達に頼んで貰ったり、本を買ったり、しまいには行ってみたり

しましたが・・・・。前回行った時は雨ふりで、行ってはみたものの

薄暗く、泊まりもせず車で一周しただけと言う寂しい訪問だったの

です。

 

 小さく地図も簡単なところなのにホテルはなかなか見つかりません。

ここではガイドブック「個人旅行」に掲載されている

「カヴァレイロス・デ・クリスト」と言う宿を取ってありました。

今回の宿はダンナの同僚の女性のお勧めポウザーダに、個人旅行で

「カップルでぜひ」と書いてあるところを絡めると言う宿の取り方

です。ホントは一般にステキと言われているトゥーリズモ・

アビタサオンを取ろうとも思ったのですが、ガイドは買ったものの

選択肢は多いし、値段も書いてなかったので、結局お手軽な方向で

個人旅行に頼ってしまったのでした・・・。

車を降りておまわりさんに場所を聞くと「すぐそこだよ。」。

ダンナは駐車場所がないのでトマールのその近辺をぐるぐると回って

運転しつつ待つことにし、私はその宿に行って駐車場所はどこに

したらいいか聞くことにしました。

12時半くらいでまだチェックインには早い時間だったのですが、

受付の女性はメッチャ感じが良く、一緒にいた関係者らしい人がその

宿の前の自分の駐車スペースをあけて譲ってくれました。

受付の女性が息子をからかいながら部屋に案内してくれます。

通された部屋は前日のポウザーダよりもずっと小さかったのですが、

インテリアが可愛く、こぢんまりとして落ち着いていました。

何よりホントに感じのいいミニホテルです。

 

「この辺で美味しいレストランはありますか?」と聞くと

火曜日のレストランはろくなところがないけど、と言いながら

「まあ悪くはないわよ。」と教えてくれたすぐ近くのレストラン。

そこのおじさんはとても感じが良く、お料理もそんなに悪くは

ありませんでした。私はPato Estufado com Laranja(アヒルの

蒸し焼きオレンジ添え)、ダンナはRobalinho Grelhado

(スズキの網焼き)を食べました。

隣りのテーブルのおじさんが頼んでいたプリンが大きいのに

びっくりして、写真を撮ろうと思い頼んだらもう売りつくして

半分しかない、と言います。

それでもいい、と頼んで出て来たそれは半分でも大きかった・・・。

でも食べてみて納得しました。

プリンが大きいのは、メレンゲで出来ているらしく、食べてみても

フワフワな口当たりで全然重くないのです。

Pudim Molotuと言うプリンで、甘いモノが苦手な私でも食べられ

ました。(その後他のレストランでもPudim Molotufなど綴りが

違っていても時々見かけます。でも料理本にレシピはないの。

別にポルトガルのプリンってわけではないのかな?)

 

 トマールは小さく美しく緑に溢れる街です。

キリスト修道院は荘厳で大きかった。

歴史の重みを感じます。

「修道院や教会はたくさん見たけど、ここはすごいねえ。」

「周りの景色もとても綺麗だもんね。」

中をぐるりと回り階段をのぼり、上から見下ろすトマールの

風景はとても美しく、しばらく見とれていました。

それでも子連れの悲しさ、「なんかのみたいー。」と騒ぐ息子を

なだめつつ、後ろ髪を引かれる思いでキリスト修道院を後に

しました。

  

(つづく)


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