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ポルトガル探しの旅17 仔豚大好きメアリャーダ
山の朝は清々しいです。8時半頃起きて、朝食を食べにレストランに向かいます。
パンの種類が豊富で小さなクロワッサンやジャムの入った
パイなど、上品で美味しい。
玉子がないのが残念でしたが、それでも満足の朝食でした。
昨日の(英語対応のほうの)女の子に塗り絵を見せながら、
息子がサッカーの話をしています。
ラッキーなことに彼女もスポルティングのファンで話が
盛り上がりました。
チェックアウト。
「楽しかったです。いいポウザーダですね。」と言うと受付の女性は
にっこりとして「どうもありがとう。またお越し下さいね。」と
言いました。
荷物を車に積み込んでから、モンサント名物のおみやげはないかなと
近くを少し歩きましたが、開いているお土産もの屋さんは一軒だけで
しかも欲しいものが見あたらなかったので、買い物は諦め次の場所へ。
今日の目的地はコインブラ。
お昼ごはんはコインブラよりちょっと北にある、仔豚焼きで有名な
メアリャーダに行こうと言うことになっていました。
ウチのダンナは仔豚焼きが大好物。
パリパリの皮と肉の間のトロトロの脂肪がもう美味しくてたまらない
そうで(そんなもんが好きだから太るんだ)、前日のお昼でタイ料理か
仔豚かどっちか、と言うときにタイ料理を譲ってくれたので、
食べたい気持ちが募っているらしく、ダンナの頭の中にはもう仔豚の
ことしかありませんでした。
「どうやってメアリャーダに行く?」
「うんとねー、カステロ・ブランコから昨日のルートを戻るのと、
もしくはカステロ・ブランコからグアルダのほうを通って
コインブラ方面に行くのと、あと横を突っ切って行くのと・・・。
地図上の最短距離を行くか、広い道路を大回りして行くか、
どっちがいい?」
「どっちでもいいよ。」
「じゃあ、景色見ながら最短距離で行こうか。」
しかし、これは間違いでした。
急がば回れ、と言われるように、違うルートを選ぶべきだったのでした・・・。
モンサントを出たのは10時半頃。
セラ・エストレラを突っ切るルートで仔豚のメアリャーダを目指します。
途中で羊やらヤギやらを見ながら、最初はのどかな農場風景だったの
ですが、途中から山道に入りました。
舗装はされているのだけどともかく道が狭くてカーブが多い。
スピードは出せません。
えんえん、いろは坂状態が続きます。
ダンナは
「うわー、まだ終わらないのか。梅干しくれー。気分変えたい。」と
ぼやきながら運転しています。
このルート・・・運転が好きな人、景色をずっと眺めるのが好きな人には
いいのかもしれないけど、ウチ向きじゃないなあー。
結局細〜い山道を延々と2時間半も走るハメになってしまいました。
運転手の労力を考えたら、今後は極力山道は避けよう、という
いい教訓となりました・・・。
長い山道をやっと抜けた時はもう1時。
広い道路に出たダンナは「これこれ、こういう道路じゃなきゃ〜。」と
一気にアクセルを踏みます。
彼の頭の中にはもう仔豚しかありません。
「ちょっと、あんまりスピード出さないでよ。恐いからー。」と
言うと
「わかってるって。」
と言いながらまたアクセルを踏みます。
メアリャーダは、こちらではレイタオン・アッサードと言われる
子豚焼きでとても有名なところですが、日本のガイドブックにはなぜか
余り紹介されていないようです。
IC2と言う国道?はメアリャーダのゾーンに入ると道路の両側に
豚が串に刺されて焼かれている看板が続きます。
「おお〜、着いたぁ〜。夢にまで見た仔ぶたぁ〜。」
「よっぽど、好きなんだねえ。」
「どこに入る?」
「行ったことがないレストランがいいなあー。」
時は既に1時20分。
この時間帯はポルトガルの昼食時間なので、通常レストランに入るのは
とても大変です。メアリャーダは仔豚が売り物のレストラン街ですから
入るのは大変だなあ、と思っていました。
「あっ、あそこの駐車場、今空いたからあそこに入ろう。」
と、ダンナは突然一軒のレストランの前で曲がり、車を駐車させました。
「ブタブタこぶた〜、おまえにきめた〜、ぶぅー。」
「ふっ、古すぎー。」(年がばれるー。)
レストランの中はちょっと薄暗かったです。
席はありました。
店内は奥行きが広く、テーブルは半分くらい空いていました。
それでも店員さんはバタバタと忙しげです。
「空いてるね。」
「うん、座れて良かった。」
今まで行ったレイタオンの店は、レイタオンのメニューに
「Leitao1キロ、いくら」と言う表示と「Leitao Dose」と言う表示が
ありましDose(1.5人前)と言うのを頼むと、サラダとポテトチップが
セットになって出て来るのです。
Doseを二つと、スープ頼みました。
「スープは熱くしてね。」
「はいはい。」
私はレイタオンは嫌いではありませんが、ウチのダンナのように
「レイタオン・アッサード」と聞いただけでハッハッとヨダレを
垂らすと言うほどではありません。
と言うより重いので飽きてしまい、立て続けに食べる気にはとても
なれないのです。
スープが出てきました。
ぬるいです。(^^;)
熱くしてくれ、と言いたかったのですが、忙しそうだしもういいやと
そのまま我慢して飲みました。
レイタオンが出て来ました。
「うめ〜。」
「そんなに美味しい?」
「うめ〜、うめ〜。でもこの間入ったレストランのが美味しかった
かもしんない。それでもンマイ〜。」
「ここ、この時間にしては空いてるもんねえ。」
ダンナはアッと言う間にペロリと一皿たいらげてしまいました。
私は一皿を息子と2人で分けて食べていましたが、それでもなんだか
ウッと言う感じです。
「オレ、も一個喰ってもいいかな。」
「どうぞー、よく食べられるねえ。」
「すいませ〜ん、レイタオンだけ、もう一皿。」
追加のレイタオンが来て、ダンナは舌鼓を打ちます。
「これこれ、この皮と肉の間の、半透明に溶けた脂肪のトロトロ、
これがンマイんだよなぁ〜〜〜。」
その顔はもう幸せいっぱい。
彼のすごいところは、レイタオンだけひたすら食べるところ。
付け合わせのサラダやポテトチップには見向きもせず、ひたすら
仔豚のみ胃袋に落として行くのであります。
「サラダでさー、
さっぱりさせながら食べたほうが美味しいんでないの?」
「いんや、他のなんにもいらん。豚さえあればそれでいい。
ああ、んめー。 すいませ〜ん、レイタオンだけ、もう一皿〜。」
まっ、まだ喰うんかっっっ!?
(つづく)