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【北部旅行】バルセロス


さてさて木曜日。

木曜日にはバルセロスというところで毎週露天市があります。

今回の旅行の目玉の一つです。

しかし、お天気は今ひとつ。小雨も降っちゃってる。

「これで本当に市が立つのかなあ。」と思いつつホテルのフロント

で聞けば「小雨だし、大丈夫だよ。」とのこと。

(このホテルのフロントもすご〜く親切)

車でバルセロスに向かいます。

高速で表示があるので、難なくバルセロスに11時に到着。

しかし、到着してびっくり。すごい路上駐車なのです。しかも二重駐車の車だ

らけ〜。リスボンも酷いけど、こんな酷い駐車状況を見るのは初めて。車を停

めようにもスペースがどこにもありません。

駐車したがっている車だらけで、身動きも出来ない状況です。

スペース探しで車でさまようこと2時間。(^^;)

バルセロスの市での教訓。

「車で出かけるのはやめよう」

 

なんたって朝ごはんを食べていない。

バルセロスで朝食兼昼食をとる予定で出かけて来ているし、こんなになるとは

思っていなかったため、オヤツも持って来ていません。

出がけに、昨日メーザ・アンティガからテイクアウトしたパンを持って来よう

かとも思ったのですが、まあすぐにごはんだしいっか、と、持って来なかった

のも失敗でした。

息子は「なんかたべたいー。」って叫んでいるし、もう泣きたくなりました。

もう帰ろうよ、と言う私にダンナは意地でも市を見に行く、と言い、ちょっと

険悪なムードになりかけた頃やっとスペースを発見! 

もうお腹がペコペコです。

「タヴェルナ」という名の大衆食堂っぽい店が目についたので食堂なのに

「食べるな」って面白いね、などと言いつつ入りました。

もうこれがまたボロボロのお店なのです。テーブルは傾いてるし、椅子も

ガタガタ。しかーし、美味しかった。しかも安い。

100esc.のスープは初めてです。普通は250esc.くらいだもん。

でも美味しいー。

味付けごはんも美味しかった。

パンに、バカリャウ(干しダラ)のフライと、サラダと、豚の腰肉焼きを頼んで、

ビール2本とコーラとスープで、なんと2000esc.以下でした。ひゃ〜。こんな

安い食事って初めてだわ〜。

しかも、お店の女の子がとても可愛くて感じがいいのです。

 

バルセロスの市はとても賑わっていました。

もうゴチャゴチャのグチャグチャ。

品物によってエリアが分かれています。

果物は果物、衣料は衣料、置物は置物などなど。

安いんだかなんだかよく分からないけど、ここではやはりガロ(ポルトガルの

幸運のシンボルである、鶏の置物)が買いだと思い、2500esc.也で特大ガロを

購入〜。ガロはずっと欲しかったので、買ってよかったー。

 

しかし、ウサギや鶏や、アヒルが売られているのはちょっとやっ

ぱり食用なので可哀想・・・。(前日食べてたくせに何言ってる)

Arroz de Patoというお料理は鴨ごはんかアヒルごはんか、今までちょっと疑

問だったのですが、どうやらアヒルごはんのようです。

白いアヒルちゃんが、首を並べて売られている姿は哀れー。

子アヒルはさらに哀れー。

みんな食べられてしまうのね。

 

 <閑話休題でガロの話>

 

 きーみとよっくー・・・・・

 

の、あのガロではなく(我ながら古い)、前回書き込みしたポルトガルの幸運の

シンボルである黒ベースのカラフルな鶏ガロのことです。赤いトサカが印象的。

ガロ伝説というのがありますので、それをご紹介致しますです。

 

*****

 

その昔、巡礼の男がスペイン北西部にあるガリシア地方の生地サンティアゴ・

ド・コンポステラに詣でる途中にバルセロスを通りかかった。その頃街では窃

盗事件が相次いでおり、巡礼男はあらぬ疑いをかけられて窃盗犯として処刑さ

れることになってしまった。無実の巡礼男はサンチャゴ(聖ヤコブ)の加護を祈

った。そして、「刑が執行される前にもう一度裁判官に会わせてくれ」と頼み

込んで、裁判官の家まで赴いたのだった。そのとき、裁判官は友人らとともに

ローストチキンの食卓を囲んでいた。巡礼男は裁判官に向かってこう言った。

「私が無実である証拠に、その雄鶏が鳴くであろう。」

 

 そう宣言した巡礼男を裁判官は一笑に付すが、まさに刑が執行されようとし

たそのとき、丸焼きの雄鶏が立ち上がり、声高らかに鳴いたのだった。奇跡を

目撃した裁判官は、刑の執行をすぐ止めさせて、巡礼男を解放した。

 

 無事に聖地への旅を終え、巡礼男はバルセロスの地に戻り、聖母マリアとサ

ンチャゴに捧げる石の十字架を立てた。

それは、現在、考古学博物館に「雄鶏の男の十字架」として残っている。

(昭文社 「個人旅行ポルトガル」より)

 

*****

 

ローストチキンが立ち上がって鳴くか〜?

絶対ウソだ〜、と、大笑いしながら、バルセロスに向かった私たちであります。

 

でもガロの置物は買っちゃった。

だって、カワイイんだもん。

(最初見た時は、何だこの変な鶏は、と思ったけど、今では目が慣れた。)

買った当初は、外に出かける時に息子が「じゃあ、いってくるね、ニワトリ、

ばいばい。」帰った時も息子が「ただいま、ニワトリ。」と話しかけていて、

なんだかおかしかったのですが、幸運のシンボル巨大ガロは、買ったその1週

間後に、部屋をかけずりまわる息子によって見事に破壊されてしまったの

でした。ああ。(T_T)

 

我が家の幸福のため、次回はセトモノでなく鉄製のガロを買おうと今では心に

決めております。


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