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■ホーチミン市民について
ベトナム人の一般の生活はそれぞれの社会的な地位などによって少しずつ違いますが、ごく普通の生活としては、朝7時にホンダにまたがって会社へ出勤して夕方4時半には仕事を終えて家に帰ります。奥さんが働いている場合はご主人が会社まで迎えに行くことも多いです。
夕方から夜にかけてが彼らの活躍の時間となります。女性の一番の楽しみはショッピングですが、夕方から夜にかけてがそんな働く女性の買い物の時間となります。男性の場合は家に帰って食事をして家族と過ごすことが多いようです。週に何度かビア・ホイに行く人もいますが、奥さんから止められていてなかなか行けないという人も多いのです。ビア・ホイはベトナムの労働者が安心して幾らでもビールを飲める場所です。日本人にとっては少し薄目のビールなので物足りないかもしれませんが、その分幾らでもいけるのでお酒のみにとっては楽しいかもしれません。
そのほかに多い夜の過ごし方は、英語やビジネスの学校に通うことです。私の知り合いのベトナム人で大卒の人の7割は夜の時間を利用してキャリアアップの為に学校へ行っています。





1)普段の楽しみ:
ベトナム人の間で、初めての人と会って話すときに、一番はじめにする話しは、家族の話題です。たいがい、自分の家族の自慢や、自分の家族や親戚の仕事の話しをします。そして、お酒などが入ってくると、男性の場合は夜の遊び場所や、賭け事などの話しになってきます。
ベトナムでは、賭け事は法律で禁止されていますが、ベトナム人で賭け事をしないものはいません。ポピュラーな賭け事は、トランプの賭けです。そしてマージャンなども男性の間ではよく行なわれています。(マージャンパイは日本のものより一回り大きくなっています)。中国将棋で賭けをすることもよくあります。よく通りを歩いていると、中国将棋の盤をだして勝負をしている姿を見かけることがあります。このような賭けは、大金を賭けるというようなことはなくて、ほんのこづかいていどのものです。
ベトナム人に人気のあるサッカーも賭け事の対象になっています。大きなゲームでは掛け金も大きくなり、大負けする人や、大金を手に入れる人も出てきます。
道を歩いていて、日本の羽子板の羽のようなものを足で蹴り上げて、相手にトスをしてゆくゲームをしているのを見かけますが、これは、ベトナムの伝統的なゲームです。しかしながら、最近ではサッカーボールをけっている姿にとってかわってきているようです。
ベトナムのサッカーは10年くらい前の日本のプロ野球くらいの大人気になっています。この人気は、賭け事とは別の次元で、自分のひいきのチームを応援することが大好きなベトナム人の気質をとらえているスポーツなのだと思います。また東南アジアのあいだで行なわれる、サッカーの国際試合では、ベトナムは結構いい成績をのこしていて、これもまたベトナム人の自尊心と愛国心に火をつけているのだと思います。
またほかに、ベトナム人のあいだで人気のスポーツにビリヤードがあります。1時間1〜2ドルの料金を支払ってビリヤード台をかります。娯楽のすくないベトナムでは子供をはじめ若者に人気のあるゲームです。私はポケットのついた台でよく遊んでいましたが、ベトナムではクッション台が主流のようでした。ビリヤードをする人にはわかると思いますが、ポケットよりもクッションが主流ということは、それだけ上級者が多い、または技巧者が多いと言うことになります。



2)休日の楽しみ  
ダムセン公園:日本語では蓮の池という名の、大きな池を中心とした遊園地です。テト休暇などは家族づれでにぎわいます。日曜祭日は歌手のステージ等を楽しめます。遊園地の施設はごく粗末なものしかありません。期待はしないで下さい。

◆タンダ:ビンタン地区タンダはその昔南ベトナム政府の保養場所として開発された地区です。川に囲まれた三角州地帯で、サイゴンツーリストの公園があります。テニスコートや釣り堀、民族衣装のショーを見ながら食事を取るレストランがあります。(サイゴンツーリストに申し込めば1000円位です)
ベトナム人はそのそばにある釣り堀付きのレストランで魚料理を楽しみます。象の鼻という名前の淡水魚を油で揚げたものが人気あります。また、その魚を借りた釣り竿で釣ることが出来ます。餌はなんとバナナです(しかし良く釣れます)タンダのもうひとつの名物はチャオビットというアヒルのお粥です。毎日千人以上のベトナム人が夕方になるとチャオビットを食べにタンダに集まります。少し汚い器を我慢すればそのアヒルの出汁がきいて日本人にも美味しくいただけます。

◆ウォーターパーク:トゥードゥックにある大型のプール遊園地。昨年オープンしたのですが、投資はオーストラリア人。彼ははじめは成功するかどうか、非常に心配だったそうです。入場料はベトナム人にしては高額な3ドルだったので、ひょっとしたら誰も来ないのではないかと思っていたそうです。しかし開けてびっくり、毎週土日はベトナム人でごったがえして、一年で投資の元を回収したそうです。ここには波の出るプール、流れるプール特大の滑り台などがあり、娯楽に飢えているベトナム人にとっては最高の遊び場所になったようです。

◆競馬場:市内からタクシーで30分位の所にあり、週末にはオープンしているようです。単勝複式で100円と200円の馬券を買って勝負をします。馬が驚くほど小さくて騎手もそれに合わせて子供が乗っています。私は一日過ごしましたが残念ながら勝つことは出来ませんでした。勝負師の方は是非ベトナム語の通訳を連れて、競馬新聞を片手に挑戦してみて下さい。ちなみに大変あついのでビールの飲み過ぎと日射病には注意して下さい。
 
◆パーティー:とにかくベトナムではパーティーが多いのです。結婚式、誕生日、法事、友人が海外へ行く、または帰る時にもパーティーをします。何にもないときには食事会があったりします。とにかく仲間を呼んで家の中や外で食事をするのが楽しみになっているのです。
例えば子供の誕生日があります。とりあえず親戚の中で気の利いたメンバーが集められます。お菓子や文房具などのプレゼントを持って三々五々招かれた家に集まります。女性たちはおしゃべりをしながら料理の手伝いをします。男性は為すすべもなくタバコなどを勧めたり勧められたりしながら、料理が出来るまでじっと待ちます。子供は子供たちで好きなことをして遊んでいます。おもむろに誰かがカメラなどを取り出して記念写真を取り始めます。記念写真はベトナム人の有力な娯楽の一つです。その間に誰かがビールを持ってきて男たちは作りかけの料理の素材でビールを飲み始めるのです。料理が出来上がると、一同そろって食べ始めます。ベトナム人の声は大きいのですが、大勢で話し始めると相当な騒がしさになります。彼らは話すことがとにかく大好きなのです。たっぷり食べて、たっぷり飲んで、話も充分済んだところで、ぼつぼつと引き上げにかかります。もちろん残った料理は、それぞれビニールに入れて持ち帰ります。

◆ブンタウ:ホーチミン市から車で2時間。ここは東京で言う江ノ島三浦海岸に当たります。高速フェリーを使えば1時間半なのですが、往復20ドルと高額なのでベトナム人は12人乗りのワゴンを借りきって家族や友人と共に出かけます。ビーチでは江ノ島同様ビーチパラソルがいくつも並び、海で泳ぐ人々や物売りでごった返します。江ノ島と違うのは寝そべって肌を焼く人がいないことです。もともと焼けているので誰も日焼けするのを厭うからでしょう。


3)夜の楽しみ 
ドンコイ通りにあるフンセンホテルの一階にあるバーで、友達になったバーテンダーに、奥さんと結婚したなれそめを聞いて、いつも酒のつまみにしていました。彼の奥さんはトゥードゥックというホーチミン郊外の町で美容師をしていたそうです。今もそこで働いています。私の興味は「ベトナム人のデートっていつも何処に行って何をしているの?」ということでした。彼曰く「お互いの家に行って楽しむ。時々そとで食事をするだけ。」ということでしたが、よくよく聞いてみると、ホンダに乗って街を走り回っていることが、デートの楽しみの一つのようでした。「それじゃあ街を走り回ってからカフェに寄ったりして楽しむんだ」と言ったところ「ベトナム人はお金がないからホンダに乗って走り回るだけ。」とのことでした。サイゴン川沿いにあるカフェに、ベトナム人のカップルがよくお茶を飲んでいますが、走り回っているホンダの多くは目的地無しに走っているようです。そして時々きれいな景色やビル等があるとホンダを止めて風景を楽しみます。タンソンニャット空港はそんなおこずかいのない恋人たちの憩いの場になっています。夜空港の道路を通ると、何十組ものカップルがホンダを止めてたたずんでいます。

もうひとつの楽しみは、ライブハウスでのコンサートを楽しむことです。最近では沢山のライブハウスができて、ホーチミン市民も音楽を楽しむことが多くなってきたようです。
多くのライブハウスのシステムは、入り口で2〜4ドル払って入場し、そのチケットと引き換えに飲み物を受け取って席につく方法になっています。べつのシステムでは、単純に飲み物を頼めばその代金に入場料が含まれているというものがあります。
このごろでは、日本人のお客さんも増えて、ベトナム人の有名な歌手のファンになっている人もいるようです。


 


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